収入を増やしたくて努力していますが、なかなか結果に結びつきません。何をするのが最も効率的ですか?
という質問に答えます。結論はインプットを減らして、アウトプットを増やしてください。目安はインプット3、アウトプット7のバランスです。
記事のゴール
本記事は読書やセミナー、資格試験などの努力をしているが収入が増えない、という方の問題を解決して、結果につながる行動ができるようにします。
・インプットで収入は増えない
・インプットをアウトプットできる効率と早さ
・収入=アウトプット=挑戦
という流れで解説を進めます。
前提:依存=弱みなので、依存したまま収入は増えません
例えば、子どもの頃は両親からもらうお小遣いと年に一度のお年玉が収入のすべてでした。毎月500円のお小遣いを1000円、2000円と増やしていくことはタフな交渉で、なかなか実現しなかったでしょう。僕はそうでした。もらえるお金をやりくりして、ゲームを買う楽しみはありましたが、これは子どもが収入を両親に依存しているからです。
社会人になっても収入が会社の給与のみなら、状況は同じです。日本企業の給料の上昇率は年間1.45%〜2.59%%と言われている(*1)ので、じーっと待っていても望み通りの給与がもらえる日は遠いです。依存しているということは、立場としては弱く、その状態のままでは収入は増えません。
自分の仕事を作ることで、1つの仕事への依存を減らすことができ、人生が安定します。この前提をまず覚えておいてください。
*1 【これって多いの?少ないの?】気になる昇給の平均額について調べてみた | リクナビNEXTジャーナル
インプットで収入は増えません
記事の本題であるインプットと収入の関係ですが、インプットすることで収入が増えるということはありません。インプットとは読書、勉強会などをはじめとした経験のことです。この時点ではお金や時間を消費しているだけで、他者に対して価値を提供していないので、読書すれば収入が増えるというのは思い込みです。
ただ、アウトプットにはインプットが必要なことは事実です。スタートはインプットからなので、例えばインターン中の大学生など経験が少ない場合は気にせずインプットから始めて大丈夫です。
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収入=アウトプット=挑戦
インプットでは収入は変わらず、収入はアウトプットの量と質に比例して変化します。アウトプットとは他者に変わって実施した体験や挑戦のことです。体験をどうまとめるかによって、アウトプットの見え方は変わってきます。
コンサルティング:経験をもとにアドバイスをする
手作りジュエリー:経験や技術をもってジュエリーを作る
ライティング:経験を文字にして発信する
バイヤー:現地を訪れて、商品を選び、交渉して購入する
どのアウトプットにしても、中心となる経験があり、経験するためには挑戦が必要です。たくさん収入を得るためには、たくさん挑戦すること。当たり前といえば当たり前ですが、挑戦を続けられる人は少ないので価値になります。
アウトプットの質=希少性
すでに何らかの挑戦をしているけれど、アウトプットの質が上がらないという場合は、挑戦の希少性に注目してください。希少性というのは、他者と比べて決まることですので、3つの領域で挑戦するようにすれば解決します。
例えば僕の場合だと、こうなります。
・国連加盟国193ヶ国の制覇(旅行)
・ブログの毎日更新を20年続ける(インターネット)
・1000番組の出演(ラジオ/イベント)
ちなみに、挑戦は途中で変えてOKです。目標を達成できなくても、そこまで進んだ努力は確実に成長と学びをもたらしてくれます。
まとめ
収入を増やすアウトプットについての解説は以上です。記事の内容を改めてまとめると
・1つの収入源に頼るのは不安定すぎる
・読書や勉強で収入は増えない
・アウトプットの量は挑戦の量
・アウトプットの質を高めるのは経験の掛け算
ということでした。
具体的な収入の増やし方は、記事「自分で仕事を作る13の方法」で解説していますので、次にご覧ください。
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