「どうすれば旅をしながら仕事ができるか」を考えてWebメディアTABIPPO.NETを運営するTABIPPO編集部のルールを作りました。友人たちと一緒に起業した「TABIPPO」という会社は、メンバーが全員旅人です。
であれば、組織や勤怠のルールも、旅人社員達が旅を続けられるように、旅をすることが社内でポジティブになるように、仕組みを作りました。
旅する休暇
TABIPPOにおいて旅に関する休暇は強く、チーム内ではぜひ取るようにと奨励されています。本来、旅でもドラクエのためでも、休暇なのですから時間の使い方は当人の好きにするべきで、休暇の理由を出す必要はないです。
その上でさらに、旅する休暇は自由に取得でき、評価される制度です。わかりやすく「TABIPPOでは旅の休みの方が冠婚葬祭より優先されます。
旅するオフィス
渋谷にオフィスがありますが、出社するかどうかは本人の自由です。子供がいるメンバーは在宅勤務したり、台風来るので家にいます!とか様々。エンジニア留学中は旅するオフィスとして、セブ島で働いていました。
参考:フィリピンでのエンジニア留学から1年。やっぱり行ってみて最高に正解だった。
副業、ダブルワーク、トリプルワークOK
TABIPPO以外でも連載や編集、その他色々な仕事をしていることはOKです。むしろ、ダブル、トリプルワークのメンバーがいた方がチームとしては強くなると考えています。
出戻り歓迎
世界一周やワーホリ、留学など様々な夢を持ったメンバーが多いため、編集部を辞めても出戻りすることを歓迎しています。海外から帰って来てもすぐに職があって、収入が見込めれば思い切って挑戦できますよね。
他にもブログで月に数万円稼いでいたり、プログラミングなどの技術があったり、国家資格があれば、いざという時は、手元の仕事を頑張ればいいか!と安心材料になります。
参考:海外旅行と仕事を両立する完全ガイド | まずは旅行しながら月5万円を稼ぐ【47記事で解説】
タイムカードなし
メンバーの労働時間や出退勤時間は管理されていません。タイムカード無くても仕事はできます。土日に働いて平日を休みにするメンバーもいれば、遅めに来て遅くまで仕事をしている人もいます。
仕事時間を管理していないとサボる人がいるんじゃないの?と聞かれることがありますが、むしろ逆です。リモートワーク推奨でタイムカードがないと、ついつい仕事の成果を労働時間でカバーしようとして働きすぎる方が心配です。
旅する会議
旅するオフィスを実行する以上、会議もリモートで参加OKです。appear使うか、回線が弱い時は資料見ながらLINE通話で話します。また、毎週や隔週で設定されている会議も、アジェンダなければどんどん飛ばされます。
旅する編集部
1泊2日以上の長さでは実現していませんが、川崎のオンザマークスで仕事したり、埼玉のお風呂カフェ行ったり、浅草のnuiで突発的に仕事していました。
2017年からは、秋田県の大館市でリモートワークしたり、キャンピングカーでアメリカ横断したり、オーストラリア縦断したりと規模が拡大していきました。初めは僕の趣味でスタートしたプロジェクトでしたが、徐々にクライアントにもスポンサードしてもらえるようになったので、とても嬉しいです。
電話しない
明文化しているわけではありませんが、部内風土として、緊急時以外に電話することはないです。基本はslackで、やや急ぎの時はslackとLINEで同時に連絡がきます。
編集長がだいたい旅している
制度でもルールでもありませんが、隙あらば旅に行きます。編集部を立ち上げた頃は「やっぱ責任者がオフィスにいないとみんな不便だよな…」と気にして、あと仕事が終わらなくて平日も土日もずっとオフィスにいたんだけど、セブ島へエンジニア留学したらチームが最高成績だったので、自意識過剰だと思い知りました。
編集長がいても、いなくても普段通りにメディアが運営されて結果が出せるチームやシステムを作ることは、寂しいですが大切な仕事です。世代交代がいつ来ても対応できるように。
今回の記事は以上です。TABIPPO編集部の非常識な9つのルールを読んで、編集部メンバーとして働くことに興味を持っていただいたら、ぜひ下記のリンクから詳細をご覧ください。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?