Webマーケティングを学びたい人に向けて「ペルソナ作り」について解説しましたが、本記事はWebマーケを専門にしていなくても、SNSやnoteを書くなら最低限知っておくべきペルソナの作り方について説明します。簡単版です。
どんなコンテンツも、「みんな」や「できるだけたくさんの人」に向けて書くと、誰にも届きません。コンテンツはラブレターと一緒です。
ある特定の人(ペルソナ)が振り向いてくれるように書くと、結果として同じような気持ちだった多くの人に届きます。1人に向けて書くのに、多くに届く?と、今は分からないかもしれませんが続きを読んでもらえれば、理解できます。
ペルソナは3種類から選んでください
ペルソナは下記の3種類から選びます。作成が簡単な順番に並べました。
- 3年前の自分
- 実在する友人・知人
- 架空の人物
それぞれの意味合いを解説します。
3年前の自分をペルソナにする
最も簡単なのは3年前の自分をペルソナにする方法です。自分自身について持っている情報が最も多いからですね。
3年前である理由は、コンテンツとは課題解決だからです。誰かが困っていることを解決する情報だから、喜ばれて、ファンになり、商品やサービスを購入してもらえます。
現在の自分をペルソナにしてしまうと、現在の課題を解決する必要があり、とても難しくなります。しかし、3年前なら、当時の問題はほぼ解決しているはずです。
少なくとも3年前の自分に対しては、ドヤ顔で語っても、問題を解決したという実績と経験、知識があるので、説得力のあるコンテンツを作ることができます。
実在する友人・知人をペルソナにする
自分自身ほどではなくても、実在して近しい関係にある友人や知人なら、多くの情報を持っているでしょう。分からないことは友人から直接聞くことができるのも友人をペルソナにするメリットです。
架空の人物でペルソナを作る
最も難しいペルソナは「架空の人物」です。実在しない人物のペルソナを作成するためには、事前の情報収集が大切です。その後、情報を分類、精査して、仮完成し、何度か改善をしながら矛盾のないペルソナを作り上げます。
実際に筆者が作成したペルソナの例は下記の記事からご覧ください。
Webマーケティングの第一歩は想定の顧客であるペルソナを作るところから。商品やサービスを利用していることのこと、分かっているようで分かっていません。特に関係者間では大きく認識の相違が生まれます。ペルソナはマーケティングの拠り所となる[…]
ペルソナ作成のポイントは実在性
マーケティングに慣れていない人がいきなり架空のペルソナを作ると、作り込みが甘かったり、矛盾したペルソナになっていたりして失敗します。
まずは実在する自分か、友人、知人からペルソナ作りを始めてください。
ペルソナに必要な項目
ペルソナに含まれる項目は下記の通りです。
・性別
・年齢
・住所
・年収
・職業
・学歴
・出身大学
・家族構成
・趣味
・休日の過ごし方
・食生活
・口癖
・将来の目標
デモグラフィックはペルソナが持つ社会的、経済的な情報。サイコグラフィックはペルソナの価値観を表す情報です。
自分自身をペルソナにする場合は「面倒だからわざわざ文字にする必要ないよね?」と思うかもしれませんが、客観的に自分を見るために一度はデモグラフィックとサイコグラフィックに整理してください。
意味のある「ペルソナ」を作る3つの方法 | まとめ
「ペルソナ」を作る3つの方法は以上です。ペルソナを作ることで、コンテンツを届ける相手を明確にできるので、コンテンツがより具体的に、より親切になることを実感できるはずです。
マーケティングのこともう少し詳しく学びたいなと思ったら、当サイトのWebマーケティングカテゴリや沈黙のWebマーケティングがオススメです。
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