株式会社TABIPPOが2周年を迎えました。会社にする予定など全くなかったTABIPPOが、株式会社となり、従業員を雇う立場になったことは、いまでも不思議な流れを感じます。
20代前半は、ニューヨーク留学と世界一周、大阪ガスに就職し、オプトに転職するなど、ひたすらにインプットを続ける期間でした。一転して、20代後半は、オプトを退職し、TABIPPOを株式会社へ、そして編集長に就任するなど、アウトプット中心となりました。
2周年の節目として、編集長として多くの時間を費やしたオウンドメディア「TABIPPO.NET」(http://tabippo.net/)について振り返ってみます。
2014年のTABIPPO.NETトピックス
1月:株式会社オプト退職
2月:創業の準備
3月:創業の準備
4月:株式会社TABIPPO立ち上げ
5月:世界二周目へ
6月:東南アジア〜中東
7月:ヨーロッパ〜南米
8月:北米〜帰国
9月:旅祭2014開催
10月:メディアインターン第1期が参加、前田のメディア選任が決まる
11月:TABIPPO2015キックオフ
12月:TABIPPO2015メンバーがメディア運営に参加
個人的なできごとが多いです。組織ではメディアを動かせておらず、ほとんど僕がワンオペで更新している状態でした。10月からインターン生が入ってくれて、チームで運用できるようになりました。
2015年のTABIPPO.NETトピックス
1月:TABIPPO2015 PRの追い込み
2月:TABIPPO2015開催
4月:世界遺産記事のスタート
5月:ライターに執筆画面を解放
6月:久野さん、柿澤さんなどジョイン
7月:メディアメンバー募集開始
8月:トラベルライター募集開始、リニューアル、長沼ジョイン
9月:旅祭開催
10月:専属ライター募集開始
11月:カンパニーサイトリリース
12月:専属ライター本格始動
8月のトラベルライター募集開始、そして長沼が入社したことで、一気に編集部らしくなります。「編集」という仕事に試行錯誤しながら、旅祭を迎え、社内にもライターを迎え入れます。
よかったこと・できたこと
200名以上の旅人達と情報を発信することができた
実際にたくさんの旅をしている人たちと一緒にメディアを作ることができて、何よりもよかったです。ライターさんの訪問国数は平均して、15カ国です。同じ場所に訪れていても、異なる旅の経験。それらを自身の言葉で語ってもらうことで、より多くの方に旅の良さを伝えられると思っています。
事業を自分たちだけで完結させずに、志を同じくする方と一緒に作り上げていく。いわゆる「共創」はTABIPPOにとって、大切にしてきたスタイルです。
提携メディア・媒体が増えた
SmartNewsさんやハフィントン・ポストさん、Spotlightさん、ガジェット通信さんと提携することができました。個人のブログでは掲載することが難しいこれらの媒体でも、TABIPPOに寄稿することで掲載できる!旅の経験を多くの人に伝えることができる!というのは、旅人にとってはとても大きいことです。もちろん、編集部にとっても。
編集部を立ち上げることができた
2014年にインターンが加入、2015年は徐々にトラベルライターや専属ライターが加入して、徐々に編集部の規模が大きくなりました。現在では、編集部全体で18名のメンバーがいます。リモートワークや世界中を飛び回りながら、記事を執筆するメンバーも増えてきました。
編集部内にも旅するキッカケが生まれ始めた
編集の仕事をしていると、ついつい社内でPCに向き合う時間が多くなっていました。でも、最近はちょっと違う流れ。たくさんの旅行情報を扱うにつれて「自分もこんな旅がしたい!」と感じるメンバーが増えました。
僕自身も、「この旅、変じゃーにー?vol.1」の取材を通じて、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地に行きたくなりました。ロケットの打ち上げみたい。
できなかったこと・これからやること
メディアの開発が全然追いついてない
2015年の8月に大規模なリニューアルをしてからは、開発が理想に追いついていません。地図からカテゴリーにリンクしたり、有機的に記事同士がリンクしたり、ライターさんのプロフィール画面を拡充したり、したい。
ライターさんとのコミュニケーションを増やしたい
世界中を飛び回っているライターさんが多いため、直接会うことが難しいです。メディアの方向性や編集の方針を理解していただくためにも、今後はより多くの情報を共有。編集部と切磋琢磨しながら、熱量のある記事を多く生み出したい。
変わり続けること
2年前を振り返ると、変わっていないことは社名とミッション、そして創業メンバーくらいでした。ルールや制度が多くなった3年目は、保守的な思考にならないよう気をつけながら、変わることは善いことで、ダメだったらすぐ辞めよう!という文化を浸透させます。何よりも自分自身に。
3年目のTABIPPOもよろしくお願いします。