観光に関わる6つの仕事と実情【リアルを知るためには】

  • 2020.04.28

旅行が好きなので、観光に関わる仕事をしたいと考えている人に向けた記事です。この記事を書いている僕は、旅行系Webメディアの編集長をしています。仕事で多くの旅行業界や観光業界の方と会いますが、旅行が好き=観光の仕事と決める前に、知ってほしいことがあります。

 

観光に関わる仕事をすることで、旅行が存分にできるとは限らない

記事内で紹介する観光に関わる仕事のいくつかは、激務だったり、場所の制約があるために、思っているような旅行と仕事の両立ができない可能性が高いです。もちろん、年収や休暇は本人の技術や会社によって変わりますが、観光に関わる仕事をする=旅行がたくさんできる、ではないです。

 

旅行を仕事にしたいのか、旅行と両立できる仕事がしたいのか

旅行を仕事にしたいのか、旅行と両立できる仕事がしたいのか

もし、旅行が大好きであれば、仕事にしないという選択肢もあります。具体的にはWebエンジニアやライター、コンサルタントなど「世界を旅できる仕事」を選び、旅行は趣味として両立させることです。

海外旅行と仕事を両立させる方法については、僕がこれまで実践してきた内容を中心に誰でも少しずつ積み上げられるように解説していますので、無理に観光の仕事をしなくてもいいかも?と感じた方は、先にこちらの記事を読んでください。

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旅行と仕事の両立よりも、観光を仕事にすること自体に興味がある方は続きを読み進めてください。

 

観光に関わる6つの仕事

ツアーコンダクター(添乗員)

添乗員さんとも呼ばれるツアーコンダクターの仕事はパッケージツアーに同行し、現地でのトラブルやスケジュールの調整をし、お客さんたちにとってツアーが円滑に楽しく終えられるようにすることが仕事です。ツアーコンダクターの仕事はお客さんが寝静まってからも続き、忙しいツアーでは徹夜が続くこともある激務です。

 

現地ガイド

現地ガイドの役割は、旅行客のアクティビティやショートツアーに同行し、案内や注意事項の伝達、トラブル解決などをします。現地に住んでいる人が採用されるケースが多く、その土地の魅力を伝えられることにやりがいを感じる一方で、仕事を通じて他の地域や他国に行く機会は少ないです。

 

グラウンドスタッフ(空港スタッフ)

グラウンドスタッフ(空港スタッフ)の仕事は空港でのカウンター業務が中心です。チェックインや手荷物の受付や案内などが通常業務ですが、飛行機の延期や欠航などの場合のトラブル対応も大事な仕事です。

なお、税関や手荷物検査などは国家公務員や空港自体に雇われた人が担当しているため、空港スタッフがそれらを任されることはありません。

 

フライトアテンダント(キャビンアテンダント / 客室乗務員)

キャビンアテンダント(CA)とも呼ばれるフライトアテンダントの仕事は機内での安全管理や食事の提供、商品やサービスの提供などを通して、快適に旅行者が現地までフライトできるように努めることです。

仕事のスケジュールは不規則でシフト制、国際線への搭乗となれば時差もありますが、仕事で遠方に訪れる機会が多いことと、華やかなイメージが相まって人気の職種です。

 

ツアープランナー / カウンタースタッフ(旅行会社)

ツアープランナーやカウンタースタッフの仕事は、旅行代理店でのカウンター業務が中心です。旅行の相談にきたお客さんから要望や予算などを聞き取り、旅行プランを提供します。仕事上で旅行をする機会は少ない職業ですが、接客や旅行に関する手配などにやりがいを感じる方には向いています。

 

ホテルスタッフ

ホテルスタッフとして働く方法は、フロントや客室スタッフ、清掃、レストランでのウェイターやコックなど仕事の内容は多岐に渡ります。いずれの職業にしても宿泊者がホテルでの滞在を快適に過ごせるようにすることが目的です。

ゲストハウスやホステルで働くスタッフはフリーアコモデーション(フリアコ)という住み込みで働く代わりに、ホステルでの部屋代や光熱費などが無料になるサービスを利用している場合があります。

 

まとめ

観光に関わる6つの仕事と実情についての解説は以上です。

  • 観光に関わる仕事を選ぶのか、仕事を旅行のための手段と割り切るのか
  • 観光関連の仕事って色々あるけど、それぞれに大変なこともある

という2点が伝えたかったことです。観光の仕事をするかどうかに限らず、会社の平均寿命は23.5年(*1)しかないので、会社がなくなることを前提にキャリアを考える時代になりました。

*1 会社の平均寿命は23.5年、「会社のプロ」から「仕事のプロ」へ意識をチェンジしよう! | ダイヤモンド・オンライン 

じゃあ、どうするのか?特に社会人経験のない大学生は就職活動で大いに悩むことになりますが、迷いを減らすための考え方をまとめたので、キャリアについて心配な方はこちらの記事をご覧ください。

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