旅行好きが転職を考えたら、覚えておくべき7つこと

旅行好きが転職で損をしないために、覚えておくべき8つこと
  • 2018.11.16

そろそろ転職を考えている旅行好きの人:現職に大きな不満はないけれど、もっとガツガツ働いて成長しないと未来がない気がしてる。初めての転職活動だから、わからないことが多くて、とりあえず知っておくべきことは何?

という質問に答えます。転職活動で後悔しないためには、新卒での就職活動とは異なる転職活動の独自ルールや特徴を知っておいてから挑戦すべきです。

 

この記事を書いている僕の場合だと、これまでに転職経験が1回、起業経験が1回あって、現在は起業したベンチャー企業に引き続き在籍しています。

転職は23歳の時に、インフラ業界から広告業界へと異業種への転職でした。第二新卒扱いだったので、実績よりもポテンシャル採用で、給与は据え置きでした。

ちなみに、転職先のオプトは社長がバックパッカー出身だったので、旅についてかなり理解してもらえました。また、社風が「ガンガンいこうぜ」だったので、入社3ヶ月で超大手案件で1億円のプランニングとかを任されて、転職してよかったなぁとしみじみ思いました(日々の仕事はすごく大変でしたが)。

 

ただ、初めての転職自体は、分かってないことが多すぎてバッタバタでした。新卒採用を経験してても、全然違うことがあるので気をつけてください!

 

新卒での就職活動と既卒での転職活動の違い

新卒での就職活動と既卒での転職活動の違い

新卒は一括採用、転職は個別採用

まず、新卒採用は一括採用、集団での選考が基本です。最近は就活ルールの見直しなどがニュースになっていますが、基本的には毎年4月にいわゆる「同期たち」が一斉に同じタイミングで入社します。そこで配属が決まったり研修を行ったりしますよね。

一方で、中途採用は通年・個別採用が基本です。人員が必要なタイミングで募集要項が公開され、採用がスタートします。そのため、入社のタイミングも人それぞれで、同期と呼べる人はいません。

 

中途採用は、いい人が入社すればそれで採用活動が即終了、しかも定員数が少ないことが多いので、気づいたら募集が終わってるということがよく起こります。また、企業はすぐに必要な人に働き始めて欲しいので、新卒採用のように何ヶ月も内定承諾を待ってもらうことは難しい。

ということは、転職活動は準備とスピードが大切です。いつでも本格的に転職できる準備を整えつつ、希望にそう企業やポジションを探して、内定が出たらパッ!と転職することになります。

 

新卒は総合採用か、転職はポジション採用

新卒採用の場合、内定のタイミングでは明確にやることは決まっていないことが多いです。研修の様子や最初の配属先で適性を見られて、その後に本配属されたりします。

ちなみに僕が新卒で入社した1社目は研修期間がとても長く、入社から6ヶ月は研修でした。研修中に同期は徐々に配属が決まっていき、最後にBtoCの営業チームに配属されました。

 

中途採用はポジション毎に行われます。営業職の募集、人事職の募集、マネージャーの募集など。特定のスキルや実績が応募の段階で求められます。

ただし、第二新卒という呼ばれる社会人1~3年目のポテンシャル枠も増えています。僕の2社目は半分はポテンシャル、あと半分は学生時代の実績を買われての採用でした。

 

転職活動は半年かかる

転職活動は2ヶ月〜6ヶ月はかかる

転職活動は、準備期間(1ヶ月)→選考期間(2ヶ月)→内定期間(3ヶ月)という流れで進んでいきます。それぞれの期間で何をやるのか解説します。

転職の準備期間でやること

準備期間は、自己分析をして自分の強みを見つけたり、どんな企業を受けてるかの軸を決めたり、履歴書や職務経歴書を用意する期間です。新卒での就職活動とやることは同じですね。

ただ、新卒と違うのは社会人経験があること。経験を棚卸する必要があります。1週間〜1ヶ月くらいはかかるのではないかなと思います。

 

転職の選考期間でやること

選考期間は、転職を希望する企業とポジションを探して、エントリーシートや申込みフォームを書きます。エントリーが通れば、面接の日程を決め、選考を受けます。

中途採用の場合は新卒採用よりも面接の過程が少ないことが多いですが、少なくとも2回は選考を受けることになるはずです。選考期間ではも1ヶ月〜2ヶ月が必要です。

 

転職の内定期間でやること

無事に内定が出たら、現職の退職手続きや業務の引き継ぎを進める必要があります。有給の消化やボーナスのタイミングなど、退職をする時期、次の会社に入社時期も調整しないといけません。

状況によりますが、2ヶ月〜6ヶ月くらいはかかります。ちなみに、僕の場合は転職のタイミングが良かったので引き継ぎが少なく3ヶ月で完了しましたが、大きめの案件に入っていたら半年はかかったな、という印象です。

 

転職先を探す3つの方法

転職活動で求人を探す3つの方法

転職活動の流れが分かったところで、転職先を探す3つの手法について説明します。手法は ①求人サイト
②人材紹介 ③リファーラル採用の3つです。

 

求人サイト

まず1つ目は「求人サイト」についてです。新卒での就職活動で利用する人も多いので、イメージしやすいかと思います。転職向け求人サイトの代表は「リクナビNEXT」です。

リクナビをご覧いただければ一目ですが、サイト内にずらっと求人が掲載されていて、求職者が応募するのを待っています。企業は求人サイトにお金を払って、求人を掲載しているので、サイト上部などの目立つ場所に掲載されている企業は採用にお金をかけている企業と判断できます。

 

求人サイトのメリット・デメリット

求人サイトのメリットは、自分のペースで求人情報を探して、エントリーすることができることです。最近は、求職者が一方通行的にエントリーするだけではなく、企業からスカウトができる逆求人型のサイトもあります。逆求人型の代表例は「Switch」です。

デメリットとしては、転職活動に関わることを自分一人で進める必要があることです。現職を続けながら、転職活動をする場合は負担になります。

また、その企業が本当に自分に合っているのか?を自分で考えて判断する必要があり、客観的な意見やアドバイスを聞くことはできません。まとめると、求人サイトの利用に向いているのは、自分のキャリアや入社の条件が固まっている人となります。

 

人材紹介

転職先を探す2つ目の方法は「人材紹介」です。サイト名やサービス名に「エージェント」と付いていれば人材紹介型です。代表的なのは「リクルートエージェント」です。TABIPPOが運営している旅人向け転職サービスの「旅人採用」も人材紹介です。

人材紹介サービスでは、企業と求職者の間に、転職エージェントと呼ばれる「人」を介してマッチングが行われます。エージェントは求職者の転職相談を受け、希望の業界や職種、これまでの経験などをヒヤリングして、その人に合った企業を紹介します。

 

企業はエージェントに対して求人要件を伝えますが、求人を出した段階では費用は発生せず、求職者が入社したタイミングで「紹介料」として企業がエージェントにお金を払います。

求職者(ユーザー)はお金を払う必要はありません。無料でキャリアカウンセリングを受け、企業を紹介してもらうことができますし、面接対策、履歴書の添削などもすべて無料です。

 

人材紹介のメリット・デメリット

人材紹介のメリットはエージェントからサポートを受けられる点です。エージェントは何千もの求職者や企業を見てきている、採用のプロです。彼らにキャリア相談をすることができたり、経歴やスキルなどに対して客観的な第三者目線での評価を得て、面接日程の調整、給与交渉など様々なことを依頼できます。

また、入社後1か月などの早期退職になってしまった場合、エージェントは企業からもらった紹介料を返還するという規約があります。つまり適当に紹介してとりあえず内定が出てもダメなんです。

デメリットは担当者との相性に左右されることです。信用できない人には自分のキャリア選択を任せたくはならないですよね。エージェントとの相性が良くない場合、他の担当者に変えてもらったり、エージェントサービス自体を変えたりするケースがあります。

 

リファーラル採用

転職先を探す3つ目の方法はリファーラル採用で、友人・知人に働いている企業を直接紹介してもらう方法です。企業にとってお金がかからない採用手法であり、ミスマッチが少ないことから、リファーラル採用を積極的に進めている企業もたくさんあります。リファーラル採用の代表的な企業は「ビズリーチ」や「メルカリ」です。

 

リファーラル採用のメリット・デメリット

リファーラル採用の最大のメリットはマッチングの精度が高いことです。実際にその会社で働いている人からの紹介になるので、エージェントよりも社内の実情を知っています。そして、あなたのことも付き合いの中でよく理解しています。その上で紹介してくれるわけなので、かなりマッチングの精度は高いでしょう。

デメリットは、リファーラルで転職できる機会がすごく少ないということです。たまたま友人が紹介してくれるのを待つしかないので、この手法が転職活動のメインとなることはないでしょう。

 

転職先を探す3つの手法の上手な使い方

転職先を探す3つの手法の上手な使い方

まずは人材紹介サービスに登録してみましょう。そして、キャリアカウンセリングを受け、あなたの経験や強みなどを客観的視点やフィードバックを受けながら分析し、整理します。

エージェントはそのための手法やフレームワークなどもたくさん知っていますし、経歴書なども代わりに作成してくれる事が多いので、自分ひとりでやるよりも絶対に効率的です。

 

次に、エージェントから企業を紹介してもらい、選考を受けていきます。ここで内定が出たらそれでOKですし、良い企業と巡り会えなくても転職活動ってこういうものか、という感覚を掴みます。

自分の軸が決まり、転職活動にも慣れてきて、それでも良い企業に巡り会えなかったら、ここで求人サイトを利用します。自分の強みや転職条件が分かっているので、無駄な応募をするリスクが減っています。本当に興味のある企業数社に応募します。

 

リファーラル採用については、自分からアクションできることは少ないので、転職活動をしているということを周りに知ってもらうくらいで良いでしょう。いい話があれば面接を受けてみるぐらいで捉えておいてOKです。

当たり前ですが、応募することや内定を得ることが目的ではなく「自分に合った企業」を探すことが一番大切なので、自己分析や企業軸の選定などにはしっかり時間をかけましょう。

 

旅人採用の特徴

旅人採用の特徴

今回の記事のテーマは「旅行好きが転職を考えたら、覚えておくべきこと」ですので、旅行好きに特化した人材紹介サービスの「旅人採用」について解説します。

旅人採用の特徴①:紹介できる企業が旅行好き向け

1つ目の特徴は、紹介するのが「旅人を評価し、旅人を採用したい!」と考えている企業であることです。旅人が社内で活躍しる、リモートワークや有給制度など旅人に嬉しい環境が整っているなど、旅人が働きやすい企業に絞っています。

 

旅人採用の特徴②:エージェントが全員旅人

2つ目の特徴は、エージェントが全員旅人であることです。旅人ならではの強みや悩みを理解していますし、さらに全員が転職を経験しているので、旅行好きの求職者と近い立場でサポートができます。人材紹介ではエージェントとの相性が大切なので、

 

旅人採用の特徴③:留学やワーホリ、帰国子女などにも対応

3つ目の特徴は、旅に限らずに様々な海外留学やワーキングホリデー、帰国子女などの海外経験者にも対応していることです。世界一周やバックパッカーを経験した旅人じゃなくても旅人採用は受けられます。

 

旅人採用が紹介している企業は?

旅人採用が紹介している企業は?

旅人採用が紹介する企業の特徴としては、古いルールや慣例に囚われない、新しい価値観を持っている企業であることが前提です。そして「旅人って優秀だよね」と理解してくれている企業です。

業界は特に絞っていませんが、現状はIT系、観光・旅行系、人材系の会社が多いです。職種はエンジニアやデザイナーといった専門職よりも、営業や企画といった総合職系が多いです。

 

旅人が社会で活躍できる理由

旅人が社会で活躍できる理由

結論から言うと、旅人は非認知能力が高いから社会で活躍できます。人間の実力をIQや学力と行った目に見える「認知能力」で見られることは多いですが、目に見えない「非認知能力」が注目されてきています。企業が面接に時間をかけるのも、本質的な部分を見抜きたいと思っているからです。

例えば、旅行や海外経験が豊富な人って誰とでも仲良くなれる社交性や協調性があったり、困難に出くわしても解決する「やり抜く力」があったり、周囲の人に優しいと思いませんか?

 

非認知能力の定義は「数値では計測できない性格や資質であり、学歴や仕事など将来の支えとなる人間力」です。これまでの採用サービスでは、旅行に注目が集まったことはなかったのですが、求職者が非認知能力を自覚し強みにできれば、海外や旅行経験を増やすほど社会で活躍できる時代が始まります。

今回の記事は以上です。なお、僕が旅人にオススメする転職先は「Web系の広告代理店」です。
関連記事:旅人が就活するなら「Web系の広告代理店」を目指すべき

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

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自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?