もうノマド辞めたい。ノマドワーカーで最も大変だったこと「だいたいお金」

「ノマドワーカーとして世界を旅しながら仕事をして、大変だったことはありますか？」答え「めちゃくちゃあります。語ります」

ノマドになってからの衝撃を少しでも減らすために、現役ノマド5名に「最も辛かったこと、大変だったこと」を聞きました。多くの人がお金と仕事についてコメントしていますが、僕だけが異質です。動物の話。

ご協力いただいた、shoさん、harunaさん、KOHさん、本庄遥さん、ありがとうございます！それぞれの経験がとても参考になるので、ぜひ最後までご覧ください。

ノマドワーカーとは？

写真は僕がジョージアの首都トビリシで、海外ノマド体験「ノマドニア」を開催している様子

ノマドワーカーとは語源である遊牧民（nomad）のように決まった定住先を持たずに、日本中、世界中を転々としながら暮らしつつ、仕事も頑張ってる人たちのことを指します。

ただ、ノマドワーカーの実態には幅があります。僕は日本に自宅があって、半年を日本で暮らして残りの半年をノマドワークする形です。他にも、海外に自宅があって、海外拠点で旅をする人。スーツケース1つで旅をしながら暮らしている人もいます。

広義には「旅と仕事を両立している人たち」ぐらいを意味しています。それでは、本題です。

sho「コロナで収入が半分になった」

コロナがきっかけで一時期年収が半分ほどになりました。旅ができる時だったからこそ収入が安定する生活をしていたため、世界的に旅ができない状況になった時には売り上げがなくなるのは当然だったのですが、まさかそんなことが実際に起きるなんて思ってもいませんでした。

たまたまジョージアという1年間ビザなしで生活ができる国で、起業もしやすく外国人でも働けるチャンスがある国に滞在していたので、コロナの影響を受けない且つジョージアで収入を得るという方法に切り替えました。

あと、ジョージアは旅行者でも簡単に銀行開設ができ、年利12%という金利がつくので利息だけで生活するという方法も可能になるのでラッキーでした。

haruna「朝4時まで仕事の連絡」

仕事で困ったときに、どうにかしてひとりで解決しなければいけなかったことです。

独立して半年経った頃、ひとりでバリ島に1ヶ月滞在していたことがありました。そのとき日本の大手代理店経由のお仕事をしていたのですが、毎日朝の7時から翌朝の4時くらいまでずっと仕事の連絡がきていました。独立して間もないうちからひとりで行動していて、まわりに相談できるひともいなかったため、とにかく言われた通りにやって、納品しきるしかありませんでした。

それ以降は「モヤモヤは溜め込まない」「違和感のある相手とは仕事をしない」を徹底しています。あの経験があったおかげでいま楽しく仕事ができていると思うので、全く後悔はしていませんが、いま思い返してもあのときは大変でした。

バリ島での思い出はその時間が大きいので、今度はたくさん観光をして、楽しい思い出を作りにいきたいです！

KOH「海外ニートになった」

ぼくはITフリーランス初日からタイに移住しました。当時は日本で月30万円の案件を決めてから渡航したので、月8万円で生活可能なタイでは安心感のあるスタートだったわけですが、なんとその案件が白紙になりました。

契約書も締結前で渡航していたので先方に責任はなく、海外ノマドだと思っていたら海外ニートになってしまったことは大変でした。

幸い物価の安い国で貯金があったので経済的に困窮することはなく、むしろそれから半年は自ら無給を打診してキャリアを積み、知名度を上げることに専念したことで「結果それでよかった」と言える今があります。

本庄遥「コンビニのおにぎりも買えない」

お金を継続的に稼ぐことです。特に最初の1年は食べていくのに必死でした。私は新卒フリーランスだったので、初月から収益を出さないといけない状態かつ、貯金もそこまでなかったので、毎日が戦いでした。

コンビニの100円おにぎりさえも渋るほど切羽詰まっていたので、あの時期にはもう2度と戻りたくないですね（笑）

休学中にオーストラリアから帰国した後から「絶対にアルバイトに逃げない」と決めて、時給で稼ぐ以外の方法を常に模索しました。その結果、お金はいつもカツカツでしたが、会いに行きたい人に時間を割き続けることができたことで、人とのつながりが多くなり段々稼げるようになりました。

ノマドワーカーになる一番の方法は人から信頼されることだと思います。スキルももちろん関係ありますが、それ以前に「一緒に働きたい人になれるかどうか」が大切だと思います。

ルイス前田「野犬に囲まれた」

バンコクの下町で野犬の群れに囲まれたときです。ヤバい！と気づいた時には、すでに薄暗い裏道で野犬5頭に唸られてました。周りには人通りもなく、助けは期待できそうにない。

幸いにして完全には囲まれていなくて、後ろに下がることだけはできました。走っても逃げ切れそうにない距離まですでに詰められてしまっていたので、野犬と目を合わせたまま、すり足でジリジリと後退。

50mほど下がって、ようやくたどり着いたコンビニに意を決して飛び込みました。野犬は少しだけ僕の方をチラッと見てから、どこかに消えました。コンビニの人たちは状況を分かっていなかったので、不思議そうな目で僕のことを見てましたが、20分ほどコンビニの中で待ってからタクシーに飛び乗りました。

人間ならお金を渡せば帰ってくれますが、動物には通じない。

ノマドワーカーになりたいと思った方に「ノマドニア」

ノマドニアはノマドの聖地「ジョージア」で開催中の海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手応えを決め手に仕事選びができます。職業は早い段階で月5万円を稼ぐことができるリモートワークから選抜しています。