SEO向けタイトルとSNS向けタイトルは別で設定すべき

SEO向けタイトルとSNS向けタイトルは別で設定すべき
  • 2020.04.27

SEO目線でキーワードを入れてシンプルにした記事のタイトルと、SNS向けにキャッチーな言葉を使っている記事のタイトル、どちらを優先すべきですか?

という質問にお答えします。結論はSEO向けのタイトルとSNS向けのタイトルを両方設定してください。WordPressを使っているなら簡単な方法があります。

 

タイトルにはSEO向けとSNS向けの2種類がある

タイトルにはSEO向けとSNS向けの2種類がある

  • SEO向けタイトルは、GoogleやYahooなどでその記事を検索した人に向けたタイトル
  • SNS向けタイトルは、TwitterやFacebookなどのSNSを見ている人に向けたタイトル

どんな人が記事を読むかが違うということは、記事に対する興味の違いを表します。興味に注目してSEOとSNS向けタイトルを言い換えるとこうなります。

 

  • SEO向けのタイトル:記事を読みたいモチベーションが高い人向け
  • SNS向けのタイトル:記事の読みたいモチベーションが低い人向け

タイトルは記事の中身を示す内容と記事への興味を掻き立てる役割のフックの2つで構成されています。

 

例えば、僕の記事を例に出すと

普通の人が無理せずツイッターのフォロワーを増やす方程式」の場合、
内容は「ツイッターのフォロワーを増やす方法」で、
フックが「普通の人が無理せず」です。

「旅行 業界」の検索では見つからないユニークな旅行系ベンチャーまとめ」の場合、
内容は「旅行系ベンチャーまとめ」
フックが「「旅行 業界」の検索では見つからない」の部分です。

SEO向けのタイトルはフックは弱め、内容を強めになります。なぜなら、検索ユーザーは記事の内容を知りたいとすでに思っているからです。SNS向けのタイトルはフックを強めにしないと、SNS内にたくさんある記事の中から選んでもらえません。

イメージしやすいように、SEO向けタイトルとSNS向けタイトルの例をもう少し掲載します。

 

SEO向けタイトルの例

他にSEO向けに作ったタイトルは例えばこちらです。

SNS向けタイトルの例

他にSNS向けに作ったタイトルはこちらです。

 

1つの記事に2種類のタイトルを設定する方法

1つの記事に2種類のタイトルを設定する方法

さて、SEO向けとSNS向けのタイトルの役割を理解してもらったところで、本題です。Wordpressを使っている場合はプラグイン「All in One SEO Pack」をインストールするだけで1つの記事に2種類のタイトルを設定することができます。

 

プラグイン「All in One SEO Pack」の特徴

  1. ブログのタイトルやディスクリプションのSEO設定
  2. 記事タイトルの統一フォーマット設定
  3. Googleアナリティクスの設定
  4. カテゴリーやタグのnoindex設定
  5. XMLサイトマップの設定
  6. SNSの画像表示設定
  7. 編集画面にてSEOタイトルの設定

代表的な項目は上記ですが、他にも100項目以上のSEO関連の項目をまとめて設定することができます。

設定項目や導入方法の詳細:【All In One SEO Pack】設定方法と使い方【完全図解付き】 | Rest In Peace

 

プラグイン「All in One SEO Pack」導入の注意点

WordPressのテーマによっては、すでにSEO設定ができるようになっているものがあり、All in One SEOと機能が重複してうまく動かない場合があります。例えば、有名なWordpressテーマ「STINGER7」で不具合を確認しました。

 

記事編集画面から、2つのタイトルを設定する手順

SEOタイトル設定

「All in One SEO」をインストールしたら、WordPressの記事編集画面の下部に「All in One SEO Pack」と書かれた設定フィールドが作られます。フィールド内の「タイトル」欄に入力した文字が検索結果に表示されるタイトルです。何も入力しなかった場合は、編集画面上部にあるタイトル欄に入力した内容が反映されます。

なお「ディスクリプション」欄に入力したテキストが検索結果でのディスクリプションとなり、未入力の場合はGoogleが自動的に記事から抜粋して、ディスクリプションを作成します。

 

2つのタイトルを設定する場合の注意点

通常の設定の場合は、記事編集画面の上部で設定するタイトルがSNSやサイト上での表示、編集画面下部にある部分で設定するタイトルがSEOタイトル(GoogleやYahoo上で表示)となりますが、他に導入しているプラグインやコードによっては、うまく個別設定できない場合があります。

例えば、Twitter上での表示は「Card Validator」、Facebook上での表示は「OGP Debugger」で確認できますので、狙い通りタイトルの個別設定ができているかご確認の上、仕様を決定してください。

 

WordPressを使っていない場合

運用中のWebサイトがWordpressを使っていない、または何らかの事情で2つのタイトルをバラバラに設定できない場合は、まずSNS向けタイトルを設定、1週間を目安にSEO向けタイトルに変更してください。

記事をリリースしてSNSで話題になった場合、拡散が続く期間は1日から3日程度です。1週間後からは、SNSではなくSEO(GoogleやYahoo経由)で記事を読む人が多数になります。

そのため、SNSタイトルの役割は3日ほどで終わりますから、そこからはSEOタイトルに変更しても損をすることはありません。

 

まとめ

SEO向けタイトルとSNS向けタイトルについての解説は以上です。他にSEO対策は内部リンクの設定重複記事の削除、リダイレクトなど様々ですが、タイトルの影響は大きいので優先的に取り組むと結果が早く出やすいです。

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