Mac版のPremiere Proで動画編集をガンガンやってる人たちの情報を参考にショートカットキーを割り当てたけど、なぜか動かないよ!という方向けに、ちゃんと動作を確認したショートカットキーのおすすめ割り当てを紹介します。
なお、下記のPremiere Proのバージョンにて動作を確認しています。
バージョン 14.0.2
Mac版
Premiere Proについて詳しく知らない方は、下記の公式サイトをご覧ください。動画編集者が使う2大編集ソフト(あと1つはFinal Cut)の一角です。
なぜショートカットキーが動かないのか?
ちなみに、Premiere Proのショートカットキーが動かないのはMac本体で設定しているショートカットとの競合が原因です。僕の場合はShiftキーかControlキーを使うショートカットのいくつかがデフォルトだと動作しませんでした。
Mac本体以外でも、常時使っているアプリケーションにショートカットキーを割り当てている場合もあったので、
- とりあえず、記事の続きで紹介している割り当てでショートカットキーを設定する
- それでも動作しないものがあれば、別のキーを当てる(ShiftやControlではなく、Commandを使うとか)
という手順で進めることをオススメします!それでは、本題です。
カット系ショートカット
- 編集点を追加(カット):Shift + C
- 編集点をすべてのトラックに追加(すべてのトラックをカット):Command + Shift + C
- 選択ツール:V
- 消去:D
- リップル削除(選択した部分を削除して詰める):Shift + D
- リップルツール:X
- 前の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング:Command + Shift + D
- 次の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング:Command + Shift + F
特に重要なショートカットは下記の3つです。
- 編集点をすべてのトラックに追加(すべてのトラックをカット):Command + Shift + C
- 前の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング:Command + Shift + D
→再生ヘッドから前(左)にある編集ポイントまでを削除して詰める - 次の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング:Command + Shift + F
→再生ヘッドから次(右)にある編集ポイントまでを削除して詰める
この3つがあれば、カット作業の手間を大きく減らすことができます。
ズーム系ショートカット
- ズームアウト(縮小):A
- ズームイン(拡大):S
- ビデオトラックの縦幅を広げる:Shift + S
- オーディオトラックの縦幅を広げる:Shift +A
- 全てのトラックを最小化:Shift + Ctrl + A
トラック管理部分のコントロールに使います。
再生ヘッド移動系ショートカット
- 動画の再生・停止:スペースキー
- 右へシャトル(再生開始・連続で押すと早送り):R
- 左へシャトル(逆再生開始・連続で押すと巻き戻し):E
- 次のフレーム(1フレーム進む):Ctrl+ R
- 前のフレーム(1フレーム戻る):Ctrl + E
- 複数フレーム先へ進む(5フレーム進む):Shift + R
- 複数フレーム前へ戻る(5フレーム戻る):Shift + E
- 選択したクリップの開始位置へ移動:Q
- 選択したクリップの終了位置へ移動:W
- シーケンスまたはクリップ開始位置へ移動(動画の最初に移動):Shift + Q
- シーケンスまたはクリップ終了位置へ移動(動画の最後に移動):Shift + W
再生ヘッドの移動に関しては、下記の4つを使って動画の見え方を確認します。
- 動画の再生・停止:スペースキー
- 1フレームの前後移動:Ctrl + R と Ctrl + E
- クリップの開始位置へ移動:Q
- 動画の開始位置へ移動:Shift + Q
クリップ選択系ショートカット
- 再生ヘッドでクリップを選択:F
- 次のクリップを選択:Ctrl + W
- 前のクリップを選択:Ctrl + Q
- トラックの前方選択ツール:Z
- クリップの並び替え:Command + Option + ドラッグ
- クリップを複製 :クリップ選択 + Option + ドラッグ
クリップ選択に関しては、トラックの前方選択ツールが便利です。選択したトラックの右側にあるトラックがすべて選択されます。
クリップ効果系ショートカット
- デュレーション:クリップを選択 → Command + 1
- オーディオゲイン:クリップを選択 → Command + 2
- リンク(&リンク解除):クリップを選択 → Command + 3
- ネスト:クリップを選択 → Command + 4
- フレームサイズに合わせてスケール:T
クリップにエフェクトをかける場合のショートカットですが、あまり使うことはありません。
ウィンドウ関連のショートカット
- プロジェクト:1
- タイムライン:2
- エフェクトコントロール:3
- エフェクト:4
- Lumetri カラー:5
- フルスクリーン表示:6
- カーソルがあるフレームを最大化または戻す:7
- メディア:Ctrl + M
- ワークスペース1:Option + Shift + 1
- ワークスペース2:Option + Shift + 2
- ワークスペース3:Option + Shift + 3
Premiere Proに数多あるウィンドウを開いたり閉じたりするショートカットキーです。
その他のショートカット
- ビデオのキーフレームを追加:Command + F
- レガシータイトルをコピー&ペースト:Option + ドラッグ
新しく追加したショートカット
- 「オーディアハードウェアの設定」を開く:Control + A
→音声の出力を、ヘッドフォンからPC内蔵スピーカーに切り替えるときによく使います。
Premiere Proの最新ショートカットキー割り当て | まとめ
Premiere Proの最新ショートカットキーについては以上です。Premiereを使った動画編集に関しては、ビデオエフェクトのまとめや音声の編集、各種設定をまとめたチートシートも作成したので、活用してもらえれば嬉しいです。
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