営業なしで仕事を受注するためには、セルフブランディング(自己ブランディング)が必要です。ただ、自分のことになると、遠慮がちになって、上手に伝えられない人も多くいます。
本記事では、そんな控えめな人が知っておくべきセルフブランディンに含まれる2つの価値について説明します。
ブランドとは何か
ブランドとは「他のものと区別される」ための概念、です。具体的にはどうやって区別されるかというと、「価値」で区別されます。
そして、価値は機能的価値と感情的価値に分類されます。この2つの価値を知っておいて、有効に組み合わせることができれば、セルフブランディングで悩むことはありません。
機能的価値
- 安い
- 早い
- うまい
上記のように、商品やサービスの基本的な機能のことを、機能的価値と呼びます。イヤホンなら、スペックや重さ、コードの長さ、ノイズキャンセリング「機能」などを指します。
成熟した産業では機能的価値でブランディングすることは難しいですが、新しい産業(例えば、AIや自動運転など)なら、機能だけで十分にブランドが成立します。
セルフブランディングにおいては、
- 実績や作品
- 職歴
- 技術
- 時に容姿
などが機能的価値となります。
例えば、筆者のTwitterプロフィールを例にすると、
- 1人10職で79ヶ国を旅してる
- FMラジオ「FUTURES」パーソナリティ / 編集長 / マーケター / エンジニア / 動画編集者 / 講師
- お固いインフラ企業から、起業、複業
などが機能的価値です。
感情的価値
一方で、感情的価値は
- コンセプト(世界観)
- ストーリー
- キャラクター(価値観)
などが価値になります。
例えば、筆者のTwitterプロフィールを例にすると
- 「履いてるワラジは多い方がいい」
- スラッシュワーカー です
- お固いインフラ企業から、起業、複業をして、楽しく稼いだ
などが感情的価値になります。
混ぜると危険な価値
- 初心者です
- やる気があります
- 大学生です
これらの価値を混ぜるとセルフブランディングは失敗します。混ぜるな危険、です。
例えば、真実だったとしても「店主が初心者のラーメン屋です!」って書いてあったら、積極的には入りたくないですよね。「やる気がある写真が作っている車」も、価値としては成立しません。
客観的に考えれば、言わなくても良いと気づける間違いを、なぜかセルフブランディングだとやりがちなので、気をつけてください。
セルフブランディングに必要な2つの価値 | まとめ
記事は以上です。機能的価値と感情的価値を理解したら、あとは「強みを作る方法」と「ペルソナ」について学べばセルフブランディングを始めることができます。
詳細は下記の記事をご覧ください。
» 自分のブランドを作って「何者か」になる最もシンプルな方法
» 意味のある「ペルソナ」を作る3つの方法
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?