バンコクでの海外リモートワーク生活が終わったので、ひとまず日本に帰国します。期間は6月から9月の3ヶ月でした。これまでも様々な場所を旅行しながら仕事を続けてきましたが、同じ場所に滞在してリモートワークをするのは初めて。
これから海外でのリモートワークを目指す方に向けて、体験談をまとめます。
筆者の仕事内容
僕の海外リモートワーク生活を伝えるために、仕事を簡単に説明します。
- Webメディアの編集長
- ライター
- ブロガー
- Webマーケのコンサルタント
- イベント出演(リモートワークではない)
- ラジオパーソナリティー(リモートワークではない)
イベント出演とラジオパーソナリティー以外はリモートでの仕事です。詳しいプロフィールは別記事をご覧ください。
Webメディア「スラッシュワーカーズ」は株式会社スラッシュワーカーズが運営しています。会社名株式会社スラッシュワーカーズ (英 : Slash Workers, Inc.)設立日2021年9月3日[…]
どんなリモートワーク生活だったか
海外旅行先の中では留学を経験したニューヨーク(交換留学記事リンク)の次に慣れたバンコクで、ほとんど日本と変わらない生活でした。
つまり、バンコク市内やタイ国内の観光はほとんどせずに、住居を構えて仕事をしていました。
当たり前ですが、バンコク市内には日本よりも友人や知人が少ないので、誰かと遊びに出かけるのは10日に1回くらいでした。
6月に取材をしたパラオの記事執筆と重なっていたこともあって「よく働いたなぁ」というのがバンコクでのリモートワーク生活の印象です。
平日も週末も変わらずに9時頃にコワーキングスペースに移動。お昼ご飯を挟みつつ、19時か20時くらいまで仕事をして帰宅。
日本での生活と比べると、通勤時間がないこと、打ち合わせに呼ばれることが減ったことが大きな違いでした。
どんな家に住んでいたか
屋上にプールとトレーニングルームがあり、一階に24時間営業のスーパーが入っているマンションに住んでいました。部屋はワンルームで、家具家電付きです。
海外旅行先で泊まるホテルやホステルと比べるとこんな違いがあります。
- 洗濯機があるので洗濯し放題
- 友人が日本から遊びに来たら泊められる
- 冷蔵庫や電子レンジもあるので、外食に飽きたら自炊
最近は民泊サービスのAirbnbやHafH(ハフ)などの定額住み放題サービスもありますし、2~3週間以上同じ場所にいるなら、家具家電がある場所の方が滞在が豊かになりますね。
海外リモートワークのメリット
- 一歩外に出たら海外旅行
- 通勤がないので、疲れない
- 打ち合わせには呼ばれにくくなる(デメリットでもある)
- 自分ひとりの時間が長い(デメリットでもある)
- 集中して一つのことに取り組みやすい
- 物価が日本より安い
- (タイの場合は)気候が暖かい
- インプットの機会が多い
海外リモートワークのメリットはこんな感じでした。メリットでもあり、デメリットでもあるのは、リモートワークという性質上、社内でのコミュニケーションが減る傾向にあることです。
ネット会議もありますが、オフィスで顔を合わせての雑談がゼロになる影響は割と大きいです。
毎朝の満員電車で疲れている人にとっては、通勤がなくなるメリットは重要です。
また、タイの人はお酒を飲む人が少ないのか、帰宅時間に電車に乗っても車内がお酒くさくないのは嬉しかったです(お酒飲めないので)。
海外リモートワークのデメリット
- 友人や知人が周りにいない
- 打ち合わせには呼ばれにくくなる(デメリットでもある)
- 自分ひとりの時間が長い(デメリットでもある)
- 食事が合わないと辛い
- 慣れるまで疲れる
- 言葉が通じないことがある
- 病気のリスク
- ビザの取得や更新の労力がかかる
- 時差を計算して仕事をする必要がある
海外リモートワークでのデメリットはこんな印象でした。タイの場合は日本との時差が2時間なので、それほど大変ではありませんが、ヨーロッパやアメリカだとかなり負荷がかかりますね。
食事については、バンコクでは日本食ブームなので、タイ料理に比べると割高にはなりますが、日本食も食べることができます。
今回の海外生活中は困りませんでしたが、病気になった場合のリスクは常に抱えることになりますが、英語が通じる外国人向けの病院もあります。
また、3ヶ月以内ならクレジットカード付きの旅行保険でカバーすることは可能です。
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バンコクでのリモートワーク生活の特徴
もう少しバンコクでの海外リモートワーク生活について特徴を振り返ると
- BTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)が発達しているので、市内の移動は簡単
- 日本への航空券も2万円代からある
- インターネットはどこでも速いので困ることはない
- 物価は上昇してきているが、日本の半分から3分の2くらい(生活費80000円ぐらい)
- ショッピングセンターが多数あるので、買い物には困らない
- 簡単な英語は通じるが、ローカルに近づくにつれタイ語のみの人も増える
という感じなので、車が必須な日本の地方都市よりも住みやすいかもしれません。
ただ、観光エリアを離れると英語が話せない人も増えます。
僕が住んでいるマンションのスタッフも簡単な英語は通じますが、詳しい話となるとタイ語オンリーでした(それでも入居者なので、頑張って汲み取ってくれようとはします)。
日本と比較すると不便なことはありますが、生活に強いストレスがかかるほどではない、という感じですね。海外旅行にある程度慣れている人なら、大丈夫だと思います。
海外リモートワークしやすい場所の条件
バンコクでのリモートワーク生活を経験して、次に滞在する場所の条件を考えました。
必須条件
- 市内に地下鉄や電車が走っていて、公共交通機関で移動ができる
- ネット会議ができるぐらいのネット速度
- 食事のクセが強すぎない
- 簡単な英語が通じる
希望条件
- 日本より物価が安いか、高くても同程度
- 日本との時差が6時間以内
- 街の近くに国際空港があり、周辺国へのフライトが多くて安い
時差を考えると、どうしても東アジアから、東南アジア、またはオセアニアになりますが、次回はイスタンブール(時差4時間)かバルセロナ(時差5時間)を考えています。
どちらも電車やネットの速度、食事、英語はクリアしていて、最寄りの国際空港が大きいため周辺国へのアクセスがしやすいのが魅力です。
海外リモートワーク案件の探し方
海外リモートワークの仕事を探す方法ですが、リモートワークOKの求人を掲載するサイトから選ぶか、自分の仕事をリモートワークでもできるように関係者と交渉・調整をするかのどちらかにアンリます。
リモートワークの求人サイトはこちらが代表です。
- CODEAL(エンジニアに限らず、セールスやバックオフィスなどの案件あり)
- ReWork(デザイナーやエンジニアの案件が中心)
- クラウドワークス(リモートワーク関連の全案件)
- サグーワークス(単価が高いライティング案件)
詳細は別記事「リモートワーク案件を紹介する求人サイト」にまとめたので、どんな仕事なのか詳細が知りたい方はご覧ください。
海外リモートワークしやすい職種
最後に、これから就職や転職する予定で、リモートワークで働くことを優先するなら、こちらの職種を選ぶと希望の働き方に近づくことができます。
- ライター(難易度:低)
- エンジニア(難易度:低)
- 動画制作者(難易度:低)
- ブロガー(難易度:中)
- コンサルタント(難易度:中)
- 経営者(難易度:高)
世の中で需要が高くインターネット関連の職種が中心です。それぞれの職種に就く方法と収入の予想を作成したので、具体的な職種のイメージがつかない人はご覧ください。
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まとめ
海外リモートワークについての振り返りは以上です。海外リモートワークを希望する人に必要な情報も掲載したので、役に立ったら嬉しいです。
海外生活、大変ですけど、めちゃくちゃ楽しいですよ。僕が一生この生活を続けるかは分かりませんが、長い人生で一度体験してみるのはオススメできます。
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