世界一周に興味がある方向けの記事です。2回の世界一周経験を経て、よく聞かれる質問をベースに、世界一周について解説します。
筆者の世界一周経験
2010年と2014年に世界一周をしました。世界一周目の時は大学3年生で、バックパッカーの貧乏旅行でした。二周目は株式会社TABIPPOを起業した直後で、企画で世界一周をしました。
TABIPPOは世界一周経験者3人で創業した会社で、友人も旅行好きが多いので100人くらい世界一周経験者がいます。
世界一周とは?定義はなに?
世界一周の定義としては、世界一周専門の旅行会社「世界一周堂」による、太平洋と大西洋を横断して一筆書きで出発地点に戻ってくること、が用いられることが多いです。
そのため、
- 日本(または出発地点)に一時帰国を繰り返しながら世界一周
- 日本から西へヨーロッパまで行き、大西洋を横断せずに、北米へ行く
- 日本から北極へ。北極から南極、そして日本へと南北に旅行をする
などは定義上では世界一周ではありません。ただし、あくまでもご紹介した定義では、という条件での話であり、認定機関があるわけでもないので、自分の思う「世界一周」を世界一周と呼んでいます。
世界一周ってすべての国を訪れること?
世界一周はすべての国を訪れることではないです。実はすべての国という定義も曖昧で
- 国連加盟国193ヶ国
- +加盟国ではないが日本が承認している4ヶ国(バチカン、コソボ、クック諸島、ニウエ)
- 東京オリンピック参加国・地域数205(IOCコード)
- 国名コードが割り振られている数249(ISO 3166-1コード)
などが国の数え方として考えられます。特に国家としての承認・非承認の部分が国際関係によって異なります(例:台湾やパレスチナなど)。
いずれにしても世界一周とすべての国に訪れることは別の定義です。
地球一周と世界一周は違うの?
地球一周で思い浮かぶのは、地球一周の船旅「ピースボート」や地球一周無期限の旅「あいのり」などです。一般的な旅行者は地球一周ではなく、世界一周を用いることが多いです。
世界一周の手段は?陸路で行くの?
多くの世界一周は飛行機を中心として、電車やバス、船などを利用します。しかし、少数派ですが
- 自転車で世界一周(チャリダー)
- バイクや車で世界一周
- 飛行機を使わずに陸路と海路のみで世界一周
などのケースもあります。
世界一周の費用はいくら?
1年間で、バックパッカースタイルの世界一周の場合は150万円〜200万円ほどが相場です。
- 宿泊場所はホステルを中心にドミトリーに泊まる
- 食事はできるだけ自炊して節約
- 航空券は安くなるようにルートを決める
バックパッカースタイル=いわゆる節約旅行ですが、徐々に航空券が安くなってきているので、現代はとても旅行しやすいです。
» 参考:会社員が安い航空券を取る5つの裏技【裏へ回る】
世界一周の日数はどれくらい?
- 超短期で世界一周:14日間
- 夏休みや春休みを利用して世界一周:60日間
- 大学を休学して世界一周:365日間
- 自転車で世界一周:5年〜10年
主な世界一周の日数はこちらです。多数派となると半年〜1年間ぐらいで世界一周している人が多く、1年を超えると「長いなぁ」と言われます。
僕の場合は世界一周目が365日間、二周目が90日間でした。
世界一周で訪れる国数は?
1年間の世界一周であれば30ヶ国〜50ヶ国ぐらいが平均です。多くて100ヶ国、少なくて10ヶ国の世界一周経験者と出会ったことがあります。
ヨーロッパやアフリカは国数が多く、北米や南米は国数が少ないので、旅のスタイルと長く滞在した地域によって差が出ます。
世界一周して何が変わった?
世界一周を経験して、もっと多くの場所を訪れたくなりました。世界一周前は「一年くらい旅をしたら満足するかな?」と考えていましたが、自分なりの世界地図ができはじめると、地図を広くしていくのが何よりも楽しくなりました。
あとは、世界中にはさまざまな人と仕事があるので、日本でうまくいかなかったら別の国に移動してリセットできるなぁと気が楽になったことも覚えています。
日本に住んで、日本人に囲まれて生活していると、少し窮屈な気持ちになることがありますが、世界は想像していたよりもカオスで、何でもありだったので、無秩序さに救われた感じです。
まとめ
世界一周の定義からスタートして、よくある質問に回答しました。関連する内容としては、旅人・バックパッカー用語とか面白いですよ。
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