64ヶ国訪れてわかった!海外リモートワークのメリットとデメリット

  • 2020.01.11

「いつか海外で仕事をしながら旅をしたいのですが、どうすればいいですか」と年間100回くらい聞かれます。結論としては、生活コストを下げた上で、海外リモートワークに必要なスキルと仕事の探し方を学ぶだけでOKです。

ただ、もし自分の周りに海外リモートワークをしている人がいない場合、期待値ばかりが高まっている可能性があります。実際に海外リモートワークが実現したら「思ったのと違った!」ってならないように、海外リモートワークのメリットとデメリットをぶっちゃけようと思います。

 

64ヶ国でリモートワークしました

ちなみに、僕がこれまで訪れた国は64カ国で、南極を除くすべての大陸に訪れました。旅行先として好きな国はペルーやボリビアですが、リモートワークをする場所としては大変でした。逆に、リモートワークがしやすかったのは、タイ、マレーシア、フィリピンです。

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海外リモートワークが簡単な場所、難しい場所

海外リモートワークが簡単な場所、難しい場所

海外リモートワークの難易度を決めるのは

・日本との時差
・現地での生活の快適さ(気候や標高)
・インターネットの速度

この3つです。日本との時差が小さく、生活が快適で、インターネットが速いと
海外リモートワークが簡単になります。

 

ペルーやボリビアは旅行するにはとても刺激的な場所ですが、日本との時差が14時間あります。クスコやラパスなど標高が高いために日常生活がやや大変な都市が多く、ネットのスピードが遅いため海外リモートワークの拠点としては難しいです。

海外リモートワークならではの状況をお伝えしたところで、次は本題の海外リモートワークのメリットとデメリットについて。まずはメリットから紹介していきます。

 

海外リモートワークのメリット

海外リモートワークのメリット

憧れの場所へ行ける

海外リモートワーカーになると、世界中がオフィスで、自宅になります。先ほどご紹介した時差や快適さ、インターネット速度によって、多少はリモートワーク先が狭まる可能性もありますが、一般的なオフィスワーカーと比べると大きな差があるでしょう。

 

無駄なものはほとんどなくなる

海外リモートワーク中は会議や会食、ちょっとした雑談やお願いに参加することが難しくなるため、仕事内容は一気にダイエットされます。「通勤がなくなった」ことをリモートワーク最大のメリットとして上げる人も多くいます。

 

インプットの機会が増える

特に海外でリモートワークをする場合、出会う人々や景色、気づきが日本でオフィスワークをしている時と大きく変わります。知識や経験のインプットの他にも、チームや同僚と離れて働くことで、新しい一面を見つけることもあるでしょう。

 

海外リモートワークのデメリット

海外リモートワークのデメリット

WiFiと電源に縛られる

海外リモートワーク中、特に旅行しながらのリモートワークの場合、オフィスには当然のようにあるWiFiと電源を探す日々が続きます。日本よりもWiFiが飛んでいる国も多いですが、拠点がない(変わる)って思ったより大変でした。

SIMフリーのiPhoneに変えて、急ぎの時はテザリングでネットに繋げるようにしてから少しストレスは減ったので、海外リモートワークでネット環境が心配な方は、まずはSIMフリーから。

 

仕事ができる時間がバラバラになる

日本では9時-17時の平日勤務をベースに働いていても、海外リモートワーク中は観光の予定や時差の調整で不規則になりがちです。特に飛行機での移動が続くと、仕事ができない日はとことんできません。

 

時差の調整は大変

ヨーロッパやアフリカ、北中米で海外リモートワークしていると、時差が9時間以上あると、日本とのやり取りや打ち合わせに関わる時差の調整が大変です。特に大きな発表やサイトのリリースなどがあると、詰めの作業を念密に進める必要が出てきてバタバタします。

海外リモートワーカーが多数関わっていた場合、時差はいい感じに調整されますが、1人だけが海外で残りが日本だった場合、日本の時差に合わせざるを得ないです。

 

ビザや保険、税金など

海外リモートワーク特有のビザや保険、税金などの問題は詳しい人が世間でまだまだ少なく、トラブルと解決が大変です。税金に関しては、日本で届出を出しておけば保険料や住民税などが控除されるので、しっかりと調べて損しないようにしましょう。需要ありそうな気がするので、別の記事でまとめます。

 

まずはお試しでやってみるのが一番リスクない

冒頭にも書きましたが、いきなり仕事のすべてを海外リモートワークにするのは不必要にリスクを大きくしています。まずは、副業としてクラウドワークスを使って数万円分だけリモートワークしてみる。

うまくいったら、下記の3サイトから海外リモートワークに理解があるIT・Web業界を中心にエントリー→良さそうなら転職という流れが安定します。

・ワークポート / リモートワークのしやすいIT業界の仕事を掲載
・旅人採用 / 旅の経験を評価する会社に転職できます
・リクナビNEXT / 大手サイトなので「リモートワーク」で検索すれば色々出てきます

 

会社勤めではなく、フリーランスとしての海外リモートワークを目指したい方は、まずはTECH CAMPTechAcademyで(気に入った方で)、WebエンジニアとWebデザインを勉強。

その後、下記のサイトに登録して気になる案件に申し込めばOKです。会社員やりながら、徐々にフリーランスに軸足を移す方法が精神的な安定と収入を確保しつつ移行できるのでオススメですよ。

・クラウドワークス / 低単価ですが、ハードルも低いので経験を積むのに良い(クラウドソーシング)
・ギークスジョブ / 高単価で、仕事の質も高い(フリーランス向けの求人)
・midwork / デザイナーやエンジニアの独立を支援(副業の紹介)

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

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自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

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