記事のリライトで検索1位を目指す35項目のチェックリスト

記事のリライトで検索1位を目指す35項目のチェックリスト
  • 2020.04.16

ウェブメディアの良いところはインターネット上に公開したコンテンツを何度でも修正できることです。

紙を使ったメディアである新聞や雑誌にはできなかったコンテンツの修正は、ウェブメディアが1つのコンテンツの塊を記事と呼ぶことから、記事のリライトと表現されます。

  • 最新の情報を届ける
  • 不正確だった情報を修正する
  • 記事の反応に応じて表現を変える

リライトによるこれらの効果は、ユーザーだけではなく、検索順位を決定するGoogleのプログラムにもポジティブな影響があります。

そこで本記事では、記事のリライトで検索結果で1位表示を目指す方に向けて、リライトのチェックリストを作成しました。

 

[詳しい人用] チェックリスト総まとめ

時間がない方に、チェックリストの総まとめを掲載します。チェック項目の意図や用語が分かる方なら、ここだけ確認していただければOKです。

■リライトを開始する目安
①メディア内の合計記事数が50記事を超えた
②最初の記事の執筆から半年が経過した

■リライトする記事を選ぶチェックリスト
・コンバージョンに貢献している記事
・ページビューに貢献している記事
・指名キーワードの記事

■リライトの対象となるもの
・記事のタイトル
・ディスクリプション
・本文
・内部リンク

■タイトルをリライトする
・主題(キーワードを含む20文字以内)+副題(主題を支える言葉やキャッチの言葉)で合計32文字〜35文字以内に作成する
・主題が長い場合は副題はなくてOK
・検索ユーザーの意図を捉え、クリックしたくなる設計にする
・キーワードはタイトルの前半20文字以内に持ってくる
・タイトル内の数字を最新版に更新する
・まわりくどい表現を分かりやすく修正する
・問いの答えを書く
・数字を入れて具体的にする

■ディスクリプションをリライトする
・キーワードを2回以上盛り込む
・関連キーワードを盛り込む
・意味が変わらない限り、文字は削る
・検索するユーザーの悩みに共感する
・記事の内容を要約する
・記事の独自性や限定性をアピールする

■本文をリライトする
・続きを読みたくなる導入文があるか
・本文の内容が検索したユーザの疑問に答えられているか
・見出しタグにキーワードが含まれているか
・見出しタグの構造が正しいか
・HTMLタグの使い方に間違いはないか
・指示語や代名詞を使いすぎていないか
・検索結果で競合している記事よりもユーザーを満足させる記事か

■内部リンクを設置する
・リンク先の内容が分かるアンカーテキスト(リンクテキスト)にする
・古い記事をリライトする場合は、新しい記事の内部リンクを意識的に設置する
・検索ユーザの理解を助けるまとめページがあればリンクする
・記事の主題を調べたい時に、併せて知りたい子と思う項目にリンクする
・内部リンクの構造は「Show Article Map」で確認して離れ小島ができないようにする

 

リライトを開始する目安

  1. メディア内の合計記事数が50記事を超えた
  2. 最初の記事の執筆から半年が経過した

このどちらかを満たしたら、記事のリライト開始することでメディアが大きく成長する可能性があります。

 

筆者のプロフィール

筆者は旅行系のウェブメディアの編集長を5年担当して、ゼロから5,000,000PVのメディアに成長させました。担当した記事数は5000記事を超えています。

 

SEO実績

SEO実績

SEO実績

記事の設計やキーワード選び、リライトなどを丁寧に進めることで、これだけ多くのキーワードで検索1位表示をすることができました。

 

リライトする記事を選ぶチェックリスト

  • コンバージョンに貢献している記事
  • ページビューに貢献している記事
  • 指名キーワードの記事

まず、リライトする記事はコンバージョン貢献かページビュー貢献か指名キーワードに関する記事から進めましょう。

コンバージョンとは、マーケティング用語でゴールを指します。例えば、商品の購入や新規の館員登録、メールマガジンの登録、資料のダウンロードなどをコンバージョンとします。

指名キーワードとは、会社名や商品名、サービス名など自社に直接関係するキーワードのことです。

 

補足:CVに繋がっている記事をGoogle Analyticsで見つける方法

コンバージョンに貢献している記事を探す方法ですが、Googleアナリティックスの目標設定と、モデル比較ツールを使えば簡単です。

詳しい手順は、スクリーンショットとともに「コンバージョンに貢献している記事を7クリックで見つける方法」で解説してるのでご覧ください。

 

リライトの対象となるもの

記事をリライトするにあたって対象となるのは下記の4点です。

  • 記事のタイトル
  • ディスクリプション
  • 本文
  • 内部リンク

それぞれの項目ごとに説明します。

 

記事のタイトルをリライトするチェックリスト

まず、SEO向きタイトルの基礎的な項目について説明します。これらが満たされていない時は、タイトルのリライト時に意識するだけで効果が出ます。

  • 主題(キーワードを含む20文字以内)+副題(主題を支える言葉やキャッチの言葉)で合計32文字〜35文字以内に作成する
  • 主題が長い場合は副題はなくてOK
  • 検索ユーザーの意図を捉え、クリックしたくなる設計にする
  • キーワードはタイトルの前半20文字以内に持ってくる

 

基礎を抑えつつ、さらにクリック率が上がるタイトルにするポイントは4つです。

  • タイトル内の数字を最新版に更新する
  • まわりくどい表現を分かりやすく修正する
  • 問いの答えを書く
  • 数字を入れて具体的にする

記事タイトルをSEOポジティブにリライトする方法」の記事に実例付きで、タイトルのビフォーアフターを掲載したので参考にしてください。

 

補足:SEOタイトルと表示タイトルは別のものを設定する

なお、ワードプレスのプラグインを使ったり、有料テーマを使えば、サイト上に掲載するタイトルと、検索結果で表示するタイトルは別々のものを設定できます。

設定の詳細は「SEO向けタイトルとSNS向けタイトルは別で設定すべき」をご覧ください。

 

記事のディスクリプションをリライトするポイント

  • キーワードを2回以上盛り込む
  • 関連キーワードを盛り込む
  • 意味が変わらない限り、文字は削る
  • 検索するユーザーの悩みに共感する
  • 記事の内容を要約する
  • 記事の独自性や限定性をアピールする

ディスクリプションとは、Googleの検索結果でタイトルの下に表示される補足説明です。タイトルと合わせて検索結果を見ているユーザーが記事をクリックするかどうかを左右するため、良いディスクリプションにするために時間をかけましょう。

ポイントの詳細は「SEO向きのクリック率が高いディスクリプションを作る4つのポイント」にて、実際にクリック率が40%以上の事例と一緒に解説しています。

 

記事の本文をリライトするチェックリスト

本文のリライトは下記の7点を確認しながら進めます。

  • 続きを読みたくなる導入分があるか
  • 本文の内容が検索したユーザの疑問に答えられているか
  • 見出しタグにキーワードが含まれているか
  • 見出しタグの構造が正しいか
  • HTMLタグの使い方に間違いはないか
  • 指示語や代名詞を使いすぎていないか
  • 検索結果で競合している記事よりもユーザーを満足させる記事か

タイトルやディスクリプションも同様ですが、ユーザー満足度が最も大切なので、不自然なキーワードの詰め込みや羅列は避けます。

SEOに効果があるテクニックではなく、ユーザーに必要な情報をわかりやすく飽きさせずに伝えることを追求しましょう。

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リライト時は内部リンクを設置する

SEOには内部リンクが大切です。

パンくずリストやサイトマップのほかに、本文に他の記事の内部リンクがあることで、メディア内をユーザーやGoogleのプログラムが回遊し、検索結果が改善します。

ウィキペディアを参考に内部リンクのマニュアルを作りました。

  • リンク先の内容が分かるアンカーテキスト(リンクテキスト)にする
  • 古い記事をリライトする場合は、新しい記事の内部リンクを意識的に設置する
  • 検索ユーザの理解を助けるまとめページがあればリンクする
  • 記事の主題を調べたい時に、併せて知りたい子と思う項目にリンクする
  • 内部リンクの構造は「Show Article Map」で確認して離れ小島ができないようにする

詳細は「SEOに効く内部リンクを記事に設定する人向けマニュアル」をご覧ください

 

記事のリライトで検索1位を目指すチェックリスト | まとめ

記事は以上です。チェックリストを確認しながらリライトを進めれば必ず結果が出ますが、より個別のサポートやアドバイスが欲しい方向けに「Webマーケ・Webメディアのコンサルティング」も提供しています。

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