イベントの設計と集客に悩んでいる方向けの記事です。最初のステップとして、30人満席を目指すために必要なものを解説しました。
なお、イベントは日時と場所が決まっている商品なので、PRの対象としては難易度が高いです。
そのため、イベントを開催しても、4,5人しか集まらなくてガッカリすることも。イベントやってる人は誰しも経験があるんじゃないですかね。僕もです。
特にイベントをはじめたばかりの頃はリピーターも少ないので、テーマが同じでも季節や日程などが少し違うだけで大きく結果が変わったりします。
しかし、やりきった上での失敗は次に繋がります。後悔を残さないように、イベント開催においてやるべきことはすべてやりましょう。
全体的に解説するので、全部やればOKです。
世界で1つのイベントを作る
満席にするために、世界で1つのイベントを企画しましょう。そんなの無理だ!と思ったかもしれませんが、イベントに含まれる様々な要素をうまく組み合わせることで、世界で唯一のイベントは実現できます。
イベントの中核となる要素はこちらの6つです。
・テーマ
・参加費
・日時
・開催場所
・参加者
・ゲスト
例えば、僕が企画した「20代を旅するように働くための準備学」なら
・テーマ:旅と仕事
・参加者:20代向け
・ゲスト:起業家×インスタグラマー×編集長
という3つで差別化をして、世界で唯一のイベントにしました。
イベントの競合は他のイベントではありません。余暇時間(仕事や家事以外の自由な時間)にできるすべてのこと、です。
家で見るNetflixや恋人とのデートよりも優先されるイベントを作るために、設計に力を入れましょう。
イベント参加後のゴールを明確にする(アウトプット重視)
あなたのイベントに参加する理由作りとして、イベント参加後のゴールをはっきりさせるのは有効です。
仕事へのモチベーションが高まります!などの、精神的なゴールも悪くありませんが、手元に残るアウトプットがあればより分かりやすくなります。
「人生でやりたい100のリストのワークショップ」を開催する時は、イベント時間内に人生でやりたい100のリストを完成する、ことに集中します。
イベント終了時に、目標としていたアウトプットがあるかどうかで参加者の満足度が大きく変わるからです。
ゲストに頼らず、ゲストとテーマの掛け合わせ
大物ゲストがいれば、イベントは満席!にならないこともあります。イベント出演が少ないゲストであれば、ゲスト見たさにファンの方が集まることもありますが、出演イベントが多ければファンも分散します。
また、東京以外でイベントを開催する場合は、インターネット上の知名度が現地の知名度と一致しないことに注意です。
九州でTRANSITの編集長がイベントを開催した時に「九州だと、TRANSITファンの人も少なくて。あまり人が集まらなかったです」と話していたのを見て、東京とのギャップを感じました。人口の差もありますが、興味関心の持ち方が違います。
開催日程が妥当
参加者がイベントに参加できる(間に合う)日付や時間が必須です。
会社員の場合は、平日なら早くて19時以降、できれば19時半以降を開始にして、月末や年末などの業務が忙しくなりやすい日程は避けます。
また、年末年始は忘年会や新年会が多いので、会社員は参加しづらくなります。
遅くとも開催日の1ヶ月前にはリリース
イベントの情報を公開するタイミングは遅くとも開催日の1ヶ月前が目安です。早く準備できれば、2ヶ月がベターですが、「まだ先の予定だし、すぐには申し込みしなくていいか」と考える人もいるため、定期的なリリースが必要です。
分かりやすいデザインと言葉遣い
アイキャッチ画像やイベント名はできるだけわかりやすく、シンプルに。メインターゲットとなる人たちが「自分向けのイベントだ」と気づいてもらえるようにします。
こちらは僕が不定期に開催している、お酒が弱い・飲めない人向けの飲み会「お酒弱い弱いナイト」です。タイトルにも「お酒弱い」というキーワードを入れるとともに、アイキャッチ画像にも「お酒飲めない旅好き集まれ!」と書くことで、ターゲットを明確にしています。
企画者の想いと誠実さが伝わっている(怪しくない)
イベント企画における最後の工夫は、企画者のプロフィールや写真、イベントを主催した背景などを記載して、怪しくない=ちゃんとしたイベントなことを伝えます。
知らない人が主催するイベントに参加するのって、度胸が必要です。ましてや、何となくイベントから怪しさを感じ取られてしまったら、絶対に参加しません。
もし、過去にイベント参加した人がいたら、感想のツイートを埋め込むことで安心感を伝えることも有効です。
ターゲットに届ける努力を繰り返す
ユニークなイベントを企画できたら、あとはターゲットにイベント情報が届く努力です。Peatixなどのイベント企画サービスを使うなら、イベントページのページビュー数がわかるので、イベント定員数の50倍から100倍を目標にします。
定員が30名であれば、1500PVから3000PVがあれば満席になります。僕が主催したイベントの場合、1PVあたりの申し込み率がだいたい1%から2%ぐらいです。
30人のイベントを満席にする8つの方法 | まとめ
本記事では「30人のイベントを満席にする8つの方法」について説明しました。
30人以上の中規模から、100人以上の大規模なイベントを開催する場合は、別記事「Webでイベントに集客する10の基本と10のアイデア」に詳細を書きました。
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