クリスマス・年末年始シーズンに初めてのクルーズ旅行に参加しました。日本でのクルージングといえば、ロイヤル・カリビアンが有名ですが、スケジュールが合わず「ホーランド・アメリカ」というクルーズ会社の船に乗ることになりました。
日本語での情報はほぼなかったので、英語で調べて
・どうやら、そんなに評判は悪くないらしい
・食事に関しては、他のクルーズ会社より美味しいっぽい
・乗船する船「コーニングスダム」も建造日が2016年なので、割と新しい?
ということは分かりましたが、細かいところは出たとこ勝負でした。旅人の友人たちはクルーズ旅行を経験した人もいましたが、ロイヤル・カリビアンばかりでしたし。
そこで本記事では「ホーランド・アメリカでクルーズ旅行をしたいけど、実際のところどうなの?」と不安を感じる人にカリブ海クルーズで期待していなかったけれど、意外と良かったことについて紹介します。
- 1 シャワーの水圧は十分
- 2 船内放送や連絡が細めなので、予定については何も考えなくてOK
- 3 船内で使える専用アプリがすごく使いやすい(特にチャット)
- 4 観光の時間は短いように思えて、意外と十分
- 5 ウェルカムバックドリンクがとてもありがたい
- 6 クルーズ船内は完璧にキャッシュレスで、チップがないので楽
- 7 ベッドが大きくてフカフカ
- 8 部屋のテレビで50作品以上の映画を楽しめる
- 9 船内イベントが想像の10倍あった
- 10 入国と出国をしているはずなのに、乗船・下船がとてもスムーズ
- 11 クルーズ船内に座る場所がとても多い
- 12 部屋のクリーニングがとても早い
- 13 衣服のクリーニングもとても早い(半日〜1日)
- 14 隣の部屋の音はあまり聞こえない
- 15 船内で騒いでいる人はいなくて、みんな大人
- 16 タオルがめっちゃある(プールサイド・部屋)
- 17 カリブ海クルーズで期待してなかったけど、良かったこと | まとめ
シャワーの水圧は十分
海外ホテルだと、シャワーの水圧が弱くて「チョロチョロ…」っとしかお湯が出ない時があります。クルーズ旅行は船の中のシャワーなので、ちゃんと出たらいいなぁぐらいの期待値でしたが、全開にしたらちょっと痛いぐらいシャワーの水圧はありました。
シャワーに限らず、トイレや洗面などの水回り全般は何の不満もありませんでした。女性は水回りを気にする方が男性より多いと思うのですが、ご心配なく。
船内放送や連絡が細めなので、予定については何も考えなくてOK
クルーズ船は毎日新しい場所に停泊します。そして、クルーズ内でのイベントやショー、アクティビティーもとても充実しているので、クルーズ旅行中に「やることが何もない」という時間はありません。イベントの参加は自由なので、プールサイドやデッキでのんびりしている人も多いですが。
そんは風である意味では目まぐるしくもあるクルーズ船ですが、船内新聞やアナウンス、スペシャルディナー用の招待状などが細やかに届けられるので、予定について何か覚えておく必要は一切ありません。
すべての予定を自分で考える一般的な旅行に比べると、とても楽です。
船内で使える専用アプリがすごく使いやすい(特にチャット)
クルーズ船内専用のアプリがとても便利でした。この手の専用アプリって、大体が使いにくいイメージだったのですが、デルタ航空のアプリも使いやすかったし、時代が変わってきている感じがします。
専用アプリはインターネットプランを購入していなくても使うことができて、
- クルーズ船の現在地や航路
- 船内のイベント確認
- アクティビティの予約
- スペシャルディナーの予約
- メッセージ【重要】
などが含まれます。
船内は12階まであり全長が300メートルなので、連絡を取り合わないと待ち合わせできません。そんな時にアプリのメッセージ機能が便利です。
観光の時間は短いように思えて、意外と十分
渡航先やクルーズのスケジュールによるのですが、平均してクルーズの停泊時間は8時から17時くらいが平均です。停泊地で船が夜を越すケースは珍しく、遅くても21時から22時頃には出航します。
そのため、観光の時間が9時間ほどと「短いかな?」と心配していましたが、小さな島や国は停泊する港町周辺に観光地が集中していますし、大きめの島は観光ツアーが充実しているので、意外と時間は余りました。
ウェルカムバックドリンクがとてもありがたい
カリブ諸国は暑いです。湿度が低いので、日本の夏ほど蒸し暑くはありませんが、日差しは強く、観光して帰ってくると消耗してます。そんな時に、クルーズ船に乗り降りする出入り口のすぐそばで配っている、ウェルカムバックドリンクが最高にありがたかった。
クルーズ船内は完璧にキャッシュレスで、チップがないので楽
クルーズ船内はカードキーですべての支払いができるため、チップの制度はありません。なお、部屋のクリーニングやボーイさんへの様々なお願いは、デイリーチャージという項目で定額(1部屋1500円ぐらい)が自動的に引き落とされるので気にしなくてOKです。
ベッドが大きくてフカフカ
部屋に備え付けてあるベッドは大きくて寝やすかったです。ダブルルームの場合は、シングルベッドが2つ置いてあるので、ボーイさんに伝えればシングルをくっつけて、ダブルにしてくれます。
部屋のテレビで50作品以上の映画を楽しめる
ベッドの正面にはドーンと壁掛けテレビが設置されていて、映画が山ほど入ってます。新作から昔の名作まで50本以上。ただ、日本語字幕がある映画がなかったので、英語音声・英語字幕で見るしかないのがちょっと大変でした。
船内イベントが想像の10倍あった
クルーズ船内ってプールやデッキでのんびりして、時間になったらご飯を食べるくらいしかやることがないのかと想像してましたが、実は常に何らかのイベントが開催されていました。
クルーズ乗船客の平均年齢が高いので、コンサートや巨大モニターでの上映、パソコン教室やフォトスタンド作りなど大人し目なイベントが多いですが、最も盛り上がっていたのはビンゴ大会でしたね。
日本でビンゴと言うと商品をかけたビンゴですが、アメリカの場合は賞金があるタイプなので、ギャンブルです。
入国と出国をしているはずなのに、乗船・下船がとてもスムーズ
海外旅行で面倒なのは国境を通過する時です。長蛇の列に並び、怖い顔をした審査官との会話をして、ようやくパスポートにスタンプを押してもらえるのが海外への出入国ですが、クルーズ船で乗船・下船をして出入国をする場合は、カードを渡すだけ。一瞬です。
いつもなら、出入国だけで1ヶ国あたり2時間くらいはかかっているはずなので、15の島を訪れた結果、30時間ぐらい節約できています。停泊中はクルーズ船に何度でも出入りできますし、超簡単でした。
クルーズ船内に座る場所がとても多い
ちょっとしたことですが、クルーズ船内はどこにでも椅子やテーブルが設置されていて、座る場所を探してウロウロすると言うことがありません。
部屋のクリーニングがとても早い
部屋は1日2回、ハウスキーパーの方が掃除をしてくれます。朝食と夕食で外に出かけているときに掃除を済ませてくれることが多かったですが、30分ほどの食事の間にあっという間に掃除を完了してくれます。助かります。
衣服のクリーニングもとても早い(半日〜1日)
有料ではありますが、衣服もクリーニングをお願いできます。22日間クリーニングし放題で1.5万円ほどだったので、1日あたり681円です。劇的に安いですね。
ちなみに、クリーニングの所要時間は公式には24時間から48時間ほどですが、実際は半日から長くても1日で戻ってきます。クルーズ旅行では「Gala Night(ガラ・ナイト)」と呼ばれるフォーマルデイがあるので、スーツやシャツなどを持ち込む必要がありますが、クリーニングが超スピードなので、一着分で足ります。
隣の部屋の音はあまり聞こえない
心配していた、というよりも半ば諦めていた隣の部屋からの騒音ですが、ほぼ気になりませんでした。たまに、隣で音楽をかけていたり、大きな声を出していたら、ちょっとは聞こえますが、話し声程度なら全く聞こえません。
船内で騒いでいる人はいなくて、みんな大人
カリブ海クルーズの参加者の平均年齢が高いこともあって、船内で騒いでいるような人はいません。家族連れがいるので、レストランやプールサイドはワイワイしていますが、部屋で過ごしている時間が長いのか、あまり見かけません。
夜は船内に複数あるバーでお酒を飲んでいる人も多いですが、泥酔している人たちもいなくて、みんな大人です。
タオルがめっちゃある(プールサイド・部屋)
地味なところですが、プールサイドには大量のプール用タオルが。部屋にも持ち出しOKのビーチタオルや部屋内で使うバスタオル、小さなハンドタオルなどが十分に用意されていて、使い勝手が良かったです。
カリブ海クルーズで期待してなかったけど、良かったこと | まとめ
カリブ海クルーズで期待はしていなかったけれど、予想外に良かったことについては以上です。特に嬉しかったのはシャワーの水圧、クリーニングの早さ、ベッドの大きさ、でした。毎日同じ部屋で過ごすので、船内生活が快適かどうかでクルーズ旅行全体の満足度が左右されます。
クルーズ会社側もそれを理解していて、様々な努力で自宅以上に快適に過ごせるように配慮してくれていました。ホーランド・アメリカの皆さん、どうもありがとうございました!
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