ノマドワーカーたちがこっそり続けている仕事の工夫と地道な努力

  • 2022.04.11

世界中を旅しながら、日本で働くのと同等やそれ以上に稼ぐノマドワーカーたち。仕事に対しては不利な条件なはずなのに、ノマドを続けられるには何か秘密があるはずです。

しかし、秘密をそのまま聞いても答えを引き出すのは難しそう。そこで、現役のノマドワーカー5名に「ノマドワーカーとして努力や工夫はどんなことをしてますか?」を聞きました。

ご協力いただいた、shoさん、harunaさん、KOHさん、本庄遥さん、ありがとうございます!不安への立ち向かい方がとても参考になるので、ぜひ最後までご覧ください。

 

ノマドワーカーとは?

写真は僕がジョージアの首都トビリシで、海外ノマド体験「ノマドニア」を開催している様子

 

ノマドワーカーとは語源である遊牧民(nomad)のように決まった定住先を持たずに、日本中、世界中を転々としながら暮らしつつ、仕事も頑張ってる人たちのことを指します。

 

ただ、ノマドワーカーの実態には幅があります。僕は日本に自宅があって、半年を日本で暮らして残りの半年をノマドワークする形です。他にも、海外に自宅があって、海外拠点で旅をする人。スーツケース1つで旅をしながら暮らしている人もいます。

広義には「旅と仕事を両立している人たち」ぐらいを意味しています。それでは、本題です。

 

sho「楽しい人だ、と感じてもらうコミュニケーション」

旅丸sho

2013年より地球一周の旅を開始し、現在も旅の途中の旅する経営者です。旅中に書いていた旅ブログ『旅丸』が世界一周ブログランキングで一位となり、旅行メディアや雑誌への記事の寄稿を行ったことがノマドワーカーとして旅をしながら生活をするようになりました。

旅人育成企画『タビイク』を運営するTABIIKU GEORGIA、旅系のマーケティング会社Backpackers Production、コーカサス地方のジョージアでの生活サポートを行うGeorgia Lifeの代表をつとめながら、マーケティングやライター、ディレクションなど幅広い仕事をしています。

Twitter:@tabimarusho
Instagram:@tabimarusho

 

基本的には日本のクライアントが多いので日本のトレンドは必ず追うようにしています。とにかく日本の状況についてはどこの国にいたとしても詳しくある努力はしています。

一人で黙々と仕事をするというよりは、ミーティングやSlackなどで会話をしながら進める仕事が多いので、仕事に関する内容は当然として、それ以外の時間で『この人と一緒にする仕事は楽しい』と思ってもらえるかというのが継続的に仕事をやっていけるかどうかのポイントだと思っています。

 

haruna「時差と移動時間がマイナスに働かないように」

旅をしながら、暮らしています。本業はUIとWebのデザイナー。そのほか、スクールで講師をやったり、文章を書いたりしています。新卒で予備校に就職後、21歳で独立。海外での独立と同時に家を手放しアドレスホッパーに。現在はブランディング・デザイン事務所・開発会社など複数の会社に参画。ユーザー心理と行動について考えることが好きです。

2022年から、福岡で旅人の拠点作りをはじめました。いつか海外にも拠点を置いて、多拠点生活計画中。最近は文章を書くことと、絵を描くことにはまっています。

Twitter:@Haruna_F1207
Instagram:@haruna_f1207
note:haruna / 旅暮らし

 

「ノマドしてるから」という理由で仕事に影響が出ないように工夫しています。特に、時差と移動時間がマイナスにならないように気をつけています。

海外に出るとどうしても日本時間とズレが起こります。私は毎日11時(日本時間)からミーティングがあるので、例えば、ジョージアにいる場合は朝6時から仕事をはじめています。

また、日本が夜遅くの時間に連絡しなければいけなかったり、ミーティングの設定を日本時間に合わせる必要があるため、慣れないうちはiPadで世界時計を表示しながら仕事をしています。

 

飛行機移動の日は基本的にミーティングができないので、がっつり作業ができるように予定を調整しています。また、飛行機内のオフラインの環境では、文章を書いたり、普段読めていない本を読んだりして、オフラインだからこそ捗るもの、を用意するようにしています。

 

KOH「現地のことは、現地の言葉で」

東欧ジョージアに住む、拠点型のノマドワーカーです。ユーラシア大陸の文明の交差点から東西南北に行ったり来たり。15歳から美容師のキャリアを積み、21歳で独立後、世界の路上でヘアカット旅。そんな旅がきっかけでトラベルライターを兼業。

ITベンチャーのメディア事業部に引き抜かれ、1年後の独立を期にノマドワーカーとしてタイに移住、ジョージア移住と駒を進めてきました。海外ノマド体験「ノマドニア」の運営をはじめ、コワーキングスペース「ANO OFFICE」、シェアハウス「SONO HOUSE」を運営しています。

Twitter:@Luck81O
Instagram:@koh.id
note:【完全版】ロジカルなTwitter攻略【もはや聖書】

 

ノマドワーカーとして大小様々な国を訪ねるので、現地情報の調査で工夫を凝らしています。調査と言ってもネットの検索に他なりませんが、工夫として現地の言語で調べています。

 

インターネット上のほとんどのテキストはGoogle翻訳で日本語化できるので、おおよその内容を把握するのに言語力は不要。

日本のことは日本語の情報がもっとも質が高いように、どの国に行ってもその国の公用語で検索することで質の高い情報にアクセスすることができます。

 

本庄遥「一緒に働きたい人になる」

本庄遥

1996年、兵庫県生まれ。小学2年生からソフトボールを始め、高校で日本一に。関西秋リーグで防御率0.00で最優秀投手賞を受賞するも、大学2年生の秋に肩を負傷し、自身の存在価値について考えるように。外国人選手と戦うためにオーストラリアに留学。スポンサー契約30社、クラファン3度の達成をするも「自分が価値提供をする立場になりたい」とビジネスの世界へ。

現在はマーケティングを中心に、90 Englishの執行役員、SBイノベンチャー「ワークスルー」のマーケティング責任者をしながらアスリートが時間や場所に捉われない「ノマドアスリート」の代表をしています。目標は、世の中のアスリートが自分の好きな場所で、好きなレベルで、好きな競技を続けられる環境を作ることです!

Twitter:@number_1h
Instagram:@haruka.softball.1
Webサイト:nomad athlete

 

常にアンテナを張って、周りの人が幸せになる方法を考えています。って答えたらめちゃくちゃかっこよく聴こえてしまうのですが、要は企業やクライアントにとって「うちの会社に絶対必要なメンバーの1人」と思ってもらうことです。

その分野で活躍するプロはいくらでもいます。数字で結果を出すことももちろん大切ですが「なぜかあなたと一緒に仕事してるとやる気でる」「会社がピンチのときにいつも助けてくれる人だな」感情面でも一緒に働きたいと思ってもらうメンバーになることを心がけています。

具体的に工夫していることは、チャットや1on1でチームメンバーとのコミュニケーションを自ら取りに行くことです。

 

ルイス前田「ノウハウをすぐに取り出せるようにする」

1人10職で81ヶ国を旅してるノマドワーカーです。大阪府で生まれ、大学時にニューヨーク留学と世界一周を経験。旅仲間たちと株式会社TABIPPOを起業し旅行メディアの編集長を務め、現在は株式会社スラッシュワーカーズの代表です。

アメリカ横断やアイスランド周遊を仕事にできた経験が最高だったので、海外ノマド体験「ノマドニア」や「トラベルライター養成講座」「旅人エンジニア留学」などで旅と仕事を両立する人を増やしています。次にやりたいことは宇宙旅行です。

Twitter:@NY_ruisu
Instagram:@rui_maeda
Webサイト:スラッシュワーカーズ

 

ノマドワーカーは観光や移動、調査にかなりの時間と体力を割くので、日本で仕事をするより短い時間で良い仕事をする必要があります。そのために、やったことは3つです。

1. 年間100冊の読書でインプットを絶やさない(ありがとうKindle)
2. 日本にいる間は勉強会や飲み会、イベントを主催する
3. 学びをブログやセミナーでアウトプットして、いつでも取り出せるようにする

 

特に効果があったのは3のアウトプットです。ノマドワーク中は、PCを使ってまとまった仕事はできないけど、スマホでちょっとした文章は書けるタイミングが多い。その際に色々と材料を作っておいて、まとめてドバーッと送ってます。

 

ノマドワーカーになりたいと思った方に「ノマドニア」

ノマドニア

ノマドニアはノマドの聖地「ジョージア」で開催中の海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手応えを決め手に仕事選びができます。職業は早い段階で月5万円を稼ぐことができるリモートワークから選抜しています。

ノマドニアの概要
・10人のノマドによる全10職、計63時間の体験講座
・現地エキスパートと現地人スタッフによる渡航・現地サポート
・開催日から1ヶ月間コワーキングスペースを無料で24時間利用可能
・ジョージアの現地銀行の口座開設サポート
・日本人が入れる現地保険の契約サポート
・ノマドワーカーに最適な賃貸物件の提案や契約のサポート
ノマドニア
ノマドニア
ノマドニア

小さな子どもは習い事や遊びなど、さまざまな経験を経て自分の得意や苦手を発見します。しかし、大人になるとそのような発見の機会は失われてしまいます。

ノマドニアは「リモートワークで好きな場所で働きたい」という理想を叶える手段を見つけるための体験を、ワークショップを通してみなさまに提供しています。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になる

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?