FMラジオのパーソナリティーに就任するまで【下積みを公開】

FMラジオのパーソナリティーに就任するまで【下積みを公開】
  • 2020.01.10

いつかラジオのパーソナリティーをやってみたいという方に向けて、僕がFMラジオのパーソナリティーに就任するまでに取り組んだことを紹介します。

 

担当しているラジオ番組

パーソナリティーを担当している番組は「FUTURES」。JFNという系列で全国のFM31局に配信されています。

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曜日によってパーソナリティーが変わるスタイルで、月曜日のパーソナリティーは落合陽一さん。他にも、宇宙物理学者の松田卓也さん、前身の番組は田原総一朗さんがパーソナリティーを担当していたこともあり、この面々に僕が並んでいるのは不思議でしかありませんが、ありがたい限りです。

 

素人時代からのラジオ出演歴

初めてのラジオ出演(2016年2月18日)

初めてのラジオ出演(2016年2月18日)

初めてのラジオ出演はJFN系列の番組「simple style-オヒルノオト-」でした。TABIPPOから出版した書籍「365日 世界一周 絶景の旅」のPRで出演しました。出演時間は生放送で、7分くらいでした。

 

2回目のラジオ出演(2016年2月29日)

2回目のラジオ出演(2016年2月29日)

CMや番組のナレーションなどで活躍されているマックスウェル・パワーズさんの番組「TOKYO FM WORLD(東京FM)」にゲストで呼んでいただきました。マックスさんのマネージャーが友人で、ちょうど良いトークテーマがあるので出てみないか?という打診でした。出演時間は20分くらいです。

 

ふたたび、東京FMで出演(2016年3月21日)

Tokyo FMに(2016年3月21日)

1ヵ月後にふたたび、マックスさんの番組にゲスト出演です。この時は会社の同僚の浦川と一緒。出演時間は同じく20分くらいでした。

 

ケリーさん・アンジーさんの「TOKYO FM WORLD」出演(2016年11月11日)

ケリーさん・アンジーさんの「TOKYO FM WORLD」出演(2016年11月11日)

アメリカ横断

2016年の7月〜2017年の3月までマックスさんと同じ「TOKYO FM WORLD」で別の曜日に出演する機会をたくさんいただきました。パーソナリティーはケリー隆介さんとアンジー・リーさん。

様々なテーマで番組終了まで(TOKYO FM WORLDが2018年12月26日に終了)、合計10回くらい出演しました。スタジオ出演もあれば、ケリーさんの代役で生放送のMCをしたり、ユーラシア横断中にロシアW杯の様子を電話中継したり、アメリカ横断中にフロリダから出演したこともありました。

1枚目の写真は初めて出演した時のもの、2枚目は最後の出演なのでかなり仲良くなっている様子がわかりますね。

 

ラジオパーソナリティーの打診(2017年8月頃)

東京FMに何度か通って、少しずつラジオに慣れてきた頃にラジオ局側から新番組でパーソナリティーを担当しないか?とお話をいただきました。仕事柄、海外旅行がとても多いので大丈夫だろうか?などの不安もありましたが親身に相談に乗っていただき、せっかくなので挑戦することにしました。

なぜ、パーソナリティーの候補に僕が選ばれたのか?

番組側の話を総合すると、TOKYO FM WORLDでの出演回をプロデューサーさんが聞いていて、パーソナリティーを決める編成会議の時に提案してくれたそうです。東京FMとJFNはテレビで言うと、テレビ東京とテレビ東京系列の地方局、みたいな関係ですから同じネットワーク内での出演者はチェックされていたそうです。

本人的には花粉症最中でグダグダでしたが、生放送の代打MCを担当したことや何度も出演したので製作陣と仲良くなって様々な企画を一緒にできたこともポジティブだったのかな?と思っています。

 

FUTURES 第1回放送(2017年10月19日)

第1回放送(2017年10月19日)

そして、2017年10月19日にリーマントラベラーの東松くんをゲストに迎え、第一回放送がスタート。番組内で流れる楽曲やゲストも自由に決めて良いと言っていただけたので、季節やトークテーマを元に楽しく考えています。

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ラジオ2周年(2019年10月20日)

そして、来たる2019年10月20日放送を迎えられれば、ラジオは2周年です。なにぶん初めての経験なので、いつまで番組が続けられるかはわかりませんがチャンスがある限り全力で話し続けたいと思います。

 

ラジオパーソナリティーを目指すためにやるべきこと

これまでの経験を元にラジオパーソナリティーを目指すためにやるべきことについて考えました。

  • 初出演のチャンスを逃さない
  • 制作側に他にどんな話ができるのか伝える
  • ゲストに呼ばれ続ける経験をする
  • ゲストを超えて番組に貢献する

初出演のチャンスを逃さない

まずは、初出演のチャンスを逃さないことです。番組側に入ってわかったことですが、意外と番組はゲストやニュースを探しています。

 

制作側に他にどんな話ができるのか伝える

1回目の出演ができたら、次はどんな話ができるのか収録の前後で伝えることが大切です。よほどタイミングが良くない限りすぐに次の回に呼ばれることはありませんが(番組の構造上、同じゲストばかりにならないようにもします)、話せそうなテーマの回でフッと声がかかります。

 

ゲストに呼ばれ続ける経験をする

そして、2回目、3回目と続けて呼ばれるために必要なのは、ゲストとして本業を突き詰めて様々な経験をすることです。特にラジオはテレビと同じく旬なものを取り上げる必要がありますから、W杯やオリンピックなどの国際的イベントと相性が良いです。

僕がW杯観戦の旅行にロシアを横断した時も、ウラジオストクからエカテリンブルグ、モスクワとシベリア横断鉄道で旅行をすることを面白がってもらえて、

・現地からの電話出演を4回
・旅行中に収録した音源(シベリア鉄道やウラジオストクの広場の様子)の放送
・帰国後のW杯振り返りの放送

などW杯だけで合計5回出演しました。

 

ゲストの役割を超えて番組に貢献する

パーソナリティーはゲストではなく番組の制作側です。より良い番組を作るために番組に貢献することは、パーソナリティーになるためという目標よりもラジオを仕事にすることを目指すために必要な姿勢ではないでしょうか。

TOKYO FM WORLDにゲスト出演していた頃は、トークテーマの打診があった際に自分より詳しい友人や知人がいる場合は積極的に紹介していました。

また、番組側も様々なアイデアを欲しているので、自分の活動と絡めてできることがあれば積極的に提案してOKです。僕はまだ実現していませんが、海外収録したいです。

 

まとめ

FMラジオのパーソナリティーに就任するまでの下積みについての解説は以上です。何か特別なことをしたわけではなく、ラジオが大好きなので1回1回の収録に全力で望んだことがよかったのかなと思います。

今すぐに自分で番組を持ちたい人は現代であればネットラジオという方法もあります。収録機材や配信の方法をまとめたので、気になる方はご覧ください。

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