仕事ができなくて悩んでいる会社員:いつまでたっても仕事ができるようにならない。真面目に働いているし、そこそこ努力もしているはずだけど、モチベーションが足りないのでしょうか。
というように、会社員になって8年、起業して4年も経つと、「どうやったら仕事ができるようになりますか」という相談を受ける機会も増えます。
仕事ができるようになる万能薬は見つかっていません。でも、仕事できなくって責任感に潰されそうで、途方にくれた時に救われたのは「仕事の成果はやる気や人格では決まらず技術で決まる」という考え方でした。
仕事ができない人は、仕事に必要な技術がない人
仕事ができない理由は、モチベーションや人格・性格に問題があるのではなく、仕事に必要とされる技術が足りないためです。もしかしたら、その技術がコミュニケーションやファシリテーション(場を仕切る力)のような性格と混同しがちなものかもしれませんが、技術である以上身に付けることができます。
やる気やモチベーションで仕事の差がつくのは一瞬だけ
どんな人間にもやる気の大小や気持ちの浮き沈みはあります。モチベーションだけを振り絞って良い仕事ができたとしても、その状態を毎月・毎年と続けていくのは厳しいでしょう。
もし、「そんなこと言っても、あの人はいつもやる気あるよ!」と反論したくなったら、それはやる気を保ち続ける技術を身に付けている人かもしれません。
「なんとなく今日の勉強会は行きたくない。行ったら楽しんだろうけどキャンセルしちゃおうかな」「今日の飲み会って二次会あるのかなぁ。楽しいかもしれないけど、早く帰りたいなぁ」こんな気持ちになることはありませんか?僕はよくありました。ずっ[…]
仕事に必要な技術を身に付ける方法
仕事に必要な技術を身に付けるには、仕事の方法を創意工夫しながら変え続けることです。本を読む、セミナーに参加するなどのインプットも大切ですが、学んだことの中であなたの仕事に役に立つ部分はほんの一部なので、インプットよりもアウトプットを重視すべきです。
頭の片隅に置いておいて欲しいのは、現在うまくいっている方法もすぐに陳腐化(役に立たなくなる)する可能性があることです。現状に満足せずに、変化し続けられる人が仕事ができる人だと考えます。
「出戻り歓迎」に続いて、行動指針は「毎日変化し、工夫する」としました。リモートワーカーや在宅ワーカーが多いから「結果を最重視!結果さえ出てれば手段は問わない」という形にしたほうが、メンバーが工夫する余地が大きくなるからやりやすいかな?とか。[…]
あなたのやる気や覚悟には何の問題もない
繰り返しになりますが、あなたのやる気や覚悟、性格などは仕事の成果とは無関係です。性格悪いけど、仕事ができる人って世の中にたくさんいるじゃないですか。ただ、あなたに仕事の技術が足りないことが問題です。そこに集中すれば、きっと仕事ができるようになります。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?