トラベルライターが避けられない3つの弱点【克服する方法も説明】

トラベルライターが避けられない3つの弱点【克服する方法も説明】
  • 2021.03.17

旅行をしながら、記事を書いて収入を得るトラベルライターは「旅と仕事の両立」で最もイメージしやすい職種です。ただし、トラベルライターは始めるのは簡単でも、続けるのは難しい仕事。僕は業界で10年くらい仕事をしていますが、有名なトラベルライターも少ないですし、平均してトラベルライターの継続年数は1-2年です。

なぜ、トラベルライターの継続が大変なのかを解説しつつ、トラベルライターの弱点を克服する方法も紹介します。なお、これからトラベルライターを目指す人に向けて専用講座を2020年2月に開講します。最短距離でトラベルライターになりたい人にオススメです。

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トラベルライター

 

それでは、本題です。

 

トラベルライターを継続するのが大変な3つの理由(つまり弱点)

  1. 旅行を続けることが必須
  2. 書くに加えて、撮る、話すのスキルも必要
  3. 時間はない

トラベルライターを継続するのが大変な3つの理由は以上です。特に①がネックで海外旅行をメインでライターをしていた人が、国内旅行→温泉旅行やお出かけなどへと、旅行の規模を小さいくしていきます。

では、続いてそれぞれの弱点と対策です。

 

旅行を続けることが必須

トラベルライターとして実績を作るためにも、採用されるためにも、旅行を続けることが必須です。トラベルライターといえども、経費で(無料で)海外取材ができるケースは多くないので、割と実費で旅行してます。

ここ1-2年の僕の旅行だと、パラオ旅行は仕事でしたが、ユーラシア横断や東ヨーロッパ縦断はプライベートな旅行なので仕事とは関係なく、実費です。

 

自分のお金で旅行を続ける、特に海外旅行を続けるためには、行き先にもよりますがお金が結構かかります。僕のケースだと年間150万円から200万円ぐらいは使ってますね。

トラベルライターは仕事の単価が大きくなりにくいのもネックなので(有名なトラベルライターは別です)、日本での生活費は節約していますし、副業もガンガンしています。

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トラベルライターより単価が大きい別の職種も積極的に受けていきましょう。トップクラスのトラベルライターになるほど、ライターだけの仕事をしているのは稀です。有名なトラベルライター&フォトグラファーの伊佐知美さんの仕事の幅を見てみてください。

 

書くこと以外にも、撮る、話すのスキルが必要

トラベル「ライター」と言っても、仕事は「書く」だけではなく、企画の作成、写真撮影や現地での取材、など広いスキルがないと、高単価の案件は受けられません。

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トラベルライターに限らず、フリーランスや副業で仕事を受ける際の構造的な弱点ですが「自分ができることしか頼まれません」。会社で働いたことがある人は経験があるはずの「無茶ぶり」が存在しないので、仕事をやっているうちにスキルが伸びた!ということが起こりにくい。

そのため、企画作成、写真撮影、取材などのスキルは自主的に経験を積める機会を作らないと、すでにできる人に発注されるばかりです。お金をもらえないのに、仕事をするの?と給料ベースで生活していた人は違和感があるかもしれませんが、ガンガン自己投資していかないと収入は上がっていきません。

 

2020年からのトラベルライターを考えるなら、写真撮影に加えて、動画撮影もオススメです。動画のスキルを持つライターは極小なので、重宝されますよ。

iPhoneだけで動画の撮影も編集もできる時代なので、初期費用0円でも動画クリエイターになれます。

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仕事に使える時間がない

実際に旅行と仕事の両立を経験した人なら気づきますが、とにかく仕事に当てられる時間が少ない。普段の生活と比べて、3分の1ほどしか旅行中は仕事に時間を使えませんし、さらに割と疲れてます。

時間がない状態を何とかするのは仕事の効率化や根性だと思われがちですが、実は仕事の選び方が重要です。

 

仕事には、消費する労働と資産を作る労働の2種類があります。消費する労働はすぐにお金になるタイプの仕事が多いため、収入や将来に不安があるとこちらを選びがちですが、お金になりにくい資産を作る労働をいかに織り交ぜていけるかが勝負です。

資産を作る労働へのシフトについては、下記の記事で詳しく解説したので「仕事を頑張っているのに、前進してる感覚がない…」という方は一度見直しを。

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トラベルライターが避けられない3つの弱点 | まとめ

本記事では、トラベルライターが避けられない3つの弱点と克服する方法について説明しました。文字を書く、という仕事自体がイメージしやすいため人気のトラベルライターですが、旅と仕事の両立が目的ならライター以外の手段もあります。

  • エンジニア
  • デザイナー
  • ブロガー
  • コンサルタント

などの、旅人向きの仕事を別記事「世界を旅できる19の仕事・職業」にまとめたので、さまざまな選択肢を検討したい方はご覧ください。

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