Webメディアの編集部を初めて作る人へ【5年目の編集長より】

Webメディアの編集部を初めて作る人へ【5年目の編集長より】

      2019/05/26

Webメディアの立ち上げに当たって、メディアを運営する編集部について未経験で悩みが尽きない人に知ってほしい経験談をまとめました。

 

記事の内容

・Webメディアにおける編集長やマネージャーの役割
・ライターの募集や育成との向き合い方
・編集の意義や効果的な編集
・メディア上に記事を発信し続けるための工夫

今回の記事を最後まで読んでもらえれば、上記の4つが分かるようになります。

 

初めてのメディア立ち上げで600万PV達成

初めてのメディア立ち上げで600万PV達成

僕はWebメディアの立ち上げは当然として、チーム作りやマネージャーとして働くことも初めてでした。それでも若者向け旅行メディア「TABIPPO.NET」を5年前に初めて、のべ200人以上のライターや編集と一緒に発信を続け、600万PVまでメディアを成長させることができました。

 

編集長って必要?何をする人なの?

編集長って必要?何をする人なの?

メディア立ち上げ期の編集長の大きな役割は2つです。
1. 自社に合うWebメディア運営の仕組みを作ること
2. 自分でWebメディアを運営しつつ、徐々にライターに引き継ぐこと

それぞれ解説します。

 

自社に合うWebメディア運営の仕組みを作ること

まず、Webメディアを運営する母体となる会社やWebメディアの目的によって、どんな体制がベストとなるかは変わります。とはいえ、ほとんどのケースでは潤沢な資金や人員はなく、ほぼワンオペ(実働できるメンバーが1人しかいない)状態か、広報やPR担当の人がメディア担当も兼務しているでしょう。

ワンオペで予算もない場合は、いかに効率よく記事を配信していけるかが最初の山場になります。そのための工夫としては記事フォーマットの統一やフリーフォトサイトの開拓、メディアのターゲット設定などです。

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自分でWebメディアを運営しつつ、徐々にライターに引き継ぐこと

ある程度、Webメディアが立ち上がり、結果が出てきたらライターを採用して配信する記事数を増やしていくことになります。目安は100記事前後くらいです。

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そして採用したライターからは細かくフィードバックをもらって、記事の執筆に関わるマニュアルをガシガシ作ります。ここで良いマニュアルを作ることができれば、今後の教育コストを抑えることができますし、配信する記事にも一定のクオリティが担保されます。

 

ライターはどうやって集めるの?

ライターはどうやって集めるの?

全くライターのツテがない場合は、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスで集めることになりますが、メディア内でのライター募集も出しておきましょう。

メディアのジャンルにもよりますが、300記事前後から過去記事をリライトする必要が出てきます。その際には、編集長と連携して細やかな仕事ができる人が求められます。クラウドソーシング上は記事単位で仕事を発注・受注するケースが多いので、この段階でクラウドソーシング経由でのライターしかチームにいないとしんどいです。

 

編集って必要なの?

編集って必要なの?

Web記事はライターと編集の2人1組で作ることが多いです。編集長が編集担当を兼任することもよくあります。2人で記事を作る理由は、客観的な視点で記事をブラッシュアップするためです。

第三者が記事を読むことで、読者に喜んでもらえる内容やテーマになっているのか?をチェックすることができます。誤字脱字や分かりにくい表現などもライターのみだとほぼ気づくことができません。

 

編集がどうしてもつけられない場合

編集がどうしてもつけられない場合

メディア立ち上げ期において、記事全体に編集担当をつけることができない時は、テーマとタイトルの部分だけでも壁打ち相手を置くことで、ライターのみで記事を書く場合よりも劇的に記事を改善することができます。

 

補足:良い記事に必要な要素

これまで300記事近く執筆を続けてきてわかったことは、良い記事を作るのに特に必要なものは良い企画とタイトルです。記事を構成する要素の重要度はこんなイメージです。

記事の企画:50%
タイトル:20%
本文:20%
アイキャッチや画像:10%

本文の分かりやすさや画像の綺麗さがそこそこでも、企画とタイトルが良いものであれば、読者に喜んでもらえる記事は作れます。

 

記事を書くペースが遅い人にはどうするの?

記事を書くペースが遅い人にはどうするの?

記事を書くのにすごく時間がかかる人がいたら「記事の構造を作ってから執筆しているか?」を確認してください。書籍「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ」を参照してもらえれば最も分かりやすいですが、分かりやすい記事を素早く執筆するには、記事の構造がはじめに決定していることが大切です。書きながら、考えながら、というスタイルは効率的に思えますが、かえって時間がかかります。

 

記事のテーマが足りない!どうすれば?

記事のテーマに求められることは、誰かの課題を解決できることです。そして、最も身近な課題は自分の課題です。先日、僕は人生で初めてのロストバゲージ(飛行機の預入荷物がなくなってしまうこと)を経験してとても困ったので、体験談を記事「中国国際航空で荷物をロストバゲージした時にやるべきこと」にしました。

このように、過去の自分の課題を解決できることが最も書きやすく、価値のある記事を書けるテーマです。情報があふれるインターネット上は実体験にこそ価値があります。そのため、様々な経験を持つライターをメディアに合わせて集められることが、大切です。

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まとめ

僕がWebメディアの編集部を立ち上げる際に知っておきたかったことをまとめました。

1. まずは編集長がみずから経験して、効率的な仕組みを作ること
2. 採用したメンバーに仕組みを渡しつつ、改善すること
3. ライターが困りがちな、執筆スピードと記事テーマをサポートすること

この3つができれば、編集長がゴリゴリと記事を書かなくてもWebメディアが運営されるようになります。

 

短期間で結果を出したければコンサルタントに頼るのも方法の1つですが、実績のあるコンサルなのかどうかを確認してからご依頼ください。僕の実績と依頼はこちらになります。

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