海外ノマドって「会社を退職してから出発まで何してたの?」7人の体験談

  • 2023.09.13

世界中を旅する海外ノマド56人が執筆した「海外ノマド入門」を発売しました。Googleで調べても載っていない、場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。

辛いことも、泥臭いことも、海外ノマドの現実を正直に書きました。ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。

 

さて、本記事ではここからが本番です。紙面の関係で、海外ノマド入門にどうしても載せきれなかった原稿がたくさんあります。

このまま、Google Driveに眠らせておくにはあまりにもったいないので、無料版「海外ノマド入門」として掲載します。

 

Webメディアだとスペースに制限がないので、原稿はできるだけ無修正です。ありのままの海外ノマドたちの想いや経験、知恵をお楽しみくださいー!はい、ここまでで導入は終わりです。

 

今回のテーマは「海外ノマドが退職後にやったこと」

今回は7人の海外ノマドに「海外ノマドが退職後にやったこと」を聞きました。僕はコロナと同時に会社を辞めたので、退職後はやりたかった挨拶回りができず、SNSでも積極的に発言しづらい世の中でスタートダッシュはしんどかったです。

その上でやっていたのはブログの毎日更新です。学んだことのアウトプットだけは続けようと思って、約2年続けていました。大きな収入には繋がりませんでしたが、オンライン講師や書籍執筆の際にとても役立ちました。なぜ毎日更新を辞めたのかは記事をご覧ください。

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月収10万円の毎日ブログ更新を748日で辞めた理由

他の海外ノマドたちは退職後に何をしていたのでしょうか。続きをご覧ください。

 

元看護師の海外ノマドmasaさん

実際にクラウドソーシングサービスを見て「おもしろそう」と思った内容を受けられるようにスキルをつけることを目指しました。

また、フリーランスや経営者などコミュニティに参加して必要な考え方やスキルを知るところから始めて、そこから実際に本を読んだり、Udemyを受けたりして学習し、クラウドソーシングサービスから案件を獲得していくようにしました。

masa
元看護師・現ノマドワーカー。ヘルスケアの知識や経験とコンテンツ開発・マーケティングのそれぞれの視点から、個人や企業をトータルサポート中。世の中の「医療職はIT・ビジネスに弱い」を払拭するために、ビジネスに強い医療職を増やしていくことを目標としながら働いている。Twitter:@psychonurseblog

 

予備校勤務からWebデザイナーノマドになったharunaさん

5〜6年ほど前、タイで開催されていたフリーランス講座に参加しました。サイト制作を学ぶ予定だったのですが、自分の出来なさに絶望し、2週間で挫折。

何かしなければと考え、デザインを学びはじめました。それから運良く、フリーランスの先輩にお仕事を紹介していただいたり、業務委託契約が決まったり…。見知らぬ土地で絶望し泣いた夜が懐かしいです。

あのとき、できないことをスパッとやめて切り替えたおかげで、今があります。

haruna
本業はWeb/UIデザイナー。その他、講師をやったり、文章を書いたり。新卒で予備校に就職し、21歳で独立。同時に家を手放し、アドレスホッパーに。現在はデザイン事務所や開発会社など複数の会社に所属しながら暮らしの拠点となる国を探し続けている。サウナとワインと音楽が好き。Twitter:@Haruna_F1207

 

元百貨店のライターノマド、Chellさん

退職してから世界一周をして、その後外資系の会社に就職しようと思っていたので、フィリピンにビジネス英語を学びに行きました。現地でプログラミングのキャンペーンをやっていたので、ビジネス英語からプログラミングに転向しました。

結果、プログラミングは向いていないことを悟り、トラベルライターへの道を模索、まずは旅先から毎日ブログを書いて、旅で経た経験と写真を使ってTABIPPOのトラベルライターに応募してノマドとしてのキャリアをスタート。

Chell
世界制覇を目指すノマドワーカー。銀座の百貨店でバイヤーや企画営業をした後、仕事をやめて世界一周、アメリカ横断、ラトビア短期移住など好奇心の赴くままに飛び回っている。世界一周をする際にブログを立ち上げた経験を活かし、トラベルライターを経てライターに。暮らすように旅をしている。Twitter:@ChellTraveler

 

Vyondアニメクリエイターで元車夫の飯田さん

会社を退職してノマドになる前は1年半フリーランスとして自宅にこもって作業をしていました。

この期間に以下のことをしました。
・SNSからお仕事が来る仕組み作り
・クライアントワークをこなし仕事を継続して発注していただける関係構築
・何もしなくても収入が生まれるコンテンツ作り

飯田
世界を旅するVyondアニメクリエイター。高校3年間は動画制作と芝居に明け暮れていた。その後、嵐山と小樽で人力車の俥夫→バックエンドエンジニア→Vyondクリエイターへと転身。現在はバックパック1つで海外ノマドをしている。モットーは「未来の自分の感謝される」。Twitter:@iida_shi

 

120ヶ国に訪問した、旅丸shoさん

退職後1ヶ月で世界一周の旅に出ました。旅中は自分の旅の記録としてブログを毎日書き続けていました。元々は2年間の旅の予定で帰国後は再就職するつもりだったのですが、旅を始めて1年たった頃にペルーで骨折し、緊急帰国&手術。

旅の予定が大幅にずれてしまったのですが、その時の帰国のタイミングで僕のブログを読んでくれていた大手旅行系メディア(TABIPPO)に声をかけていただき、たまたまライターとしてノマドワーカー人生がスタートしました。

旅丸sho
2013年から世界一周の旅を開始し、旅中の記録を綴ったブログをきっかけにライターを開始。自由な生き方を求め、今も旅をしながらノマド生活をしている。地球5周、渡航国数は120ヶ国を超え、現在は貿易や旅行、マーケティングの会社を複数経営しながら旅を継続する「旅する経営者」として活動中。Twitter:@tabimarusho

 

旅行ブロガー&マーケターノマドの鈴木信さん

ニュージーランドでのワーホリとクライアントさんと対面で仕事の機会を増やしての信頼構築です。治安がよい&時差があまりない場所で海外生活がどんなものかを経験しつつ、海外で仕事をすることへの抵抗感をなくしました。

また、クライアントさんの信頼あってのノマドなので、クライアントさんと会えるときはオフィスへ足を運び、雑談含め対面でコミュニケーションして、信頼関係を構築することを強く意識しました。

鈴木信
43ヶ国渡航の旅ブロガー×旅行会社のWebマーケター×メディアディレクター。会員数1200人超のオンラインスクールのブログ講師も担当している。仕事も海外も大好きなので、海外ノマドは生きがい。やりたいことはヨーロッパでアイランドホッピングと全米全豪全英全仏オープン制覇。Twitter:@worldtips0106

 

国連加盟国196ヶ国に訪れた、二宮信平さん

大好きなブラジルのカーニバルに合わせて退職。当時、旅をした国の中で一番初めの買い付けはボリビアに決めたので南米を周遊しつつエスニック雑貨を購入。

友人にホームページなどを作ってもらいつつ、商品の写真を撮影したり、起業に関する本を読んだりしていました。ネットショップに関する知識もなかったので勉強している時間もありましたが、基本的に資金がなさすぎだったのでアルバイトをしていました。

二宮信平
拠点は日本だが、「旅する雑貨屋コパカバーナ」と称して世界中のエスニック雑貨を販売するネットショップを経営し、年に半分~200日くらいは海外へ。以前は運営を友人に任せていたのでほぼ不労所得だった。国連加盟全て196ヶ国を旅し、世界全ての国と地域制覇まで残り7地域。Instagram:@amazonian_shimpei

 

書籍「海外ノマド入門」

書籍の詳細とサンプル

株式会社スラッシュワーカーズ(以下、スラッシュワーカーズ)代表取締役 ルイス前田の著書『海外ノマド入門』が、2023年2月中旬より全国書店・Kindleなどの電子書籍にて販売されました。「好きな場所で暮らせるようになりたい」と思って[…]

 

連載「海外ノマド入門」の続き

海外ノマド入門」に載せきれなかった海外ノマド56人の原稿は今後も「海外ノマド」カテゴリーで定期的に更新します。好きな場所で暮らしたいすべての人へ届きますように。

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