海外旅行先でノマドワークをしてみたい人:毎日の通勤や会社での人間関係が大変で、時間や場所を自由に選べるノマドな働き方に憧れています。いまの仕事を辞めてまでノマドをする覚悟はないのですが、ノマドってどんな感じなのか有給やリフレッシュ休暇を使ってチャレンジしたいです。海外でノマドワークするにあたって、気をつけるべきことはどんなことですか?
という相談に答えます。
記事の内容
海外ノマドをする前に知っておくべき、気をつけることをテーマに、海外51カ国でノマドワークをしてきた経験からアドバイスをまとめました。2018年2月から、旅行系のフリーランスが集まる #えいとびたー というシェアハウスに住み始めてます。他のメンバーと海外ノマドを一緒にした時も同じことを話していたので、汎用性は高いです。
それでは、本題です。
安定して速いインターネットを確保する
インターネットの速度が遅いと、ダウンロードやアップロード、オンラインMTGなどがうまく進まずに、思ったより仕事が滞ります。海外SIMやレンタルWiFiなどで少しカバーできますが、通信容量の問題で、長く滞在するならホテル・ホステルかカフェのWiFiを頼ることになります。
WiFiがない宿泊施設はほとんどなくなりましたし、繋がらないという経験もほぼありませんが、速度に関してはまちまちです。できれば宿泊前にWiFiのスピードを計測することができればベストですが、難しそうならとりあえず1泊して通信速度を確かめることになります。
なお、スマホのアプリでインターネットの速度を計測することができます。どのアプリでも結果は大きく変わりませんが、僕はSpeedtestというアプリを愛用しています。
仕事に関する荷物は少なく、軽くする
オフィスがないノマドワークでは、仕事道具を持ち歩くことになります。観光もして、ノマドもして、という1日の場合、仕事に関する荷物が重いと負担になります。PCとコード類、充電機器などの電気製品を減らすことが、荷物を軽くするコツです。
なお、理想はLCCの手荷物持ち込みの制限である7kgを下回る量にまとめることです。夏シーズンであれば、仕事道具&衣服で7kgは何とかなります。身も心も軽くすることで、海外ノマドワークはより快適になりますよ。
盗難の防止を心がける
海外ノマドの期間が長くなってくると、ついつい油断してしまいます。しかし、PCやスマホ、その他の電子機器など高級品を持ち歩いていることを意識しましょう。スリや置き引きなどの軽犯罪は世界中で、特にヨーロッパでの被害が多いので、先進国でも気を抜けません。
理想は同じように海外ノマドワークしている人と2人組で働くことです。トイレやドリンクを取りに行くタイミングで荷物を見ておいてもらえるので、かなり安心できます。
仕事スペースがあるホステルを選ぶ
最近のホステルは、ダイニング&仕事スペースが用意されている物件があります。豪華なところでは、カフェバーが併設されていて、コーヒーやビールを飲みながら仕事できるところも。
ホテル比較サイトでの検索や絞り込みでは仕事スペースがあるかどうかは指定できないですが、ホテルの価格帯を選んで並び順を口コミ評価順にすると、新設のホステルが上位に出てきますので、そこから写真を見て探す形で見つけています。
長期滞在する場合は、コワーキングスペースを活用する
2週間以上、同じ場所に滞在する場合はホステルやカフェではなく、コワーキングスペースを利用した方がコスパが良い場合があります。コワーキングスペースの料金体系は、1日利用、(1週間利用)、1ヶ月利用となっている場合が多く、期間が長くなるほど1日あたりの利用料は割安になります。だいたい2週間くらい利用するとペイできる印象です。
短期間であればカフェやホステルで働くのも気になりませんが、長期間となってくると設備が不足していたり(働く場所ではないので当たり前ですが)、新しい出会いや刺激が欲しくなります。東南アジアやヨーロッパ、北米はたくさんコーワキングスペースがあるので、検討してみてください。
時差とサマータイムを計算する
海外ノマドならではですが、日本との時差や現地でのサマータイムを計算しながらスケジュールを調整しましょう。よくあるのが、同じ国の中に時間帯が複数ある場合です。アメリカでは州ごとに時間帯が設定されているので、州境を越えると時計が1時間進んだり、戻ったりします。
時差の計算を間違えていて、オンラインのMTGに遅刻したり、提出期限を過ぎてしまうのは海外ノマドのミスとして定番です。
規則正しく健康な生活を
海外ノマドに限らず、フリーランスとして働く場合は出勤や退勤時間が管理されていないため、生活リズムが崩れやすいです。また、国によって日照時間が変わるため、体内リズムも調整に時間がかかります。
ただ、海外で病気になった場合、保険の処理や病院での説明など日本と比べて治るまでが大変ですし、特有の感染病もあります。日本で働いている時よりも規則正しく健康な生活を送るくらいでちょうど良いです。
海外ノマドじゃなくても良いのでは?
今回は海外でノマドワークすることを想定しながら解説を進めていますが、通勤時間や社内での人間関係を解決することが目的なら海外ノマド以外でも解決できるかもしれません。
例えば、通勤が大変なら、リモートワークや在宅勤務を許可している会社を探したり、定期的に旅行することが目的なら、旅人採用をはじめとした旅行に関して理解のある仕事を探すことです。
技術を身につけるのが肝心
海外でリモートワーカーとして働く人に仕事を頼む場合は、「個人・フリーランスの仕事」をご覧いただければ分かるように技術的な仕事がほとんどです。フリーランスとして仕事を納品する場合、アウトプットが全てで、他の全てのフリーランスがライバルです。社員でない以上、仕事のクオリティが下がってしまえば、他のフリーランスに仕事を取られてしまいます。
もし、まだ明確な技術がない場合、現時点ではWebプログラミングかWebライティングを身につけることをオススメします。どちらもインターネット業界の発展に伴って、需要が非常に高まっているので、仕事を受けながら成長することができます。
Webプログラミングの学習サイトに関しては、下記の記事に学習サイトをまとめました。
プログラミングを格安・無料で学びたい人:Webエンジニアの仕事に興味があるので、プログラミングを学んでみたい。いまはインターネットを使って、プログラミングが効率的に学べると聞いたので、自分なりに調べてみたものの、想像より色々なサイトが出てき[…]
Webライティングに関しては、まずはクラウドワークスで簡単な案件を3つほど受けて、仕事の進め方を覚えましょう。次にサグーワークスで編集者からのフィードバックを受けて成長。Webライティングに楽しさを見い出せたら、旅行ライターを募集しているWebメディアに応募して、ライターとしての知名度を高めていきます。
今回の記事は以上です。僕の友人で多いのですが、海外ノマドを踏まえて、サラリーマン or フリーランスのどちらを選ぶかについて悩んでいるなら、第三の選択を知ってから決断しても遅くはないと思います。
働き方に悩んでいるサラリーマン:Twitterを見ていると、人生を謳歌してそうなフリーランスをたくさん見かける。今の職場に大きな不満はないけど、幸せもない。思い切ってサラリーマンを辞めてフリーランスになった方が良いのだろうか。という[…]