再生数が伸びるYouTube動画の企画を作るステップ【Google経由・YouTube検索経由】

再生数が伸びるYouTube動画の企画を作る4ステップ
  • 2020.08.07

YouTubeの再生数を伸ばしたい人が知っておくべき「企画の作り方」を解説します。

面白い企画を考えるセンスがなくても大丈夫です。才能でYouTubeを伸ばす人はごく一部。ほとんどの人は再生回数を伸ばす企画を作るための、戦略と技術で戦っています。

それでは本題です。WebマーケティングやSEOが専門の人はご存知の内容ですが、YouTubeから情報発信をはじめた人は続きをご覧ください。

 

YouTubeの再生数が伸びる4つの仕組み

  • Google検索
  • SNS流入
  • 関連動画
  • YouTube内検索

YouTubeにアップした動画にユーザーがたどり着き、再生数が伸びるためには、上記の4つのいずれかを攻略する必要があります。

SNSから再生数を伸ばすためには、ユニークで面白い動画の企画を作る!ということになり、再現性がありません。また、関連動画から再生数を伸ばす方法は、関連動画を表示する仕組み自体がYouTubeから発表されていないので、不正確です。

そこで、企画を考えるときはGoogle検索、またはYouTube検索に注目します。

 

Google検索経由で再生数を伸ばす

  1. YouTube動画のジャンルを決める
  2. YT Rival Finderかラッコツールを使ってキーワードを調査
  3. 検索結果に動画表示のスペースがあるか確認
  4. キーワードをもとに、検索結果でクリックされる企画とタイトルを作る

Google検索経由で、再生数が伸びる企画は上記の手順で作ります。

 

YouTube動画のジャンルを決める

まずは、動画のジャンルを決めます。自分やクライアントが得意なジャンルを調べればOKですが、YMYL領域には注意が必要です。

YMYL(Your Money Your Life)とは、Googleが検索結果に表示するにあたって、特に重要視しているジャンルのことです。健康、医療、金融、経済などを指していて、検索ユーザーに間違った情報を伝えないように、他のジャンルより高い品質や専門性、権威性が求められています。

YouTubeを運営しているのはGoogleですから、動画の作成者や出演者が専門家でない限り、YMYL領域は避けた方が賢明です。

 

YT Rival Finderかラッコキーワードを使ってキーワードを調査

動画のジャンルが決まったら、YT Rival Finder(有料)、ラッコキーワード(無料)を使って、ジャンルに関連するキーワードを調査します。

 

YT Rival Finder

YT Rival Finder

» YT Rival Finder

YT Rival Finderでは、検索キーワードを入力すると、下記を一括で調べることができます。

  • 関連キーワード
  • Google検索結果での月間Imp数
  • YouTubeでの関連動画本数
  • Google検索上の動画順位

ちなみに、使用料金は月額3,980円、年払いにすると月額3,183円です。

 

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワード

» ラッコキーワード

ラッキキーワードは、関連キーワードを入力すると下記の内容をまとめて調べることができます。SEOでもよく使うツールですね。

  • 入力したキーワードの関連キーワード
  • キーワードが含まれるYahoo!知恵袋
  • キーワードが含まれる教えて!goo
  • キーワードのGoogleトレンド

使用料はなし。無料です。

 

キーワードの検索結果に動画表示のスペースがあるか確認

Googleの検索結果に動画を表示して、再生数を伸ばす場合、検索結果に動画表示のスペースがあることが条件です。

 

動画表示

このスペースのことです。Googleの検索結果に動画が表示されるかどうかは、キーワードごとに異なっていて、基準は公開されていません。

YT Rival Finderを使えば、動画表示スペースの順位を一括で調べることができますが、有料です。お金をかけずに調べる場合は、人力でポチポチ検索することになります。

 

キーワードをもとに、検索結果でクリックされる企画とタイトルを作る

Google検索経由で再生数が伸びるキーワードが判明しました。あとは、キーワードをもとに企画を作ればOKです。

 

YouTube検索経由で再生数を伸ばす

  1. YouTube動画のジャンルを決める
  2. 予測変換かKeyword toolを使用して、キーワードを調査
  3. キーワードと競合をもとに企画とタイトルを作る

次に、YouTube内での検索を経由して、再生数が伸びる企画は上記の手順で作ります。

 

YouTube動画のジャンルを決める

こちらはYouTube内検索でも、Google検索でも同じです。ちなみに、ビジネスのテーマ探しは、人間の代表的な悩みである「HARM」から考えると、見つかります。

ただ、Health(健康)やMoney(お金)はGoogleのYMYLと重複する領域もあるので、悩みどころですね。現在はYouTube検索とYMYLに関する発表はありませんが、どちらも同じ会社が運営しているので、近い将来に動きがあるかもしれません。

 

予測変換かKeyword toolを使用して、キーワードを調査

YouTube内検索のキーワード調査は、予測変換かKeyword toolを使います。GoogleはYouTubeに関しては、キーワードや検索ボリュームなどを外部に公開していないので、推測がメインになります。

 

予測変換

YouTubeの予測変換って、これです。YouTubeの検索ウインドウにキーワードを入力すると、一緒に検索されているキーワードが出てきます。予測変換の仕組みは分かりませんが、よく検索されるキーワードであることは間違いありません。

これらをポチポチとメモっていく方法が1つ目のキーワード調査です。

 

keyword tool

keyword tool

» Keyword Tool

月額69ドルを支払って、Keyword Toolを使えば

  • YouTube内での検索キーワード
  • 検索ボリューム
  • 検索ボリュームの変化

などが分かります。

 

注意点は、キーワードやボリュームがKeyword Toolの独自データであり、海外ツールであることです。体験ですが、キーワードのボリュームが実際の検索ボリュームより1.5倍から2倍くらいになっている気がします。

 

キーワードと競合をもとに企画とタイトルを作る

予測変換やKeyword Toolの結果を踏まえて、企画を作るのですが、最後に1点。実際に、企画を作る予定のキーワードでYouTube内検索を実施するとライバルの動画が表示されます。

 

youtube

Googleでの検索結果は上から見ていくように、YouTubeの上位表示が大切です。競合動画を見て、YouTube内検索をしたユーザのニーズをつかみ、より良い動画を作成しましょう。

 

再生数が伸びるYouTube動画の企画を作る | まとめ

Google検索経由と、YouTube内検索経由で、再生数が伸びる企画の作り方を説明しました。もう一度、まとめを掲載します。

 

Google検索経由で再生数を伸ばす

  1. YouTube動画のジャンルを決める
  2. YT Rival Finderかラッコツールを使ってキーワードを調査
  3. 検索結果に動画表示のスペースがあるか確認
  4. キーワードをもとに、検索結果でクリックされる企画とタイトルを作る

 

YouTube検索経由で再生数を伸ばす

  1. YouTube動画のジャンルを決める
  2. 予測変換かKeyword toolを使用して、キーワードを調査
  3. キーワードと競合をもとに企画とタイトルを作る

 

センスで企画を作らない場合は、キーワードや競合の調査が必要です。企画ができたら、次は撮影ですね。初心者の方は下記の記事を参考に、撮影を進めるとミスが減りますよ。

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