いつもイライラして、すぐに怒る性格を直したい、と悩んでいる人向けの記事です。「アンガーマネジメント」という怒りをコントロールする手法においてよく勘違いされることですが、怒らないこと=正解ではありません。
時には、怒ることも必要です。ただ、怒る際には勢いや感情に任せて怒るのではなく、一定のルールの下で怒るべきです。本記事では、怒ってもいい時の3つの条件を紹介します。
予想できない
まず、第一の条件として、怒るべき時は怒りの原因が発生することが予想できなかった場合です。もし、予想している内容であれば、こちらで対策をしておくべきだったので、反省はしても怒るべきではありません。
部下に対して「また、同じミスをして!」と怒る人がいますが、部下がミスをするのは上司のせいです。ミスしないように周囲を整えるか、本人を成長させるか、またはミスをしない別の人に頼みましょう。
人には向き不向きがあるので、うまく部下を動かすことが上司の役割ですし、そのためにより多い給料を貰ってます。自分ではない人を動かすって大変ですから。
経済的な損失があったか
怒っても良い第二の条件は、経済的な損失があった場合です。例えば、持ち物を壊されたとか、もらえるはずだった収入がなくなった時、ですね。精神的な被害と違って、経済的な損失は明確な出来事ですから、気分や感情で怒ることはありません。
ちなみに、企業相手の場合は、経済的な損失をお金によって補填してもらうことよりも、同額相当の物やサービスで補填することでチャラにする方が簡単です。
企業と交渉した経験がある人は知っている通り、お金の補填(返金や弁償)より、物やサービスのプレゼントの方が企業内での決済が圧倒的に簡単なのが理由です。
大切な人を傷つけられた場合
怒っても良い第三の条件は、大切な友人や家族などを精神的、肉体的、または経済的に傷つけられた場合です。周囲の大切な人を守るために怒るというのは、生きていく中でとても大切な行為。
大切な人が怒ったり、強く主張できない、または子供や老人だった場合は、あなたが怒らないと傷ついたままで終わってしまいます。
怒ってもいい、むしろ怒るべき3つの条件 | まとめ
本記事では、怒ってもいい、むしろ怒るべき3つの条件について、紹介しました。アンガーマネジメントには様々な手法がありますが、怒りを溜め込みすぎるのも不健康です。
主張が弱くて、怒ることもなく、損ばかりしている人にとっては、なあなあで済ませるのではなく怒るべき条件、として紹介した内容は有効です。
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