人生に必要なお金の計算式。簡単シミュレーションでゴールを見つける【5分で終了】

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仕事を頑張っていると「これから、どれくらい頑張ったらいいねん…」と絶望することはありませんか?僕はあります。お金を増やす手段を学んで、資産を増やしている人は毎日頑張ってるだけに、ゴールを知っておかないと継続が難しくなります。

そこで今回は、「人生に必要なお金」の計算式をご紹介します。細かい計算をすると、場合による!ってなって具体的な金額を算出できなくなるので、あえてシンプルにしています。まずは、ざっくりと人生の総額を知りたい!という方は続きをご覧ください。

 

結論

人生に必要なお金の総額を計算する式は下記になります。

必要金額=生活費+持ち家+養育費+車の費用

 

それぞれの項目をざっくり知るために、

 

生活費を計算する

生活費 = 残り寿命×1年あたりの生活費

となります。

 

日本人の平均寿命はこちら。

  • 男性:81.41歳
  • 女性:87.45歳

 

また、1年あたりの生活費はこちら。

  • 単身世帯:約16万円/月× 12ヶ月 = 192万円
  • 二人以上世帯:約30万円/月 × 12ヶ月 = 360万円

※出典は総務省統計局の家計調査年報(家計収支編)2019年より。二人世帯ではなく、二人以上世帯となってしまっているので、二人世帯の平均生活費のデータをご存知の方は、ぜひTwitterのDMなどでお知らせください

 

2つのデータを使うと、例えば現在30歳の男性が二人以上の世帯だった場合は

生涯生活費:(81歳 – 30歳)× 360万円 = 1億8,360万円

 

住宅費用

次に人生で最も高い買い物である住宅費用について。全国平均での建売住宅(土地と住宅がセットになっている新築の分譲住宅)は平均3,494万円です。

※出典は住宅金融支援機構のフラット35利用者調査2019年度より

 

ちなみに、統計によると中古戸建が最も安くで、マンションが最も高い。

中古戸建:2,574万円
中古マンション:3,110万円
注文住宅:3,454万円
建売住宅:3,494万円
土地付き注文住宅:4,257万円
マンション:4,521万円

 

子供の養育費

子供の養育費は1人あたり公立幼稚園〜国立大学と、すべて国公立の学校に通った場合約3,000万円。つまり、子供1人と中古マンションが同じくらいの価格なんですね。

出典である「子ども応援便り」には最安の国公立コースから、最高額の私立医学部コースまでの金額が掲載されていますので、気になる方はご覧ください。

 

 

車の費用

最後に車の購入価格は新車で平均150万円〜です。SUVやミニバンなどを買ったらもっと高くなりますが、上限がブレるので150万円を採用します。ただし、新車の平均使用年数は約9年なので、車ありの生活をしている人は、生涯で車を複数台買うことになります。

※出典は一般財団法人自動車検査登録情報協会の自動車保有動向(2020年)より

 

実際に計算してみた

  • 現在30歳
  • 建売住宅を購入
  • 子供2人(国公立)
  • 車あり

という条件で、実際に計算してみます。

 

計算式は、必要金額=生活費+持ち家+養育費+車の費用でしたので、それぞれの項目を算出すると

  • 生活費 = (81歳 – 30歳)× 360万円 = 1億8,360万円
  • 住居費 = 3,494万円
  • 養育費 = 3,000万円 × 2 = 6,000万円
  • 車両代 = (81歳 – 30歳)/ 9年 × 150万円 = 850万円

これらを合計すると、2億8,704万円でした。

 

計算には我が家の条件を当てはめたのですが、父親が2億8,704万円を稼いだと思うと、改めて尊敬しますね。当時と今は物価差なども当然ありますが、これだけの金額を自分が稼ぐとなると、身が引き締まる思いでした。

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