好奇心を軸に、メンタルを消耗しすぎずに人生を過ごす方法

  • 2020.01.11

会社員4年目の人:まずは3年、今の会社に勤めた。就職活動では試行錯誤した上で会社を選んだけれど、最近はもっと挑戦できる環境で自分らしい働き方を実現したいと思うようになった。やりたいことがたくさんあるので、興味のあることでお金を稼げたら嬉しい。具体的な方法はわからないけど。

という相談に答えます。

 

記事の内容

・好きなこと、やりたいことを1000個書き出す
・1000個をまとめて、人生の方向性を見つける
・好きと仕事が一致しない場合の準備をする
・人生の方向性を軸に、月に5万円稼ぐ方法を作る
・稼いだお金を使って、時間を生み出す
・必要な分だけ、5万円稼ぐ方法を増やす

このような流れで記事は進みます。大きく分けると、好奇心を軸に、メンタルを消耗しすぎない人生までは3つのステップがあります。

  1. 興味関心をまとめて、人生の方向性を見つける
  2. 「好きを仕事に」の実現性を高める
  3. 1と2を元に5万円稼げる仕事を必要なだけ作る

記事を執筆するにあたって「好きを仕事に」を調べると、3の「好きをお金にする方法」についての記述が多かったように感じます。しかし、稼ぎ方と同じくらいに、好きなことの見つけ方と、好きと仕事の重ね方も重要です。技術的な話を中心にまとめるので、役に立つ部分があれば嬉しいです。

 

好きなこと、興味があること、やりたいことを1000個書き出す

好きなことや興味があることを仕事にすることについて、反対の人は多くはないようです。これまでの経験を元に「好きなことで食べていけるほど世間は甘くない」という意見も見かけますが、「どうせなら好きなことで生きていった方が豊かである」という認識は共通しています。

興味があることを書き出す時に大切なことは、「もうこれ以上出てこない」と感じるまでやり切ることです。具体的にはやりたいことが1000個出るまでです。やりたいことを書き出す方法はこちらの記事でまとめたのでご覧ください。

 

1000個をまとめて、人生の方向性を見つける

やりたいことが1000個あると、どんな人生を送っていきたいのかという輪郭がおぼろげに見えてきます。僕の場合は「モノより体験」「海外志向」「スペシャリストよりゼネラリスト(何でもやりたい)」「冒険と挑戦」「家族や恋人に関する項目は少ない」といった感じでした。

1000個のリストから方向性が見えにくい場合は、項目を健康、環境、人間関係、感情、趣味、仕事、お金、時間の6つに分類します。分類ごとに特徴や数を調べると、どの分類で何を重視しているのか分かります。

 

好きと仕事が一致しない場合の準備をする

どんな風に生きていきたいかが見えてきたら、好きと仕事の重なりについて下記の記事を一読してください。

記事内では

・好きなことで稼げる「一致タイプ」と稼げない「不一致タイプ」が存在する
・不一致タイプの場合、好きなことができるかどうかお金に左右される
・一致タイプか不一致タイプかは変化するので、不一致タイプになった時の準備が必要

ということが書かれています。そして、不一致タイプになっても好きなことを続けるためには、少ない時間で多く稼ぐ方法を用意し、生活コストを下げておくことが推奨されています。

 

固定費を減らすことは、効率よく稼ぐことよりもはるかに簡単です。扶養家族がいない場合、生活にかかるお金のメインは、食費、住居費、衣服費、交通費、教養娯楽費です。一挙に解決する方法は、シェアハウスを主催することです。

他にも東京から地方へ。日本から海外へと住居を移すことで、家賃や物価を下げることができますから、生活費を半分から三分の一程度にできます。

 

人生の方向性を軸に、月に5万円稼ぐ方法を作る

いよいよ、ここからが稼ぎ方です。人生の方向性から大きくブレない限りは小さい仕事をたくさんすることをオススメします。例えば、僕の場合であればメインはTABIPPO.NETの編集長ですが、他にラジオパーソナリティーやコンサルタント、エンジニア、ブロガーなどを仕事にしています。

1つ1つの仕事は大きくしすぎずに、1ヶ月5万円を目安に。金額を抑えて仕事の数を重視するのは、1つの収入源に頼ってバランスを崩すのを避けるためです。

そして、稼ぎ方は積み上がっていく方法を選びます。雇われて記事を書くライターよりも、自分のメディアを育てる。ゴーストライターではなく、自身の名前と実績が残る執筆をしましょう。1つの仕事で数十万円を稼ぐ必要はないので、仕事をもらうのではなく、仕事を作ることを意識するとうまくいきます。

 

稼いだお金を使って、時間を生み出す

効率よく仕事を作れたとしても、1日24時間は誰しも平等ですからどこかで限界がきます。生活費を抑えたままなら、本業に加えて5万円の仕事を2,3個作ったら、収支に余裕ができるはずなので、稼いだお金を使って時間を生み出します。

例えば、夜行バスではなく新幹線で移動する。週に1度ハウスキーパーに掃除してもらう。ルンバに掃除してもらう。お金で時間を買うことで、時間が余り、さらにお金を作ることができます。

 

必要な分だけ、5万円稼ぐ方法を増やす

ここまで整ったら、あとは好奇心を軸に、メンタルを消耗しすぎずに人生を過ごすために必要な金額を稼げるまで5万円稼ぐ方法を増やすだけです。

必要な金額は生活費+やりたいことリストを達成する費用で算出できます。僕の場合は、月収100万円、年収で1200万円あればやりたいこと1000個を全て達成できる計算でした。

ブログで稼ぐ場合の手法は別の記事にまとめてあります。

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好奇心を軸に、メンタルを消耗しすぎずに人生を過ごす方法

「好きなことを仕事にする」方法を再現性が高くなるように、技術面に寄せて説明しました。技術を重視するのは、方針をブラさずに中長期的に行動を積み重ねるためです。

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