仮タイトル、テーマ、本文構成の3つを含む設計図があると文章をスムーズに書き進めることができます。
「文章が上手に書けないし、時間もかかるし、しょうもない表現しかできない」と悩む人を救います。良い文章を執筆するためには、設計図が必要です。設計図を作るスキル=良い文章を書くスキルです。おしゃれな文章を書く技術がなくても大丈夫。&nb[…]
良い文章とは完読される文章で、完読に必要な条件は
- 内容
- ロジック
- 言葉づかい
この3つです。
本記事で取り上げる文章・記事の構成テンプレートはロジックを支えます。文章には基本となる型が目的ごとにあるので、構成作りが苦手な人でも、型通りの構成にすれば「何を言っているのか分からない」という結果を避けられます。
事実を伝える文章のテンプレート(SDS法)
1. 概要(Summary):文章の要約
2. 詳細(Detail):詳しい内容を具体的に記載する
3. まとめ(Summary):重要な部分を改めてまとめて伝える
物事を素早く伝えたい場合に使うテンプレートがSDS法です。ビジネスメールや報道番組、通販番組でも利用されます。Summary(要約)、Detail(詳細)、Summary(まとめの意味)の頭文字を取って、SDSです。
詳細部分が長くなってしまう場合は、PREP法に切り替えます。
説得力のある文章のテンプレート(PREP法)
1. 結論(Point):文章の結論
2. 理由(Reason):結論を支える理由
3. 具体例(Example):理由を裏付けする実例やデータ
4. 結論(Point):文章の結論を再提示
説得力のある文章を執筆したい場合はPREP法のテンプレートを使います。論文や提案書などもPREP法に基づいて作成されているものをよく見かけます。
読み手に意見を伝えるよりも、購買や申し込みなどの行動を促すことを重視する場合はQUEST法を使います。
行動を促す文章のテンプレート(QUEST法)
1. 絞り込み(Quality):読者の絞り込み
2. 共感(Understand):読み手の悩みに共感する
3. 啓発(Educate):行動のメリットを説明する
4. 興奮(Stimulate):行動後のポジティブな未来と、行動しなかった場合のネガティブな影響を想像させる
5. 変化(Transition):行動のクロージング
商品購入や会員登録、キャンペーンへの応募など読み手に具体的なアクションを促したい場合はQUEST法が有効です。商品ページやセールスページなどはQUEST法で書かれていることが多いです。ブログのアフィリエイト記事なども同様ですね。
知っておくと便利な文章・記事の構成テンプレート | まとめ
文章や記事の構成テンプレートは以上です。テンプレートはただの知識なので、形だけ覚えればOKです。細かい言葉を覚える必要はありません。
ちなみに本記事のテンプレートはSDS法ですね。