株式会社スラッシュワーカーズ(以下、スラッシュワーカーズ)代表取締役 ルイス前田の著書『海外ノマド入門』が、2023年2月中旬より全国書店・Kindleなどの電子書籍にて販売されました。
「好きな場所で暮らせるようになりたい」と思っているけれど、仕事や収入など現実的な不安で前に進めない方に向けた、旅と仕事の攻略本。AIには書けない、海外ノマド56人分の場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。あなたが目指したいノマドの姿がきっと見つかります。
Googleで調べても出てこない、旅と仕事を両立している人の現実を大公開
インターネットとリモートワークの発達で海外ノマドのハードルが劇的に下がった
ライター、編集者、デザイナー、動画編集者、マーケター、SNS運用代行、写真家、ブロガー、経営者、Vyondクリエイター、翻訳家、YouTuber、通訳、アフィリエイター、スクール運営、講師、プロコーチ、コミュニティマネージャー、飲食店経営、映像制作、英語講師、投資家、コンサルタント、会社員、広告運用者、Webエンジニア、Kindle作家、会社役員、VFXプロデューサー、Webディレクター、YouTubeマーケター、アートディレクター、インフルエンサー、ビール職人、移住支援、ドローンパイロット、法人進出支援、マッサージ師、モデル、ラーメン職人、絵本作家、奇祭ハンター、採用支援、古着屋、カフェ経営、雑貨店経営、茶道家、料理研究家、書店員
本書を執筆した56人の海外ノマドの職業です。王道のデジタルワークだけではなく、一見すると“場所にとらわれる職業”を上手にオンラインで対応することで、ノマド先でも日本に滞在する時と変わらずに仕事を進めています。
月に5万円稼げれば、海外ノマドは実現できる
ジョージア
家賃:2万4,000円(割り勘)
食費:1万8,000円(割り勘)
水光熱費:1,400円(割り勘)
通信費:2,000円
(くるまとしはる)
タイ
ホステル:3万6,000円(1泊1,200円)
食費:2万5,000円(屋台とレストラン)
通信費:900円
観光費:5,000円(ワットポー入場料など)
交通費:1万6,000円
マッサージ:7,000円
(さあや)
海外ノマドの長所は、拠点を変えれば生活水準を変えずに、生活費を下げられることです。総務省「家計調査(2021年)」によると、1人世帯が1ヶ月に使う生活費は15万5,046円ですが、東欧のジョージアなら4万5,400円と約3分の1になります。
日本国内でリモートワーカーをするよりも、海外で暮らす方が金額面での難易度が低いということは、あまり知られていません。
ノマド人口は世界で3,500万人になり、世界各国がノマドワーカー向けのビザを発行
ヨーロッパ
アイスランド、アルバニア、(イタリア)、 エストニア、キプロス、(北マケドニア)、 ギリシャ、クロアチア、ジョージア、 スペイン、(セルビア)、チェコ、ドイツ、 ノルウェー、ハンガリー、ポルトガル、 マルタ、(モンテネグロ)、ラトビア、 ルーマニア
カリブ諸国
アンギラ、アンティグア・バーブーダ、 キュラソー、グレナダ、ケイマン諸島、 セント・ルシア、ドミニカ、バハマ、 バミューダ諸島、バルバドス、モントセラト
中南米
アルゼンチン、エクアドル、コスタリカ、 (コロンビア)、パナマ、ブラジル、 ベリーズ、メキシコ
アジア
スリランカ、タイ、台湾、ドバイ、 (バリ島・インドネシア)、マレーシア
アフリカ
カーボベルデ、セーシェル、ナミビア、 (南アフリカ共和国)、モーリシャス
※カッコ内の国・地域は準備中です
日本経済新聞(2023年1月27日号)によると、デジタルノマドは世界に3,500万人いると推測されています。執筆時点では、43の国と地域がデジタルノマド向けのビザを発行していて、これまで懸念だった制度の面でも海外ノマドへの対応が進んでいます。
海外ノマドになる自信がないんですが、まず何をすれば良いですか?
無理のない範囲で目標設定
全く未知のことへの挑戦に対して初めから自信がある人などいないと思います。会社員時代に得たITスキルを活用出来た私ですら不安しかありませんでした。まずは、無理のない範囲で月収の目標を設定することが大事。1円稼げたら次は1万円、10 万円と目標を徐々にクリアしていけば、経験が積み上がり自信に繋がっていきます。(くるまとしはる)
自信がない理由を書き出す
「自信がない」と嘆くのではなく、自信をつけるにはどうすれば良いのかを考えると解決します。私の場合は自信がない理由を書き出し、それを克服する方法を考えて行動に移すうちに自信がついてきまし た。やり方がわからないなら調べる。やったことがないから不安を感じるのであれば、まずはやってみる。この程度のことでも成功体験になって、自然と自信がついていきます。(荻野祐里香)
英語が苦手でもノマド出来ますか?
現地の言語の方が英語より大切
英語は大事ですが、英語以外が必要なシーンも沢山あります。現地の言葉で「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」を覚えて、あとは笑顔!(笑顔が通じない国もあるのでご注意を)第2に「トイレはどこですか」「Wi-Fiは良好ですか」「一晩泊まれますか」 を覚えれば旅はほぼ可能。会話をしようという気持ちが大事です。(マリーシャ)
翻訳アプリがあれば怖くない
中学英語が30点の中卒なので英語力はないですが、3年間海外でノマド生活をしていて、海外法人を設立し外国人スタッフを雇用した中で、問題を感じたことはありません。全ては翻訳アプリのおかげ。ちなみに英語が流暢な人の国はほとんどないので、行き先がアメリカやイギリス、オーストラリアなどに特化しないのであれば現地のマイナー言語を最初の1週間で20ワード身に付ける方が実用的です。(KOH)
ゼロからノマドワークを見つける7つの営業手法
最初の仕事は友人から。報酬はお寿司でした
僕が初めて会社の外で仕事を獲得したのは、年上の友人からでした。Facebookに「仕事探してます!こんなことが出来ます!」と投稿したら食事のお誘いメッセージをくれて食べ放題のお寿司屋さんへ。 友人はメーカーで営業の仕事をしていましたが、数年ほど会っていない間にベンチャー企業の経営者になっていました。「良い話が出来たら、仕事を貰えるかも!」と気合を入れて向かったことを覚えています。(ルイス前田)
ゼロからノマドワークを見つける7つの営業手法
1. 友人や知人に無邪気にメッセージを送る
2. 勉強会やコミュニティに参加して、貢献する
3. クラウドソーシングを使う
4. 求人サイトから探して、交渉する
5. 退職記事で周りの人に伝える
6. Facebookで決裁者に覚えてもらう
7. Twitterの仕事募集に応募する
海外にいながら未経験の業界で仕事を見つける営業手法は以上の7種類です。手法に優劣はありませんので、取り組みやすいものから試してください。(ルイス前田)
最初の仕事はいくらで、どんな仕事でしたか?
旅行記事の執筆
1本500円の旅行記事を執筆する仕事でした。今考えると「ワンコイン!?」となりますが、当時は「誰もが書ける日本語で記事を書いて お金が貰えるの?」とウキウキ。自分の文章に価値を見出してもらえることを光栄に思っていました。 その後、半年間で報酬が40 倍に。1本1万〜2万円の単価になった頃に独立を考えました。(伊佐知美)
YouTubeの動画編集
1本5000円のYouTube動画編集でした。初めてだったこともあり、めちゃめちゃ時間がかかったので、時給としては数百円だったと思いますが、初めて自分の力で仕事が獲れたことが嬉しかっ たです。「自力で稼げた!私にも出来るんだ!」と自信がつきま した。そして「ここから時給を上 げて、もっと稼いでいくにはどうしたら良いだろう?」と考えるき っかけにもなりました。(chinami)
SNSのフォロワーが100人以下だと、仕事って見つからないですよね?
フォロワー数より内容の質
僕自身はSNSのフォロワーから仕事が来たことはほとんどありま せん。発信している内容やコンテ ンツの質で依頼が増えていったように思います。メディアに露出し始めた頃は「海外フェスに行きまくってる人」という感じで、知ってる人は知ってる状況でしたので、 数珠つなぎ的に仕事が増えていきました。(津田昌太朗)
大事なのはプロフィール
仕事とジャンルによりますが、フ ォロワー数は関係ないと思っています。実際、私のTwitter のフォロワー数がまだ2ケタだった頃でも、テレビの出演依頼や雑誌の寄稿依頼はありました。窓口としてSNSのアカウントはあった方が良いですが、フォロワー数よりも大事なのは「何をしている 人でどういう活動をしている人なのか」がプロフィール欄に明確に書かれていることだと思います。(平船智世子)
「正直ここは会社員の方が良かった」と思うことは何ですか?
大きな案件を担当できること
会社員の魅力は、個人では経験出来ない大きな案件を担当出来ることです。。会社の信用を使って、仕事が出来るので、社会に対してインパクトのある仕事をしたり、数百名規模のプロジェクトリーダーをしたり、トップレベルのプロたちと一緒に仕事をする機会があることは自分の成長に有益でした。個人では繋がれない人脈が出来て視野も広がりました。(大澤あつみ)
作業に100%集中できること
クリエイティブに100%集中出来ること。お金周りやスケジュー ル管理など、フリーランスだとひとりで全てやらなければいけないので、クリエイティブな時間が減る時は、仕事が分け合える会社員の方が良かったと思ってしまいます。(ただそれも、苦手なことを助け合えるチームを作って取り組めば解決出来ることかも) 後は不動産の融資の下りやすさなど、社会的信用が全然違うことです。(古性のち)
続きは「海外ノマド入門」でご覧ください
本書はデジタル化、リモート化が進む時代において、場所にとらわれないライフスタイルを実現している海外ノマドたちの現実や本音を網羅した書籍です。SNSで語られる旅行や観光、グルメではなく、生活に直結する「仕事やお金」について多くのページを割きました。
書籍概要
・タイトル:『海外ノマド入門 ここではない場所で生きていく』
・著者:ルイス前田
・発売日:2023年2月12日頃から順次店頭到着、またはWeb、書店から発送予定
・価格:1,760円(税込)
・出版社:扶桑社
著者プロフィール
株式会社スラッシュワーカーズ 代表取締役 ルイス前田
1人10職で81ヶ国を旅しているノマドワーカー。大学時にニューヨーク留学と世界一周を経験。旅仲間と一緒に株式会社TABIPPOを起業し、旅行メディアの編集長を務める。現在は株式会社スラッシュワーカーズの代表を務めながら、海外ノマド体験「ノマドニア」を世界5都市で運営中。https://nomadnia.net
ウェブサイト:https://ruimaeda.com/
お問合せフォーム:https://ruimaeda.com/contact/
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?