新年や誕生日、何か悲しい出来事をきっかけに「人生を変えたい!」と決意した人に読んで欲しい記事です。人生を変えるにあたって、悪く変えることはありえない。そこで、人生を変える=幸せになると解釈して、20代が1年で幸せになる方法を解説します。
ちなみに、精神論はゼロです。精神的な幸せというものも、物質的な幸せの上に成り立つと僕は考えています。それでは、本題です。
幸せとはどんな状態なのか、自分と向き合う
まず、自分にとっての「幸せ」とはどんな状態なのかを考えます。世の中には「大富豪だけど幸せではない人」や「仕事が眠れないくらい大変だけど幸せな人」がいます。
他人から見れば、矛盾している状態でも本人にとっては幸せだったりするので、幸せを定義することは難しい。ただ、「不幸」の定義は簡単です。
不幸とは、幸せになるための手段を何一つ持っていないことです。
- 金融資本(財産・お金)
- 人的資本(お金を稼ぐ能力・寿命)
- 社会資本(家族や友達)
幸せを構成する手段(資本)は上記の3つ。どれか1つでもあれば場合によっては幸せになります。詳しくは、橘 玲(たちばな あきら)さんの幸福の「資本」論で解説されています。
世代によって、3つの資本が意味することは変わってきます。
60代なら
- 金融資本:老後を過ごせる十分な財産
- 人的資本:健康で余生を楽しめる身体
- 社会資本:配偶者、子供、孫や会社外の友人たち
20代なら
- 金融資本:結婚資金や自宅購入の頭金など
- 人的資本:高収入な仕事に就ける能力
- 社会資本:恋人や一緒に遊べる友達
こうなります。
3つの資産のうち重視するものを把握する
何度も繰り返すように、人によって幸せの条件は異なります。また、20代の時の幸せと、60代の幸せも違う。
例えば、収入は少なくとも地元で両親の援助を受ける(実家に住めるとか)ことができ、仲間たちと楽しくやるのが幸せなら、重要な資本は「社会資本」です。
都内で良いマンションに住んで、オシャレして豪華な食事を食べる生活をしたければ「人的資本」が重要です。
ちなみに、僕は趣味であり、仕事でもある旅行に多くの資金を使いたいので「人的資本」が重要ですが、現時点では金融資本や社会資本はそれほど大切ではありません。
重要資産が増えるように仕事を選ぶ、変える
20代は学生が終わり、社会人として働きはじめる年代なので、仕事の選び方が資産の増減を左右します。重要資産が増える仕事・キャリアを選べるかが勝負です。その上で、プライベートの過ごし方を決めていきましょう。
金融資本が大切なら、年収やボーナスが多い仕事を選ぶべきです。または、成果報酬の仕事も頑張れば収入が増えるのでありですね。プライベートでの出費は抑えて、金融資本に回しましょう。
ある程度の金額が貯まったら、資産運用で増やすこともできます。
人的資本が大切なら、スキルアップに時間とお金を投資します。身につけるべきは時給が高い仕事で必要となる技術です。IT系であればWebエンジニア、クリエイティブ系なら動画編集者がオススメ。
終身雇用や年金制度の崩壊で1人1社1職の時代は終わっていますから、2足のわらじ、3足のわらじを履くために投資をすることも有効です。
社会資本が大切なら、人間関係に注意を払うべきです。そのため仕事は、家族や友人、知人と十分に交流ができる時間とお金を確保できるものを選ぶことに。お金より、時間が重要ですね。時間をお金で買うことはできませんから、収入に釣られて残業の多い仕事を選ぶと社会資本が豊かになれずに失敗します。
20代が1年で人生を変えるためにやる3つのこと | まとめ
本記事では「20代が1年で人生を変えるためにやる3つのこと」について解説しました。簡単にまとめると、
・自分の幸せを見つける
・幸せに必要な資産を把握する
・資産が増える仕事を選んで、あとは頑張る
という3点です。
金融資本、人的資本、社会資本という観点を知るだけで、「幸せ」や「世の中」、「仕事」などの曖昧な言葉がクリアーになりますから、迷わずに前進できるようになりますよ。
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