初めてのスラッシュワーカー準備講座

初めてのスラッシュワーカー準備講座
  • 2021.03.17

1人10職のスラッシュワーカーとして暮らしています。働きながら世界を旅していたら、最適な働き方としてスラッシュワーク(スラッシュキャリアともいいます)にたどり着いたのですが、漢字にすると「複業」です。

 

スラッシュ(/)で区切るように、複数の仕事を同時並行して進めることをスラッシュワークといいます。フリーランス歴が長い人や、自営業の人は、自然とスラッシュワーカーになってることがありますが、会社員からすると、まだまだ珍しい働き方です。

そこで、これからスラッシュワーカーを目指す人に、準備すべきことをご紹介します。

 

人生に必要なお金を計算する

まず大切なのは、人生に必要なお金の総額を知ることです。天国にお金は持っていけませんから、今世で必要なお金をぴったり稼ぐことができれば最大効率です。

マラソン選手が「たくさんの距離を、できるだけ速く走れるような練習はしない」ように、 僕たちビジネスアスリートにも目標が必要です。

 

やりたいことの実現を踏まえた人生の総額を計算するには「人生でやりたい100のリスト」を作ると便利です。詳しくは、「人生でやりたい100のリスト」を人生に活かす7つの使い方をご覧ください。

これまでに、1000人以上の人たちと一緒にリストを作ってきましたが、半数以上の方の人生に必要なお金の総額は2億円から3億円でした。会社員の生涯年収が2億円から3億円と言われていますが、この一致は偶然なのでしょうか。

 

スラッシュワークする仕事を知る、選ぶ

人生の総額がわかったら次にどの仕事でお金を稼ぐか知って、決めます。世の中には数え切れないほどの仕事があって、一部の仕事は機械やAIに置き換わり、その一方で新しい仕事が生まれています。

要するに、仕事の選択肢は無数にあるので、例えば「世界を旅できる61の仕事まとめ」を参考に、まずは興味を惹かれる仕事を選べばOKです。

 

ここでポイントは、あまり深く考えずに仕事を選ぶことです。そもそも、どんな仕事も実際にやってみないと、魅力や大変さはわかりません。ましてや、スラッシュワーカーにとって仕事は常にいくつかあるものなので、自分や業界の環境の変化によって変えていきます。

仕事を選んでも、それを一生続ける可能性はとても低い、これが重要です。

 

仕事に必要な技術を身につける

スラッシュワークする仕事を選んだら、仕事として成立するための技術を身に付けます。書籍やYouTubeを見ながら独学しても良いですし、有料のスキルアップ講座に参加してショートカットする方法もあります。

 

いずれの方法にしても、技術を身につけるコツは2つです。

  • 手を動かして、やってみる
  • 学習できる、環境を作る

 

手を動かして、やってみる

バスケのシュートについて、書籍を100冊読んでも、実際に身体を動かさないとシュートは入りません。スポーツの技術も、仕事の技術も同じ。インプット1割、アウトプット9割を意識して、勉強したつもりにならないように気をつけてください。

 

学習できる、環境を作る

新しい技術を身につけるには、時間と体力が必要です。これらを気力で何とかしようとするのは無理です。

例えば、仕事が忙しくて勉強の時間が取れないなら、まずは仕事が早く終わるようにする。自宅が騒がしくて集中できないなら、コワーキングスペースを契約する。

時間と体力の余裕を作ることができれば、学習は成功したも同然です。

 

仕事を見つける

実際に仕事を探していない人の多くが「自分ができる仕事なんてあるのか」と心配しますが、大丈夫です。仕事を見つける手段を「未経験の業界で仕事を獲得する28の具体的な方法」にまとめました。

 

おそらく本当に心配しているのは「仕事があるのか」ではなく「仕事をこなせるのか」や「依頼主を怒らせてしまうのではないか」ではないでしょうか。

新しい仕事ですから、うまくいかないことはあります。怒られることもあります。ただ、仕事の失敗=人生終了、ということはないはずです。なぜなら、そこまで大事になるほどの仕事を、いきなり獲得できることがないからです。

 

1つ目の仕事があると有利な次のスラッシュワークを探す

無事に1つ目の仕事(本業がある方は2つ目の仕事かもしれません)が成立しました!僕の目安では1ヶ月で10万円を稼げるようになったら、次の仕事を探します。

ここでポイントは、1つ目の仕事があると有利になる、具体的には稼ぎやすかったり、仕事が取りやすくなる次の仕事を探すということです。まったく、ジャンルが違う仕事もやりたくなりますが、3つ目か4つ目くらいで異業種・異業界に進出することをオススメしてます。

 

例えば、下記のような進路は有利になりますね。

  • Webエンジニア→Webデザイナー
  • 動画編集者→動画撮影者
  • ライター→編集者
  • ブロガー→Webマーケッター

 

初めてのスラッシュワーカー準備講座 | まとめ

これからスラッシュワーカーを目指す人に伝えたい情報は以上です。スラッシュワーカーとしての実体験や関連情報は、別の記事にもありますので、ぜひ一緒にご覧ください。

» スラッシュワーク歴4年だから分かるスラッシュワーカーのメリット・デメリット
» 自分で仕事を作る13の方法。20万円稼げば、何処へでも行ける

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?