モチベーションなしでも仕事を進める5つの原則

   

いつも仕事へのモチベーションが保てなくてうまくいかない。同僚や先輩を見ていると、優秀な人ほど高いモチベーションを維持しているけど、何かコツがあるのでしょうか。

という疑問に回答します。結論としては「モチベーションが0の状態で十分に仕事ができる環境を整える」ことが正解です。

 

僕は前職がWeb系の広告代理店でして、始業は9時半と遅めでしたが、25時15分の終電に乗って帰る日が続くと、さすがに仕事のできなさを何とかしようとして上司に相談しました。返ってきた答えは「モチベーションで仕事をするな」ということです。

どういうことなのか解説していきますが、「モチベーションなしで仕事を進める原則」を学んだことで、モチベーションのない自分を責めることがなくなりました。広告代理店を退職後も一般的には忙しいとされるベンチャー企業の共同創業者を勤めているので、みなさんの仕事に活かせる部分もあるはずです。

 

モチベーションで仕事をするな、とは

「モチベーションで仕事をするな」という言葉は、自分でやるべきだと判断した仕事を淡々と積み上げるのが良い仕事であって、モチベーションの多寡で100点になったり、50点になるようでは、プロではない。ということを伝えたかったのではないかと解釈しています。目指すのはやるべきことを淡々と為し結果を出す、古き良き職人像です。

ちなみに、脳化学的には「やる気」や「モチベーション」というものは存在しないそうです(*1)。モチベーションは存在しない、という前提に基づいてどうすればいいのか。

 

原則1:モチベーションの基準値を0にする

やる気やモチベーションが最高の状態を100点とすると、普段の自分に何点を求めますか?もし、普段から高得点を求めているようなら、まずはモチベーションの無い自分を許してあげましょう。

面倒なこと、新しいこと、不安なことを避け、人間の脳は「いつも同じ」を望みます(*2)。 ということは、モチベーションは低くて当たり前。思い切ってモチベーションが無い状態を基準にして、それでも仕事が進む方法を考えます。脳科学者の研究が正しければ、モチベーションはそもそも存在しないですし。

 

原則2:ルーティーンを作る

毎日の出退社時間や仕事の手順を決め、ルーティーンで仕事を進めます。いつもの手順と時間を守ることで、その日の気持ちの変化が仕事に入り込むことを防ぎます。

ルーティーンを作ることでミスを減らすこともメリットです。毎日確実にメールチェックのルーティーンがあれば、少なくともメールを見落とすことはなくなるでしょう。上司に定例報告をするルーティーンが毎週あれば、報告が漏れることはないでしょう。

 

原則3:ルールを作る

ルーティーンを決めることと同様に、ルールを決めることでもモチベーションなしで仕事を進める役に立ちます。僕なりのモチベーションは下記の記事にまとめましたが、モチベーションがある自分ならやることをルールとして決めてしまうことで、モチベーションがある状態と同じように振る舞うことができます。

モチベーションに左右されない人生のルール14選

 

原則4:自分の能力・キャパシティを正確に把握する

自分の能力を正確に把握し、理想の状態とのギャップを埋める作業をはじめましょう。どんな人間にも 1日は24時間しかありませんし、それぞれの得手不得手をカバーするためにチームがあり、役職があります。

自分の能力と向き合うことは苦しいことです。しかし、やせ我慢は長く続きませんし、能力を超えた計画をこなせない日々が続くと自己嫌悪になります。その際、モチベーションに原因を求めると泥沼にはまります。まずは、1日の仕事量を時間で正確に測りましょう。結果に僕は愕然としました。

 

原則5:作業興奮する

仕事に限らず勉強や単純作業にも言えることですが、少しずつ行動を始めることでドーパミンが分泌されはじめ、集中力が上がっていくことを作業興奮と呼びます。

「モチベーションががあるから行動する」のではなく「行動するからモチベーションが出てくる」という仕組みです。本記事ではモチベーション0でスタートすることを念頭に置いていますが、作業興奮の原則を用いるなら、1日の折り返し地点ではそれなりにモチベーションがある状態になっているかもしれません。

 

今回の記事は以上です。モチベーションに振り回されるのは疲れますので、ぜひとも脱モチベを。

*1. 「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」
*2. 人が「変化」を恐れる理由とその対処法

 - ライフハック / Life Hacks