編集部の行動指針を「毎日変化し、工夫する」にした4つの理由

編集部の行動指針を「毎日変化し、工夫する」にした4つの理由
  • 2018.12.26

「出戻り歓迎」に続いて、行動指針は「毎日変化し、工夫する」としました。リモートワーカーや在宅ワーカーが多いから「結果を最重視!結果さえ出てれば手段は問わない」という形にしたほうが、メンバーが工夫する余地が大きくなるからやりやすいかな?とか。

逆に、稼働時間や日数をメインとして「どれくらいリソースをTABIPPO編集部で使ってくれたか」という形が全メンバー統一で同じ指標にできるかな?とか。色々と考えました。。

 

どの方法も一長一短ではあり、「毎日変化し、工夫する」という方針も完璧ではないのですが、生まれたてのベンチャー企業であり、Web業界を主戦場とする編集部には合うのではないかと考えました。今回はその理由をご紹介します。

 

昨日のやり方が今日も通じるとは限らないから

インターネット業界は特に技術発展やビジネスモデルの転換が早いと言われますが、インターネット業界に限らずとも、今までのやり方がこれからも通用するはずだから、安心!何も新しいことをやっていません!という企業は存在しないでしょう。

以前勤めていた大阪ガスはガス業界ですので、とても安定していた企業でした。しかし、非インフラ事業としてスポーツジムの運営や人材派遣、ブライダルなど様々な新規事業を運営していました。

技術も社会も変化していくなら、自分の行動も変化していくべきです。

 

上司や先輩の判断は必ずしも正しくないから

TABIPPO.NETのメインターゲットは18歳〜35歳ぐらいまでの未婚の男女です。そんな中で、僕はいよいよ今年で30歳。もう少ししたら、ターゲットの年齢からは外れますし、すでに大学生からは10歳ほど離れています。そんな中でどれほど正しい判断ができるだろうか。

であれば、現場のメンバーにも判断を任せよう。僕は感性ではなく、知識と技術でサポートしていこうと考えました。だから、上司や先輩の言うことを半分聞いて、半分聞き流して、変化を続けてもらえればOKです。

 

成長とは変化することだから

成長とは成果を出すことではなく、変化することだと考えています。逆に、成果が出ていてもいつもと同じやり方しかしていないなら、成長はしていない。もちろん、成果を出していることは評価すべきですが。

変化と工夫が積み上がっていれば、成果が出ていなくともPDCAが回っているということなので、ちょっとした時間差ですぐに成果が出るはずです。事業やビジネス全体の戦略が間違っていなければ、という注釈はつきますが、そこは僕の仕事なので(プレッシャーです)。

 

組織の成長は思考の量を積み上げることだから

大企業の良いところは、膨大な人数で考えた思考の量が積み上がっていることです。例えば、ゴミ箱の場所にしても、経費の管理にしても、合理的で無駄のない形になっているはず。

ベンチャー企業と比較すれば、手順もルールも多く、無駄なように見えますが、それらの無駄を抱えても大きな会社として戦っていくというスタイルの違いなので、大企業=ダメではない。

 

むしろ、組織が成熟していくということは、思考を積み上げて1つ1つを合理的に、その企業らしく決めていくことにあると考えるのですが、マネージャーだけでは全く足りません。毎日、工夫を怠らない人は個人の成長だけではなく、組織の成長にも寄与しているので評価すべきです。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?