自分の文章に自信がない。「文章の意味が分からない」と言われる方に向けて、文章力のない人が書く文章の特徴を解説します。
実際に他の人が書いた例題を載せておくので、「こんなミスするわけないよー!」ではなく「なるほど。他の人が間違えてるってことは、自分もやってるな」と自分事できるかが、文章が上手くなる人と、そのままの人の分かれ道です。
まずは「分かりやすくて、飽きさせない」文章を目指しましょう。
主語がない
→イベントが突然告知されても予定が調整できず、集客にはつながりません。
日本語は主語がない(英語と比べて)と良く言われます。会話なら主語がなくても、他の情報から理解できますが、文章の場合は見失いやすいので、「分かっているだろう」はキケンです。
口語表現のまま
なので→そこで
やる→行う
〜じゃない→〜ではない
~なんです→〜なのです
〜ばっかり→〜ばかり
日本語には口語表現(会話ベース)と文語表現(文章ベース)があり、口語を文語にすると、すっきりとした読みやすい文章になります。
浮ついた感じが消え、文章に説得力が増すので、迷ったら文語表現にしておけばOKです。
まわりくどい表現
→申し込みの特典や参加のメリットを記載する
文章を書き慣れていないうちは、〜すること、〜ということを使ったまわりくどい表現を使いがちです。
特に、動詞(参加すること)+名詞(メリット)でよく起こる間違いなので、名詞+名詞の表現に変えるだけで、文章がすっきりと分かりやすくなります。
二重否定
→参加費を3000円以下に設定すれば、買えるので
→この集客方法では、お客さんが離れてしまうかもしれないので
二重否定は肯定、または可能性(〜かも)の表現に変えてください。
尊敬語・謙譲語の使用
→参加費はできるだけ安くしましょう
→場面別に紹介しました。
文章に尊敬語や謙譲語を使用しすぎると、分かりにくくなります。
尊敬語であれば、動詞を名詞にする。謙譲語であれば、ですます調に変えることで、文章が間延びしてしまうことを防ぎます。
漢字を連続で使用
→1日で終わる新人研修の導入で採用するアイスブレイクとしても最適です
漢字が連続して5つ以上続くと、急激に読みにくくなります。慣用的に使える四字熟語以上の表現は避けてください。
…….あえて、「四字熟語以上」と感じを6つ繋げてみましたが、どうでしたか?分かりやすい表現に修正するなら、四字熟語よりも長い表現、とします。
一文が長い
→社会人が経費で参加するイベントであれば、平日の日中に設定して問題ありません。
句点(。)までの文字数が長いほど、読みにくい文章になります。一文を句点で二文以上に区切るか、表現を言い換えて、文章を短縮します。
改行がない
特にスマホで読まれる場合、一文が短くとも改行がないことで、読みにくくなります。改行の目安は二文から三文。文字数なら、140字文字です。
「てにをは」が間違っている
→脱出するには謎を解く必要がありますが
「てにをは」を間違えている状態で、主語がないと、読者は混乱します。上記の例題は「謎が解ける」と受け身(受動態)にしていますが、主語を省略した上で「謎を解く」と能動態にすると誤解を招かない文章になります。
似ている表現や同じ単語の繰り返し
→お店の従業員がワークショップの講師を務めることで、人柄を知ってもらう機会になります
似ている表現や同じ単語を繰り返すと、文章がくどくなり読みにくくなります。並列の表現や省略を使って、一文内で繰り返さないように気をつけましょう。
そもそも、知識不足
執筆している内容に関する知識が足りないと、回りくどかったり、分かりにくい文章になりがちです。
文法や表現を直しても「やっぱり分からないな?」と感じたら、対象に関して学び直すことで解決するかもしれません。
文章力のない人が書く文章の特徴 | まとめ
文章力のない人が書く文章の特徴は以上です。ライティングはセンスだから、上手にならないと思っている人がいるかもしれませんが、センス = 知識 × 経験です。
文章の書き方の他に、記事を構成するテンプレートを知っておく(知識)だけで、劇的に改善する人もいます。