アジアでリモートワークしやすい場所1位はベトナムのあそこ…!!

  • 2020.01.11

毎日の通勤を辞めたい人:いまはオフィス勤務の仕事をしているけど、今後は海外を転々と移動しながら仕事をする方法を探している。海外で初めてリモートワークするならどこがいいのだろうか。

という疑問にお答えします。

 

この記事を読むと得られること

・リモートワークしたい場所が見つかる
・海外リモートワークならではのメリットやトラブルが分かる

この記事を書いている僕は、株式会社TABIPPOの創業メンバーとして、4年間リモートワークをしながら働いています。渋谷に本社があるので、もちろん出社しても良いのですが、出社しなくても構わない、そんな会社です。

TABIPPOを立ち上げてから、30ヶ国でリモートワークをしてきました。中でも、フィリピンでのエンジニア留学、アメリカ横断する編集部など、大きな企画を進めながらのリモートワークを経験できたことは、とても価値がありました。

今回は日本との時差が少なく、リモートワークが容易なアジアからオススメの都市を3つご紹介します。なお、この記事は旅人たちのシェアハウス #えいとびたー の連載の1つです。他の記事も一緒に読むと、より今回の記事が楽しくなる仕掛けがあります。

 

海外リモートワークしやすい都市アジアの第一位はダナン(ベトナム)

ダナン

リモートワークするならベトナム中部のリゾート都市「ダナン」で決まりです。リモートワークに必要なものって、実はこの3つです。

・快適な個室
・安定したインターネット
・適度な刺激

 

ダナンのホテル

ダナンは物価が安いので、バスタブ付き、ダブルベッドのシングルも3000円〜で泊まることができます。リゾート都市ではありますが、実はまだ開発中のインフラやホテルが多く、物価が上がって来るのはこれから。物価は安いのに、設備は最新という穴場になっています。

 

ダナンの街中

街中にはカフェがあり、WiFiが速い!Speedtestというネットスピードを測るアプリで試したところ、ダウンロードで24Mbps、アップロードで36Mbpsでしたので、一般的な仕事をするには十分でした。(動画をダウンロード、アップロードするには、少し足りないかもしれません)

また、アジアの国々でありがちなWiFiのスピードにムラがあって、時々繋がらなくなるということもありませんでした。ちなみに、カフェも新しいものが並び、洗練されていました。

 

バインミー

早朝はビーチでサーフィンをして、朝ごはんを食べてちょっと寝る。昼前に起きて仕事に取りかかる。お昼ご飯は近くでバインミーを買って、夜になったら蒸し暑いダナンの街をふらっと歩いて、気になっていたフォー屋さんに入る。

そんな生活ができる、ダナンでのリモートワークがアジアでは最もよかったです。ちなみに、アジアに限らない場合、No.1のリモートワーク都市はオーストラリアのゴールドコーストです。

 

海外リモートワークしやすい都市アジアの第二位はセブ島(フィリピン)

セブ島

アジアで二番目にリモートワークしやすいと感じたのは、フィリピンの中心部に浮かぶセブ島、セブシティです。セブ島での英語留学で一躍有名になりましたが、ダナンと同様にリゾート地です。

まだまだ発展途上のフィリピンですから、タクシーの初乗りが100円、4つ星5つ星のホテルも1泊10000円以下で泊まれることもあります。

セブシティはダナンよりもずっと規模が大きいので、長期滞在する場合はおすすめです。ただ、セブ島は立地的に良い波が起こりにくいので、サーフィンには適しません。

 

海外リモートワークしやすい都市アジアの第三位はチェンマイ(タイ)

チェンマイ

アジアでリモートワークするおすすめ都市、第三位はタイ北部の古都「チェンマイ」です。内陸に位置するので海はありませんが、城壁に囲まれた旧市街は入り組んだ路地の中にたくさんのおしゃれなカフェやホステルがあって毎日飽きません。

観光地はあまりありませんが、街歩きを中心にまったりしながらリモートワークをしたい人向けです。

 

海外リモートワークのメリット

海外リモートワークのメリット

通勤時間が0になるので、仕事できる時間がずっと増えます。また、会社のメンバーや仕事の関係者と一緒にいないため、一人で集中したい方にはとても向いています。

海外ならではのメリットとしては、生活費を抑えられることです。途上国であれば、日本の1/2から1/3程度で日本と変わらない暮らしができます。旅行好きの人にとっては、海外から海外への旅行ができるようになるので、旅行費用がかなり節約できます。

リモートワークは、働く場所からの自由を実現するためのチャレンジです。

 

海外リモートワークの難しさ

リモートワークの難しさ

リモートワーク未経験なら知っておいて欲しいのは、リモートワークの孤独です。極端に言えば、働く時間も場所も自分で決めるしかないリモートワーク、自由には孤独がつきまといます。

心の負担を抑えて、リモートワークを楽しむための工夫はこちらの記事にまとめたのでご覧ください。

海外でリモートワークする時に有効な6つの工夫

 

今の職場で海外リモートワークが実現しない場合

リモートワークが実現しない

事情で今の職場ではどうしてもリモートワークが実現しないこともあるでしょう。それでも、どうしても!と思う方は、自由な働き方が選びやすい職種に変わるか、リモートワークに理解できる会社に転職することになります。

友人や知人に転職の声かけをしつつ、IT・Web業界の転職サイトに登録するのが最前です。インターネットをメインにする以上、他の業種よりも圧倒的にリモートワークへの理解があります。

・ワークポート / リモートワークのしやすいIT業界の仕事を掲載
・Switch / Facebookでログインすれば、Web業界からオファーが届く
・リクナビNEXT / 大手サイトなので「リモートワーク」で検索すれば色々出てきます

 

フリーランスを目指せる方は、現職で給与をもらいつつ、下記のサイトに登録して良さそうな案件に申し込めばOKです。会社員やりながら、徐々にフリーランスに軸足を移すのが精神的な安定も、収入も確保できるのでオススメですよ。

・クラウドワークス / 低単価ですが、ハードルも低いので経験を積むのに良い(クラウドソーシング)
・ギークスジョブ / 高単価で、仕事の質も高い(フリーランス向けの求人)
・midwork / デザイナーやエンジニアの独立を支援(副業の紹介)

 

アジアでリモートワークしやすい場所まとめ

1位:ダナン(ベトナム)
2位:セブ島(フィリピン)
3位:チェンマイ(タイ)

海外でのリモートワークは大変ではありますが、得るものは確実にあります。オフィスから離れることで、各々の役割分担もクリアになりましたし、普段は何となくでやっていた戦略や方向性のすり合わせをきっちりするようになりました。

リーダー・マネージャーの方は、リモートワークの導入について恐れずに進めてください。僕が働いているTABIPPOではチームの半分以上がリモートワークですが、工夫を重ねて快適に働けるようになりました。メンバーが出社しても、しなくても、チームとしてできることが変わらないので、不意のトラブルや家族の事情、天候不順などに異様に強いです。

なお、マネージャー側の心得や工夫はこちらにまとめました。

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