Webメディアを大きく飛躍させた10のポイント / 編集長はつらいよ "100万PVまで届く作戦会議"

Webメディアを大きく飛躍させた10のポイント

      2018/04/14

今回はWebメディアを飛躍させるポイントについて。考え方やコツではなく、具体的に僕が編集長を務めるTABIPPO.NETで実行したことをご紹介しています。新ツールや仕組みなどで改善していくのが得意なので、同じタイプの方はぜひ試してください。結果はついてくるはずです。

ストックフォトの導入

特にアイキャッチ用にシャッターストックPIXTAと言う二つのストックフォトを導入しました。どちらも月額のサービスで、決まった枚数の写真をダウンロードすることができます。

他のメディアでも使われている大手のストックフォトサービスなので、画像が被ってしまうことがありますが、人物やシチュエーションのイメージ写真はとても便利です。

シャッターストックがアメリカのサービスで、 PIXTAは日本のサービスなので、 提供している写真の種類や人物に違いがあり、記事ごとに使い分けています。

例えば、外国人の写真であればシャッターストック、日本人の写真を使いたければPIXTAがベターです。最近では、プロカメラマンではなく素人がスマートフォンで撮ったような写真を使うことも増えてきたので、スナップマートという日系のストックフォトサービスも検討しています。

 

wordpressへの直接入稿の導入

ライターごとに WordPress のアカウントを作成し、記事を作成する際は WordPress の管理画面に直接入稿してもらっています。それまでは、ワードや Google ドキュメントに執筆してもらったものを編集担当が自分で WordPressに入力し、写真もアップロードしていましたが、ライターに直接入稿してもらうことで、編集担当の仕事が大きく減りました。

なお、 WordPress では権限の異なるアカウントを発行することができるため、ライターに渡す権限を制御することで、他の記事を誤って削除してしまったり、wordpressの設定・プラグインなどを触ることを防ぐことができます。

 

サーバーの増強

100万PV を超えた頃にさくらインターネットのレンタルサーバーでは限界を感じ、Amazon Web Serviceに移転しました。さくらを使ったままでもVPSなどの上級プランであれば運用はできたのですが、AWSの方が今後メディアが拡大した際に柔軟に対応できそうだったので、思い切りました。

サーバー増強後にサイトスピードが改善し、大きくメディアの規模が伸びました。デメリットとしては、AWSだけで勉強する内容が非常に大きいことです。

 

ニュース・セール記事の開始

メディアの3年目から旅行に関するニュースや航空券のセール情報を配信し始めました。例えばニュースであればインドのビザ情報やセールであればエアアジアの4ヶ月に一回のセールをセール前日に告知していました。特にLINE@との相性が非常によく、 海外旅行初心者から上級者まで広く好評でした。

 

過去記事への情報追加やバージョンアップを開始

TABIPPO.NETは2011年に始まったTABIPPO公式ブログを前進としています。7年前の記事は見るも無残で自分の黒歴史を突きつけられる感覚ですが、言葉遣いや言葉の勢い、記事としての構成が貧弱なだけで内容はそこまで悪くないような。

と気づいたので、過去記事に少しずつ最新情報を追加してます。ブランディングとSEO順位の改善を同時に行えるので、非常に有効な施作です。

 

ページネーションの導入

TABIPPO社内でも議論が盛り上がったページネーションの導入でしたが、結果としては導入は大成功でした。ページネーション反対派の主な意見は「ユーザビリティの悪化(そもそも、個人の感覚としてページネーションしているサイトが好きではない)」でした。賛成派も同様に「ユーザビリティの改善(ページネーションがある方が見やすい)」という主張。

どちらの意見も一長一短だったのでとりあえず導入して様子を見ると、ユーザーの滞在時間とページセッション数(1セッションあたりの閲覧ページ数)が急増しました。これってつまり、ユーザーにとっては利便性が良くなったと言えるので、ページネーションは定着。

 

編集会議の導入

編集部ごとに様々な会議が導入されていますが、TABIPPOでは編集長とライター・編集の個別会議が2ヶ月に1回開かれます。元々は編集長や編集、ライターを交えて4,5人での企画ブレスト会をしていたのですが、リモートワークの本格的な開始や取材の増加などに伴って、だんだんと集まれなくなりました。

そこで、個別会議に切り替えて、一度の会議で2ヶ月分の企画を決定する形式に。複数人で相互に企画をブラッシュアップしない分、企画の良し悪しは僕とライターの経験値に頼るので、オフィスにいない時は必死に女性誌を読んでます。笑

 

タイトル会議の導入

個別での編集会議の導入前から、「編集長の対面でのチェックを必ず通す」というルールを設定していました。Webメディアの記事はタイトル勝負な企画が多くあるので、ライターや編集の思い込みを排除して、第三者に魅力的に伝わるかどうかを確認しています。

ただ、これまでのフローだと編集会議→執筆→タイトルチェック→公開でしたが、タイトルチェックが直接のままだとお互いのスケジュールが合わずでタイトルチェック渋滞が頻発しました。

そこで、編集会議後にタイトル会議も導入して、2ヶ月分の企画とタイトルを決め切ることにしました。執筆後にタイトルの修正などが必要であれば再度相談ですが、先にアウトプットのイメージが固まっているので、これまでよりも企画・タイトル・本文の統一感が取れるようになりました。

 

新しいSNSの導入

Twitter、Facebookから始まりInstagram、LINE@、Snapchat(途中でやめちゃった)など、新しいSNSの導入が後々メディアの力になることがよくありました。SNSアカウントのフォロワーを増やすには時間と労力がかかりますが、だいたい1年後くらいに「やっててよかったー!」となります。

 

エンジニア留学

エンジニア市場はここ何年も売り手市場で、人材不足です。Wantedlyを見てもエンジニア募集がずらり。エンジニアの人材紹介サービスも大盛況。TABIPPOでも、Webメディアの改修やLPの作成、イベントサイトの立ち上げなど、様々な開発業務があるので、エンジニア雇いたい!という話は常々ありました。

が、そこそこのエンジニアを雇おうと思うと、年収で500-600万円は当たり前。会社として決断できない日々が続いていました。

そこで、もう待ってられない!と決意し、僕が2017年4月-6月までフィリピンのセブ島でエンジニア留学してきました。留学は大成功で、これまで手がつけられなかった様々な改善を少しずつ進めています。

 

クリエイティブツール(Canva)の導入

エンジニア同様に社内でのデザイナーリソースも切迫していました。TABIPPOではPAS-POLという旅のものつくりブランドの責任者がデザイナーを兼務していますが、全社からのデザイン依頼を1人で受けているため、仕事を受けきれないことも。

そこで、編集部でも記事のアイキャッチ画像や特集バナーをデザインするために、Canvaというクリエイティブツールを導入しました。Canvaではデザインのフォーマットをユーザー間で共有することができるため、デザイナーに元となるデザインのパターンを20パターンほど作ってもらって、それらを編集部でカスタマイズする体制にしました。

 

まとめ

Webメディアを100万PVから400万PVに躍進させた10のポイントはいかがだったでしょうか。みなさんのWebメディア改善のヒントになれば嬉しいです。

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