誤字脱字を無くしたいけれど、「頑張ってチェックする」という方法は個人の注意深さと経験に基づくので有効ではありません。そもそも、誤字脱字以外にも二重否定(聞かなくはない)や冗長な表現(することができます)など、確認すべきものはたくさんあります。
特に、複数人でWebメディアやSNSのアカウントを運用している場合、メンバーの感覚によって用語の使い方にブレが出てしまうのも避けたいところです。
そこで、誤字脱字チェックを1秒で完了するプラグイン「Japanese Proofreading Preview」を導入しました。
Japanese Proofreading Previewは文章校正支援のプラグイン
Japanese Proofreading PreviewはWordpressのプラグイン(拡張機能)で、プレビュー状態で文章の校正指示を表示することができます。校正の基準はYahooが提供している校正支援のプログラムを利用しています。
校正指示がある項目は上記の17種類で、指示項目ごとに設定画面でオンオフを切り替えることができます。
今のところは略語のみ指摘対象外としています。
Japanese Proofreading Previewで誤字脱字をチェックする方法
文章を書き終えたら「校正情報付きプレビュー」をクリックすると、いつものプレビュー画像の上部に校正指示が現れ、指示部分に色がつきます。
僕の場合は、トランジット困難→トランジットが困難、人生初めての→人生で初めてのなど助詞が足りていないという指摘が多いです。誤字脱字をチェックする目的はどちらかというと、誤変換や誤用などをチェックするためでしたが、文法ミスはより気づきにくいので助かります。
用字に関しては、漢字をひらがなにする指示が多く出ています。ヶ国とカ国の違いや、お疲れさまを漢字表記するかについては、正しい用法を見つけられなかったので慣れ親しんでいる表現を採用していますが、こちらの記者ハンドブックが判断材料としては最適だと出版社勤務の友人に教えてもらいました。
Japanese Proofreading Previewを導入した感想
チェックの結果が一瞬でプレビューに出ますし、Wordpress内で完結しているのでチェックの手間が少なく便利です。プラグインで良いものがなければ、Wordなど外部のアプリで誤字脱字のチェックをしようかと考えていました。
Webメディアで複数のライターが執筆をしている場合、ライターごとの言葉遣いであったり、ら抜き言葉をどう捉えるかなど、完璧に文章の間違いをなくすことは難しいですが、基本的な誤用や文法ミスをゼロに近づけることはできそうです。
導入のリスクはなかったので、読者に違和感が生まれない文章を作るためにオススメします。
» 公式サイト:WordPress用文章校正支援プラグイン「Japanese Proofreading Preview」 – もばめんブログ