Webメディアの成長に効かない施策

Webメディアの成長に効かない施策
  • 2020.05.05

Webメディアの運営はやることが多く、思いつくことをやっていたら失敗します。何かを成功するには、まずやらないことを決めることが大切です。

本記事ではWebメディアの成長に効かない施策と効く施策を具体的に解説しますので、ひとまず落ち着いてください。

 

Webメディアの成長に効かない施策

まず、はじめにWebメディアの成長に効かない施策から。

  • インタビュー記事
  • 連載や特集
  • 記事やカテゴリーの整理
  • マーケティングツールの導入
  • サイトのデザイン
  • サーバーの改善
  • データベースの改善
  • https化

この辺りは、立ち上げ〜成長段階(10万PV以下)のメディアだと手を付けるには早すぎます。メディアにファンが付き、記事が増えてからなら、うまくいきます。

 

運営側の盲点ですが、多くのユーザーはWebメディアのトップページからアクセスしていません。検索全盛期なので、記事単位で読まれています。そのため、複数の記事に関わる施策はあと。

また、サーバーやデータベースの最適化が聞いてくるのも、記事数が500~1000記事を超える頃からです。そのため、サイト全体に関わる部分は後回しでOK。

 

Webメディアの成長に効く施策

Webメディアの成長に効く施策

本題のメディアの成長を促す施策を「オウンドメディア編集長のスキルマップ」より、ピックアップしました。

  • 競合調査
  • 企画
  • タイトル
  • レポート
  • 社外パートナー
  • ルール整備
  • サイト分析

この11項目です。スキルマップはコンテンツ作成、編集長、メディア運営の役割分担なので、やること分担で整理しなおします。

 

情報収集

  • 競合調査
  • 社外パートナー

分析

  • レポート
  • サイト分析

コンテンツ作成

  • 企画
  • タイトル
  • ルール整備

詳しく解説していきます。

 

ユーザー目線で競合を見定めて情報収集する

  • 競合調査
  • 社外パートナー

競合調査

マーケティングにおける競合とは、自社から見た場合の競合ではなく、ユーザー視点での競合です。

例えば、マクドナルドの競合はハンバーガーチェーンという自社視点では、モスバーガーやロッテリアです。

しかし、「安く手軽に食事をしたい」というユーザーからすれば、吉野家や松屋、コンビニやスーパーマーケットのなども競合になります。

社外パートナー

自社のメディアの少し先を進んでいる先輩メディアの担当者と仲良くなっておくと、めちゃくちゃ有意義な情報交換ができます。

「そんな知り合いいないよ!」という方は、Facebookグループで探してみると活動的なコミュニティが見つかります。

例えば、オウンドメディアの領域なら「オウンドメディア勉強会」が有益です。

 

Webマーケの根本である記録と分析

  • レポート
  • サイト分析

レポート

Webマーケティングの最も優れている部分は、効果がすべて数字で見れることなのに、レポートがないメディアがあります。すごく機会損失です。

Googleスプレットシートで月次、週次のレポートを作成して、数字を記録しておきましょう。実績がわかればOKなので簡単なレポートで大丈夫です。

関数もデザインもいりません。

サイト分析

Webメディアの運営で見るべき代表的な数字は下記の8種類です。

・PV数
・セッション数
・セッションあたりのPV
・スマホとPCの割合
・滞在時間
・直帰率
・記事数
・流入チャネル

メディア立ち上げ直後なら、自分たちでコントロールできる「記事数」をKPIとするのが生産的です。

PVやセッションは様々な要因で決まるので、まずは1ヶ月にリリースする記事数を確実に達成できる体制を作りましょう。

 

コンテンツ作成に自信がなければ、企画とタイトルに集中する

  • 企画
  • タイトル
  • ルール整備

企画

記事が読まれるかどうかは企画とタイトルが9割です。企画とタイトルが良いものであれば、多少ライティングが稚拙でも、読者は満足してくれます。

エッセイやポエム、小説など読後感が大切な記事は別ですが、Webマーケティングの王道は読者の「課題解決」です。

タイトル

優れたタイトルの要素については「SEO向きタイトルかつSNSでいい感じなタイトルに必要な10の要素」をご覧ください。

限られた文字数で記事の内容やメリットを伝えるには練習あるのみです。

ルール整備

複数人で記事を作成する場合は、企画とタイトルについてのルール整備がないと、人数の分だけ手間が増えます。

企画会議の設定や、タイトルの作成のルールなどを決めて、チーム全体を底上げしましょう。

 

「そんなの分からないよ!」という方は、行動目標として下記の2つをオススメします。

  1. 企画は複数人で議論して決める
  2. タイトル案は1つの企画に対して10個用意する

自分の頭で考えていると、独りよがりな作品になるので、常に客観的な視点を入れる。

 

メディアの成長に効く&効かない施策 | まとめ

記事は以上です。メディアの段階に応じて効かない施策を見極めて、効く施策に力を入れましょう。

他にWebメディアで役立つ情報はカテゴリー「Webメディア運営」や「Webメディア失敗談!今だから言える12の失敗」「Webメディアが2020年からSNSをどう使うべきか?」をご覧ください。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?