「Twitterが怖くてたまらない。でも、積極的にツイートしたい」という方向けの記事です。ツイートへの苦手意識をなくすために、文章力がない人がやりがちな「ツイートのタブー」を解説します。
別の記事で、文章力のない人が書く文章の特徴を紹介しましたが、文章力がないことを自覚しているなら、よくあるミスを学べばレベルアップはすぐです。
差別語、不快語を学んで使わない
基本中の基本です。読み手が差別されたと感じたり、不快に思う可能性がある言葉は事前に学んだ上で、使わないようにします。国籍や肌の色、性差などの領域が特に注意です。
代表的な差別語や不快語はこちらです。
外国人の誤用として「外人」とするケースは、使用者本人が気づいていないことがよくあります。
漢字を多用しない
漢字が多すぎることをライティング用語で「字面が黒い」と表現します。ツイートは1秒間で目に留まり、続いて読んでもらえるかがポイントなので、漢字を多用した黒すぎるツイートは読まれません。
漢字にするか、ひらがなにするか、迷ったらひらがなにしてください。代表的なひらがなにすべき漢字はこちら。
主に → おもに
最も → もっとも
更に → さらに
共に → ともに
是非 → ぜひ
全く → まったく
決して → けっして
一体 → いったい
例えば → たとえば
勿論 → もちろん
併せて → あわせて
元々 → もともと
様々な → さまざまな
〜程 → 〜ほど
〜等 → 〜など
〜達 → 〜たち
皆さん → みなさん
簡単 → かんたん
子供 → 子ども
大変 → たいへん
みんなに向けてのツイートをしない
「みんな」という人は存在しません。実生活でもありますよね。「みんな言ってる」「みんな知ってる」などの表現は、みんなじゃないときに使われます。
みんなではなく「誰に」向けてツイートするかは、3つのパターンに分かれます。
- 3年前の自分
- 実在する友人・知人
- 架空の人物
マーケティング用語では、「架空の人物」のことをペルソナと呼んで、統計やアンケートなどをもとに、作成します。ただ、ペルソナ作成は難しいので、興味がある人だけ下記の記事をがご覧ください。
Webマーケティングの第一歩は想定の顧客であるペルソナを作るところから。商品やサービスを利用していることのこと、分かっているようで分かっていません。特に関係者間では大きく認識の相違が生まれます。ペルソナはマーケティングの拠り所となる[…]
とりあえず、自分のツイートの切れ味を上げたいひとは、3年前の自分か実在する友人へチャットを送るように、ツイートを作ればOKです。
身内ネタ・地元ノリ禁止
友人や知人とのコミュニケーション以外の目的でTwitterを運用する場合は、身内ネタ・地元ノリは禁止です。自分と、身内以外の人が見ても、内容を理解できるツイートにしましょう。
ただし、芸能人や著名人の場合は身内ネタが好まれます。身内=他の芸能人や著名人だからですね。有名人の私生活や仕事の裏側をチラ見できるのはとても楽しい。
難しい言葉を使わない
専門用語や業界用語、略語はできるだけ避けて、中学生でも理解できるツイートにしましょう。
逆に、既存のフォロワーで同業界・同業種の人たちに伝わるように(業界外には伝わらなくても良い場合)、あえて用語を使うことはあります。
要は狙いがあればOKということですが、この記事をご覧のあなたはまだまだ新規のフォロワーを増やして、多くの人たちにツイートを届けたいという状況だと予測するので、ひとまず難しい言葉は簡単に。
絵文字でツイートをいっぱいにしない
絵文字に慣れている人はやらかさないのでしょうが、筆者(33歳)は絵文字を意識的に使っています。つまり不自然な使い方です、きっと。
「絵文字を使うことに自信は無い。けれど、文字だけで表現するといつもごっつい。」そんな方は、記号か国旗の絵文字だけを使うことをオススメします。
たとえば、こんなツイートです。
星野リゾートのBEB5まとめ
✅池袋からバスで往復4400円
✅星野温泉トンボの湯がコスパ♨️
✅食事は近くのハルニレテラスで
✅車なくても徒歩圏内に完結
✅コンビニまで1分
✅35歳以下は宿泊料半額‼️ pic.twitter.com/FL5elkD6Qi— ルイス前田 (@NY_ruisu) September 26, 2019
アイスランド🇮🇸のすごいところは「名前のない絶景」です。53ヶ国を訪れましたが、アイスランドほどレンタカーを停止させ、夢中になって写真を撮った国はありませんでした。
Twitterだと4枚ずつなので、需要があれば写真をまとめてブログに掲載します。気になる方はいいねやリプライで教えてください🙇 pic.twitter.com/TIlYxezWy8
— ルイス前田 (@NY_ruisu) February 11, 2019
オチを惜しまない
ツイートのオチを惜しむ人はモテません。「すべらない話」ではオチは最後ですが、SNSはオチを最初に持ってきましょう。
オチから始める理由は、SNSではタイムラインをサーっとスクロールする1秒で、読み手を捕まえなければいけないからです。フォロワーでなければ、チラッと見ただけのツイートを最後まで読んでくれる可能性は低く、オチで終わるのは大御所になるまで我慢。
ツイートは一晩寝かせるとおいしくなる
本来のTwitterは「なう」をつぶやくものでした。そういえば、「なう」って誰も言わなくなりましたかね。最近、Twitterを始めた人は「なう」の存在すら知らないかも。思い出しなう。
ただ、ツイートをおいしくしたいなら、いきなりツイートせずに、数秒間。できれば、一晩寝かせると、「昨日の自分が書いたツイート分かりにく!おもんな!」と、自分で自分を添削できるようになります。
カレーとツイートは一晩寝かせる。
お酒を飲んだらツイートしない
飲んだら、やらない、Twitter。
文章力がない人がやりがちな「ツイートのタブー」まとめ
「ツイートのタブー」については以上です。どのタブーも知っていたら、9割は避けられます。知らないと、やらかします。
有名インフルエンサーやフォロワーが多い人たちも同じで、勉強や研究を重ねた成果です。センスではありません。なので、今から始めても追いつける可能性があるのがTwitterの良いところ。
もっと勉強して、フォロワーを増やしたい人は下記の記事をご覧ください。
ツイッターのフォロワーを増やしたい人:ツイッターを初めて、とりあえず毎日投稿しているけど、いいねもリツイートも、フォロワーも全く増えない。もう諦めそうだけど、もう一回だけTwitterに挑戦したい。Twitterでフォロワーが10000人以[…]
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?