満足度の高いイベントを作る10の工夫【真似できる】

満足度の高いイベントを作る10の工夫【真似できる】
  • 2020.01.23

飲み会や勉強会などリアルイベントの満足度は主催者の工夫と技術で決まります。イベント慣れしていないうちは、開催することに精一杯ですが、ちょっとした工夫でイベントの差別化は可能です。

これまでに100回以上イベントを開催して学んだ、満足度の高いイベントを作る工夫を紹介するので、真似してください。

 

単発イベントではなく、複数開催のゼミ方式にする

価値を作る方法の1つとして、イベントを複数回連続のゼミ形式にしました。例えば、TABIPPOの小規模イベントシリーズの「旅大学」では、全4回の世界一周ゼミを開催しています。

参考ページ:世界一周を夢見るすべての人へ!世界一周ゼミ第2弾を関西で開催します!

 

アウトプットをとにかく具体的にして持ち帰れるようにする

僕が主催している「人生でやりたい100のリスト」を作るワークショップでは、とにかく時間内に参加者全員がリストを完成できるように工夫しています。

イベントの申し込み前からゴール「イベント時間内にリストを完成させる(やりたいことを100個書き出す)」を何度も伝え、当日も伝え、励まし、煽ります。すべては、参加者に満足度高くイベントを終えるためです。

参考ページ:満員御礼!大人気!人生でやりたい100のリストを作るワークショップ を開催します!

 

イベントで教えるノウハウはすべて公開する

イベントで伝えているノウハウや知識は主にブログで公開しています。そもそも、ワークショップ系のイベントであれば手を動かすことに価値があるし、トークライブはその場の流れで変わりゆくトークに価値があり、ノウハウ系は質疑応答やゲスト当人のポロっとこぼした話が重要だと思っています。

イベント内容を学びたい場合は、同じお金で書籍を1,2冊買った方がよほど体系的に学習できるので、イベント内で伝えたことを全公開しても参加者が減ってしまうことには繋がらないと考えます。

ちなみに、イベント「人生でやりたい100のリスト」であれば、こんな感じで記事単位で公開しています
»【挫折しない】人生でやりたい100のリストの作り方【2時間でできる】
»【8年経過】死ぬまでにしたい100のことを書いた→119個叶った
» 人生でやりたい100のリストを拡張して作る4つのもの

 

イベントをライブ配信&チャット対応して、世界中から参加できるように

参加したい人が参加できるイベントの条件、でもお伝えしましたが、収支や集客的にもイベントをライブ配信することはポジティブです。ライブ配信の参加者数はイベントスペースと違って上限がありません。そのため、イベント参加費から会場費を引いて、だいたい半額くらいの参加費にしています。

地方や海外在住の方からは「いつも参加したくてもできなかったので、とても嬉しいです!」と喜んでもらえることが多くて、機材のセットアップや音質などに気は遣いますが、ぜひチャレンジを。

 

ゲストは1人ではなく、複数人の組み合わせで考える

トークライブ系イベントの場合、ゲストとテーマ設定が同じだと同じような話になってしまいます。ゲスト自体も同じ話を繰り返すのって新鮮味にかけますし、ゲストのファンでイベントに参加してくれた人には「またこの話か…」とがっかりされます。

単独のトークライブではなく、2人以上のトークセッションにすると、思わぬところで話が盛り上がり、トークが脱線していく面白さを生み出すことができます。

 

参加にハードルを設けることで、面白くする

イベント集客のために、参加費を無料にして誰でも参加できるようにするのは必ずしも正解とは言えません。イベントは、企画者と参加者(とゲスト)で作り上げていくコンテンツですから、あえて偏った参加者を集めることでユニークなイベントを作ることができます。

例えば、僕が趣味で開催している「お酒弱い弱いナイト」は、お酒を全く飲めない人のための飲み会です。普段からお酒が飲めなくて肩身が狭い想いをしている人たちだけが集まるという、コミュニティになってます。もちろん、主催者の僕も飲めません。

お酒飲めない人だけで参加者が集まるか?については下調べもしていて、日本人の20%がお酒にとても弱い、または全くお酒が飲めないという統計があったので、20%もいるなら大丈夫だろうと開催に踏み切りました。おかげさまで、毎回満員です。

 

Twitterでの情報発信はイベントスライドを作る気持ちで

イベントに参加してもらうには、企画者と参加者の関係性が作られていることが大切、なぜならイベントに参加することはお金を支払うだけではなく、スケジュールと場所のリスクがある、ということをお伝えしました。

関係性を作って育てるために、僕はブログとTwitterを使っています。ブログを適当に書く人って少ないのですが、Twitterはゆるゆるな人がいます。

例えば、旅や仕事についてのイベントを開催している僕が「仕事つまらない」とか「旅行きたくない」って投稿してたらガッカリですよね。本心を隠してウソをつく必要はないですが、フォロワーに楽しんでもらえる意気込みと努力は大切です。

 

Facebookはリピーター向けにイベントの裏情報を発信する

Facebookは友人に向けてイベントの裏側を発信してます。ゲストのブッキングは誰に声をかけているか、イベントを開催してみてどうだったかなど。悩みや課題を打ち明けるとサポートしてくれる人が現れるのもFacebookの強みです。

 

アンケートは5段階評価で、5の数を追求する

イベントを改善していくのにアンケートは大切ですが、無記名でも厳しい評価をつけづらいのが人情ですので、評価の平均値ではなく5段階評価で5の数を追求しましょう。3と4の差はほぼありませんが、5は最高!ですので、本当に満足したことがわかります。

なお、数字評価と一緒に気になったこと、改善点についてコメントをもらった場合は、きっちり指摘に向き合いましょう。指摘をもらうほとんどは、参加者の期待値と企画者が提供したもののズレなので、両方の視点から指摘を見極めることが必要です。

 

参加者の行動を変えたいなら、イベント後のフォローが大切

イベントを開催する背景には、参加してくれた人の行動を変えたいという想いがあることが多いです。イベントをきっかけとして、◯◯してほしい、◯◯になってほしいという目的です。

しかし、イベントだけでは簡単に行動まで変わらないのが事実です。それでも、企画者にはイベントを開催するだけの熱量があり、参加者にもイベントのテーマに共感して様々なリスクを乗り越えています。諦めてはもったいないので、企画者としてはイベント参加後もできる範囲で参加者のフォローをしましょう。

例えば、
・イベント参加者限定のLINEグループを作って、そこに関連情報を投稿する
・イベント参加者にメルマガやSNSフォローをしてもらって、情報を提供する
・次のイベントの参加費を割引する、または無料にする
など

 

満足度の高いイベントを作る10の工夫 | まとめ

記事は以上です。イベント自体は十分に良いものでも、集客が下手だと人は集まりません。現代ではインターネットを使って集客をする場合が多いので、イベント集客で苦戦している場合は下記の記事をチェックしてください。

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