Webメディア・オウンドメディアの編集長になった(なる予定)だけど、何からするべきか分からない人向けの記事です。
筆者の経験
僕のWebメディア編集長の経験は5年です。旅行系Webメディアの「TABIPPO.NET」の編集長を立ち上げからずっと務めていて、業界だと「創刊編集長」と呼ばれる役割です。
メディアの立ち上げ=新規事業の立ち上げなので、創刊編集長はあらゆる経験ができてお得です。この記事を読んでいる人はそんなことより絶望しているかもしれませんが、別の誰かに引き継ぐ頃になったらやってよかったなぁと思えるはずです。
2代目以降の編集長は1代目が立ち上げたものをベースにできますが、逆に縛られることもあります。
どの世代の編集長においても大切なことは視野を下げずに、編集長のやるべきこと、編集長にしかできないことに取り組むことです。
オウンドメディア編集長の役割は3つ
オウンドメディア編集長の仕事を理解するために、3つの役割を説明します。
- 事業責任者
- Webマーケター
- オウンドメディアの運用責任者
編集長はこれらの3つをいい感じに同時進行することが求められます。
編集長の上にいる上司や編集部のメンバーによっては、一部の役割を任せられる部分もありますが基本的にはすべてを編集長がやります。
オウンドメディア編集長が期待されている11の仕事
役割ごとに個別の仕事を見ていきましょう。
事業責任者としての編集長
- 経営目線でのメディアの改善(売り上げを作る)
- 社内メンバーの巻き込み
- 他メディアとの関係値作り
オウンドメディアにしろ、専門メディアにしろ、会社の事業としてメディアをスタートするなら、売り上げを作ることが求められます。また、部署間の調整や社内メンバーの巻き込みは編集長の大切な役割です。
メディアが軌道に乗りつつある段階では、他メディアとの関係を作り、タイアップや勉強会などを設定することで、成長できます。
僕のメディアもWebメディア編集長会をスタートしてから、大きく飛躍しました。現在は応募を停止していますが、参考までに掲載します。
Webマーケター
- オウンドメディアのグロース(規模を大きくする)
- メディア外の対策(SNSや広告など)
- メディア内の開発(レコメンド、ランキング、プッシュなど)
- UIやUXの改善
Webサービスやアプリの利用者を増やし、規模を拡大していく人をグロースハッカーと呼びます。良い商品を作っても、集客ができないと売り上げが伸びないのはメディアも同じ。
サイトのデザインや機能、時には外部広告やSNSなど、広範囲なWebマーケティングに携わることになります。
オウンドメディアの運用責任者
- ライターの採用と育成
- 記事の方向性の決定
- 記事のキーワード決定や企画決め
- 記事の編集や執筆
編集部が立ち上がって軌道に乗るまで、現場で記事の執筆や編集をするのも編集長の役割です。ライターや編集を採用して、引き継ぐ際にはメディアの方向性や目的に沿って、適切な記事が書けるようにルールやマニュアルの整備もします。
編集部作りについては、悩みが尽きないので僕の体験談とノウハウを別記事「Webメディアの編集部を初めて作る人へ」にまとめました。
オウンドメディア編集長がやるべき11の仕事 | まとめ
本記事は「オウンドメディア編集長がやるべき11の仕事」を解説しました。経営から執筆まで、幅広い知識と経験が求められる編集長は、新しい会社の社長になる気持ちで取り組むとギャップが少ないです。
特に立ち上げ編集長は大変な仕事ですが、さまざまな経験が一度にできるので、貴重なキャリアになります。頑張りましょう。