YouTubeにアップした動画の閲覧数を増やすためには、Googleでの検索対策と同様に、YouTube内検索への最適化が必要です。本記事ではYouTube内SEOのキーワードを見つける手順を解説します。
利用するツールは「YouTube Keyword Tool」です。使い方はシンプルで、検索窓にキーワードを入力して実行すれば、関連するワードとYouTube内での検索ボリュームが表示されます。
キーワードを探す領域を決める
まず、たくさんあるキーワードから絞り込むため、キーワードを探す領域を決めます。つまり、あなたがアップする動画のカテゴリーです。
例えば、僕の場合だと、アップする動画のカテゴリーは
・海外リモートワーク
・iPhoneでの動画撮影
・トラベルライターになる方法
など、ですね。
今回は、海外リモートワークを例として考えてみます。
動画の視聴者(ペルソナ)を考える
次に、YouTubeにアップロードした動画をみてくれるであろう視聴者(ペルソナ)をイメージします。ペルソナ、と呼ばれる架空の視聴者の作り方は別記事「【サンプル公開】ペルソナ作りはマーケティングに必須の技術です」にて解説しています。
今回はこちらのペルソナ(愛ちゃん)を使います。
動画のカテゴリーは「海外リモートワーク」でしたが、ペルソナは大学生なので
・フルタイムで働いた経験がない
・友人や知人にフルタイムの労働者が少ない
→働くこと自体のイメージがあまりない、ということを踏まえてキーワードを整理します。
専用ツールでYouTube内の検索キーワードを探す
ここまできたら、あとは調査をすれば、YouTube内SEOで効果的なキーワードが見つかります。
利用するツールは「YouTube Keyword Tool」です。使い方はシンプルで、検索窓にキーワードを入力して実行すれば、関連するワードとYouTube内での検索ボリュームが表示されます。
YouTube Keyword Toolは、月額89ドル(9700円)の有料ツールですが、月額の課金なので(年間プランも選べて安い)、必要な時に契約してまとめて検索ボリュームを調べるという使い方でOKです。
「リモートワーク」で検索した結果はこちらです。「リモートワーク 未経験」「リモートワーク エンジニア」「リモートワーク 海外」などのキーワードで動画を制作すれば、Youtube内検索で再生数が増えることが見込めます。
補足:Googleでの検索ボリュームも調べる
これで、YouTube内検索に適したキーワードを調べることはできましたが、捕捉としてGoogleから動画への流入を狙ってみましょう。使うツールは「Ubersuggest」です。キーワードを入力すると、関連するキーワードも含めて検索ボリュームを調査できます。
「リモートワーク」でGoogleの検索ボリュームを調べた結果はこちらです。「YouTube Keyword Tool」での結果と違うことが分かります。
Youtube内検索での上位キーワード
- 「リモートワーク 未経験」
- 「リモートワーク エンジニア」
- 「リモートワーク 海外」
Google検索での上位キーワード
- 「リモートワークとは」
- 「リモートワーク 求人」
- 「リモートワーク 職種」
- 「リモートワーク 未経験」
YouTube内の検索ボリュームと、Googleでの検索ボリュームの両方が多いキーワードは「リモートワーク 未経験」です。Youtube内の検索だけではなく、Googleの検索からも視聴者数が増えた方が良いので、動画の制作を優先すべきキーワードは「リモートワーク 未経験」と分かりました。
YouTube内SEOのキーワードを見つける手順 | まとめ
本記事では「YouTube内SEOのキーワードを見つける手順」を解説しました。
- キーワードを探す領域を決める
- 動画の視聴者(ペルソナ)を考える
- 専用ツールでYouTube内の検索キーワードを探す
- 補足:Googleでの検索ボリュームも調べる
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