オーストラリアをキャンピングカーで旅したい人:オーストラリアでキャンピングカー旅行をしてみたいけど、体験談が見つからない!楽しいオーストラリア旅行をするためにはどうしたらいい?
という相談に応えます。なお、オーストラリアをキャンピングカーで旅する際の注意点(運転ルール、宿泊地、駐車の方法など)は別の記事にまとめたので、心配な方は合わせて一読ください。
関連記事:10の注意!オーストラリアをキャンピングカーで旅するなら
ルイス前田のキャンピングカー経験
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僕のキャンピングカー経験はアメリカ横断1ヶ月間とオーストラリア東海岸1週間です。距離にすると14000kmを走破しました。アメリカ横断については、下記から
メンバーに恵まれたのでケンカや揉め事はありませんたが、初めのうちはキャンピングカー旅行の自由さや機能性に翻弄されてました。旅行期間が短い場合、あたふたしている間に旅行が終わってしまいます。キャンピングカーならではの遊び方を紹介するので、ぜひ旅行を企画する段階から参考になればと思います。
どこでキャンピングカーをレンタルしたか
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ちなみに、僕のオーストラリアキャンピングッカー旅行では、レンタル大手のApolloという会社で借りました。シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの主要都市には必ず支店があるので、乗り捨てが可能です(追加料金はかかります)。
公共交通機関では行けない場所に行ってみる
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キャンピングカーを手に入れると、宿泊場所から解放されます(*1)。メインの宿泊場所となるキャラバンパークは大都市の郊外やビーチ沿いにもあり、深夜でもチェックイン(レイトチェックイン)できます。
オーストラリアやアメリカは広大すぎるため、公共交通機関で行ける観光地が限られています。特に国立公園や自然保護区などは日本のガイドブックにも載っていない素晴らしい場所がまだたくさんあります。
今回のオーストラリア旅行では「Jerrawangala Lookout(ジェラワランガ ルックアウト) 」という場所に向かいました。僕たちの他には観光客が2人しかいませんでしたが、変わった場所に行くと旅が自分たちらしくなって楽しいです。
*1 オーストラリアの場合はキャラバンパークなどキャンビングカーでの宿泊が許可された場所での車中泊以外は違法となるので注意してください。アメリカでのキャンピングカー旅行でありがちな、大型スーパーの駐車場で車中泊などはできません
BBQやキャンプ料理を楽しむ
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キャンピングカー旅行は自炊が中心です。というのも、宿泊場所のキャラバンパークは街中から離れていることが多く、レストランなどの設備が常にあるわけではないからです(*2)。中規模の街であれば、オーストラリアのスーパー大手のWoolworths(ウールワース)がありますので、2-3日分の食料をまとめ買いしておきます。
キャンピングカーにはガスコンロとオーブンが付いてますので、ほとんどの料理ができます。火力も十分。ちなみに、車種によってキッチンにあるコンロとは別にBBQコンロが付いていて、どこでもBBQを楽しむことができます。BBQ台が付いているキャラバンパークもあるのですが、まちまちなのでこれは楽しかった。
*2 BIG4やTop Touristなどの大きなキャラバンパークの場合は、レストランが併設している場合がありますが、閉店が20時くらいで比較的早いです。
たまには外食をしよう
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自炊中心の食生活ではあるのですが、時々は外食もすると楽しいです。街中にキャンピングカーで乗り入れるのは大変なので、街外れにある広めの駐車場に停めて、Uberを呼んで中心地に。観光と外食を兼ねて、自由行動するとスムーズです。
ちなみにオーストラリアの食事について日本ではオージービーフが有名ですが、僕らと同様の東海岸ルート(ブリスベン、シドニー、メルボルンなど)を通る場合はシーフードも美味しいですよ。ランチで軽く食べるなら、ホタテのパイがオススメです。
旅行予定を柔軟に変更しよう
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キャンピングカーで旅行する場合は、スタート(キャンピングカーのレンタル開始)とゴール(返却場所)が決まっているだけで、ルートは完全に自由です。実体験ですが、日の出から日の入りまで交代で運転すれば700-800kmは走ることができます。
ブリスベンからシドニーが915km、シドニーからメルボルンが885kmです。気に入った場所で長めに滞在しても、寄り道を繰り返しても、本気を出せば2日で走破できます。
最短距離や効率的なルートは必要ありません。自由で、自分らしい旅を楽しんでください。
アプリを使いこなそう
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キャンピングカー旅行で訪れる場所はいつもの旅行とは違います。
・1日1回はガソリンスタンド
・一時停車するための駐車場や駐車スペース
・宿泊場所となるキャラバンパーク
これらは観光地ではないので、Google Mapやmaps.meで見つけることが大変です。僕たちはいくつかのアプリを組み合わせることで、スムーズに旅行を進めることができました。
ガソリンスタンドを探すアプリは「FuelMapAustralia」
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オーストラリアのガソリンスタンドはセルフ形式です。ノズルを引いて給油したら、スタンドの番号を覚えておいてスタンド内にある売店で支払います。売店がない小さなガソリンスタンドの場合は、クレジットカードで支払いができます。
車社会なので、多くの人が旅行する東海岸沿い(メルボルン、シドニー、ブリスベンなど)を走る限りはそこまでスタンドの心配はありません。点在しています。一方で、内陸部に進むとスタンドの数が相当減ります。
FuelMapAustraliaでは、ガソリンスタンドの位置と最新のガソリン価格、設備を確認することができます。僕たちの場合はガソリンスタンドに止めて、そのまま簡単なランチを作ることが多かったので、トラックマークがついている(大型車両が停まることができる)ガソリンスタンドを利用していました。
キャラバンパークを探すアプリは「Campstay」
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詳細は別記事「10の注意!オーストラリアをキャンピングカーで旅するなら」で解説しましたが、オーストラリアはアメリカに比べるとキャラバンパークが少なく、旅行者に人気のパークに泊まるために予約が必要でした。ただ、インターネットやGoogleMapで調べてもまとめてパークの位置を把握することが難しかったので、Campstayを使って探していました。
なお、一部のキャラバンパークはCampstay経由で予約することができます。パークのオフィシャルサイトでも予約できますが、パークによっては最低宿泊日数が長い(1週間〜)場合があります。しかし、Campstay経由だとなぜか最低宿泊日数なし(1泊〜)予約できることがありました。
駐車場を探すアプリは「WikiCamps」
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ガソリンスタンドやキャラバンパークは大型車両が停まることを考慮されている場合が多いのですが、駐車場はそうではありません。中にはバスなどのスペースが確保されている駐車場もあるのですが、市街地では少ないのが実情でした。
WikiCampsの主な使い方はキャラバンパークやキャンプ場を探すことですが、そちらはCampstayで代用していたため、主に駐車場を探すために利用していました。ただし、駐車場の詳細や収容台数までは分からないので、市街の中心は避けて外縁部にある駐車場を目指していました。
駐車場に関しては、もっと良いアプリや工夫があるかもしれません。
たくさん荷物が積めるから、いつもと違うものも持って行こう
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キャンピングカー旅行の大きなメリットは、車に荷物を積みこめるスペースがたくさんあることです。車内だけではなく車の後方やサイドにも収納スペースがあります。積んでしまえば持ち運びが非常に楽なので、普段なら遠慮するものも思い切って持って行きましょう。
僕たちのオーストラリア旅行では、写真に使うための超大きい国旗やドローンなどを持って行きました。ちなみに、レンタル会社によっては簡易机やアウトドアチェアーを貸してくれます。
星空の写真を撮ろう
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キャンピングカーでキャラバンパークに泊まっていると街中では見ることのできない満天の星空を楽しめます。キャラバンパーク自体は夜も灯りがありますが、すぐそばのビーチまで4-5分歩けば真っ暗です。
地平線まで街の明かりがないので、星空の撮影も日本より簡単です。ちなみに、星空に関してはiPhoneでは難しいので、一眼レフカメラが必要になります。参考までに、上記の星空写真はこちらのカメラとレンズで撮影されています。
カンガルーと存分に遊ぼう
photo by ruimaeda
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「もう、一生分のカンガルーと遊んだ」と一緒に旅行をしたメンバーが漏らしました。オーストラリアでは、車道にカンガルー注意の看板があるくらい、たくさんのカンガルーが住んでいます。街中で見かけることは流石にないのですが、郊外のキャラバンパークに宿泊すると、普通に人とカンガルーが共存しています。
キャラバンパークにいるカンガルーは人に慣れているので温厚ですが、子供がいる母親や群のボス(明らかに大きいので一目で分かります)に無理やり近づくのは避けましょう。でも、基本的にはたくさん写真を撮らせてくれるいい子たちです。
電波が届かなくっても楽しめる心を
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アメリカ横断のキャピングカー旅行ではスマホの電波がなくなることはなかったのですが、オーストラリアでは海岸線沿いを離れると「SOS only」の状態になりました。インターネットは通じず、緊急番号(911とか)には電話が通じるようです。
キャンピングカー旅行って、運転席と助手席(道順のガイドやDJを担当)以外は特にやることがありません。構造上、前の2席と後ろの席が少し離れていて、走行時の音も大きいのでみんなで話すのもちょっと大変。
そんな時にも退屈しない心を持ち合わせていると良さげです。同行メンバーは取材旅行も兼ねていたので、写真の編集をゴリゴリしていましたが。
海沿いのキャラバンパークに泊まろう
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キャラバンパークには大きく分けて滞在型のパークとリゾート型のパークがあります。滞在型のパークは長期労働者やワーホリの人が宿泊するために作られていて、リゾート型はキャンピングカーで旅行をする人向けです。
旅行者が訪れる場所の近くにあるのはリゾート型が多いのであまり心配する必要はありませんが、リゾート型ってどんな感じか知りたい場合は、3つの大きなキャラバンパーク連合のサイトを見ていただくとわかりやすいです。
・BIG4
・Top Tourist
・NRMA
で、リゾート型のキャラバンパークを選ぶ上で、さらに選択肢があれば内陸部よりも海沿いのパークの方が楽しいです。写真の撮れ高が全然違います!ちなみに、大型のキャラバンパークはプールも併設してます。
まとめ
改めて、オーストラリアでのキャンピングカー旅行を楽しむ方法をまとめます。
・公共交通機関では行けない場所に行ってみる
・BBQやキャンプ料理を楽しむ
・たまには外食をしよう
・旅行予定を柔軟に変更しよう
・アプリを使いこなそう
・たくさん荷物が積めるから、いつもと違うものも持って行こう
・星空の写真を撮ろう
・カンガルーと存分に遊ぼう
・電波が届かなくっても楽しめる心を
・海沿いのキャラバンパークに泊まろう
宿泊場所に縛られない旅はとても斬新で楽しいです。ぜひ、オーストラリアでのキャンピングカー旅行を存分に楽しんでください!
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