Googleが検索順位を決定する指標は500から1000ほどあると言われていて、すべてに対策するのは不可能です。
ましてや、SEO初心者には。
本記事では、初心者がひとまず「やらなくていい」SEO施策について解説するので、SEOにおいてやるべきことを整理するために使ってください。
筆者の実績
僕のSEOの実績は上記のスクリーンショットの通りです。月間5,000,000 PVの旅行メディア「TABIPPO.NET」で編集長をしていたときの結果です。
今でこそWebマーケティングのコンサルタントをしていますが、ウェブメディアを始めた時は水曜については素人でした。
5年かけて実際にメディア運営しながら学んだノウハウです。
SEO初心者なら「やらなくていい」施策
- サイトのデザイン
- メタキーワードの設定
- AMP
- PWA
- カテゴリの整理
- パーマリンクの最適化
- nofollow設定
- 画像ファイル名
- 画像のalt属性
- strongタグの使用
- 見出しタグの深い階層化
- https化
- クロールエラーに対する対策
- 外部リンクの獲得
- キーワード出現率の調整
SEOでやるべき事はあまりに多いので、上記の15項目は手をつけなくて大丈夫です。
古いSEO対策
- メタキーワードの設定
- nofollowの設定
- strongタグの設定
- キーワード出現率の調整
ちなみに、上記に関しては、SEO効果が少ないので、今後も対策不要です。
これらについて言及している記事や書籍があれば、古い情報なので、更新日をチェックしてください。実務でも対応したことはないです。
初心者が「やるべき」SEO施策
- タイトルにキーワードを入れる
- タイトルを補足する見出しを作る
- 検索者が知りたい内容すべて+αを盛り込む
- 写真やイラスト、図表でわかりやすく説明
- 内部リンクを貼り、記事を孤立させない
初めてSEOに取り組むなら、上記の5つの項目だけに集中してください。
「たった5つで上位表示されるの?」と心配されるかもしれませんが、Googleの理念であるユーザーベースのコンテンツ作成を突き詰めることが、基本にして究極です。
タイトルと内部リンクの部分だけ、少し技術的な補足をします。
タイトルにキーワードを入れる
- 主題(キーワードを入れて20文字程度)+副題(主題を支える言葉やアイキャッチな要素)で合計32文字〜35文字以内に作成する
- 主題が長い場合は副題はなくてもOK
- 検索ユーザーの意図を捉え、クリックしたくなる設計にする
- キーワードはタイトルの前半20文字以内に持ってくる
タイトルにキーワードを入れるを具体的に、説明するとこんな感じです。
タイトルはわずか30文字程度ですが、SEOにおいてとても重要なためじっくりと時間をかけて、複数の候補から選ぶのがポイントです。
SEO初心者で十分な知識がない方が使いやすいチェックリストを作成しました。すべての項目をクリアすることで、SEOと読者の両方にとってベストな記事を作成することができます。[sitecard subtitle=関連記事 url=htt[…]
内部リンクを貼り、記事を孤立させない
内部リンクとは、同じサイト内にある別のページへのリンクのことです。読者を適切なページに誘導するために必要で、SEO的にも重要な意味があります。
また、どこからも内部リンクが貼られていない記事は孤立してしまい、インターネットの闇に埋もれてしまいます。
助けるためには、SEOに効く内部リンクマニュアルを一読した上で、関連するページから内部リンクを貼ればOKです。
SEOに効率を | まとめ
十分なリソースやノウハウがあれば、SEOに効果がある!と言われている対策にすべて取り組むのがベストですが、そこまでできるのは大企業だけ。
これからSEOをはじめるなら、重要な部分に効率よく取り組むことが大切。
Googleは常に検索ユーザーにとって最良の検索結果になるように改善しています。
トリッキーでテクニカルすぎるSEOの施策には「それってユーザーのためになるんだっけ?効果は本当にあるの?」と立ち止まることができれば、SEO初心者は卒業です。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?