企業YouTube担当者が「最低限」知っておくべき7つのこと

企業YouTube担当者が「最低限」知っておくべきこと
  • 2020.11.27

これからYouTubeマーケティングを始めたい!という企業内の担当者が「最低限」知っておくべきことをまとめて紹介します。大切なのは、全体像が分かったらまずやってみること。

「とりあえず1本」の動画作成を経験したら、10冊の本を読むより多くのことを理解できます。それでは本題です。

 

YouTube企画の作り方

再生数が伸びるYouTube企画を作るためには、下記のどちらかを攻略する必要があります。

  1. Google経由で再生数を伸ばす
  2. YouTube内検索で再生数を伸ばす

 

Google経由で再生数を伸ばす

Google経由で再生数を伸ばす

Google経由で動画にアクセスする人を増やすためには、企画を決める際にYT Rival Finder(有料ツール)を使って、Googleの検索結果に動画が表示されるキーワードを調査します。

ツールの詳しい使い方は、別の記事にまとめたのでご覧ください。

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お金をかけたくない場合は、ラッコキーワードなどのキーワード調査ツール+人力で、それぞれのキーワードで動画が表示されるか目視で確認します。

 

YouTube内検索で再生数を伸ばす

YouTube内検索で再生数を伸ばす

YouTube内検索のキーワード調査は、YouTubeの予測変換を使います。

YouTubeはキーワードや検索ボリュームなどを外部に公開していないので、予測変換として一緒に検索されている関連キーワードと検索結果の上位に表示されている動画のタイトルなどを見て、最適なキーワードを推測します。

 

なお、記事執筆時点では1つの検索キーワードに対して、同じYouTubeチャンネルから複数の動画が表示されているので、上位にいくつも自分の動画を表示することができます。

Googleの検索結果だと、同じドメインからの検索上位表示は設定上は最大3つまで、大体は2つしか表示されないので、同じGoogleでもルールが異なります。

 

YouTube動画の撮影用カメラ

YouTube動画はiPhoneでも撮影可能です。ただし、下記の条件がつきます。

  • iPhone X以上
  • 画質は4Kで撮影する
  • スマホ用のマイクと三脚を使う

 

スマホ用のマイクと三脚を持っていなければ、セットになっている「ShureのMV88+ ビデオキット」がオススメです。スマホ用のマイクにしてはやや高価格ですが、特にトーク中心の動画にするなら音質が重要です。

 

また、iPhoneの撮影時に必要な設定については、下記の記事をご覧ください。

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プロが使っている機材に関して、より詳しく知りたい方は僕が実際に使っている機材をすべてまとめました。

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YouTubeチャンネルの運営体制

企業でYouTubeチャンネルを運営するなら、どんな役割があるのか知っておきましょう。

  • 出演者:会社の代表
  • 対談相手:広報や外部のMC
  • 企画者:代表やマーケ担当
  • 撮影者:社内にいなければ外注
  • 編集者:社内にいなければ外注

上記のように、少なくとも5つの仕事があります。なお、出演者が一人の場合は対談相手が不要ですが、1人でカメラに向かって話し続けるのは慣れていないと難しいため、立ち上げの段階では二人出演をオススメしています。

 

YouTubeの運営と外注

外注に関しては、5つの役割をどこまで社内でカバーできるかどうかで決まります。「できるだけ社内で完結して、外注費用は安く抑えたいです!」という場合は、撮影と編集以外を内製できるとベターです。

  • 出演者:社内
  • 対談相手:社内
  • 企画者:社内
  • 撮影者:外注
  • 編集者:外注

ちなみに、撮影と編集のどちらかも内製したいなら、まずは機材を揃えて撮影を自社で挑戦してください。動画編集はプロでも10分の動画に対して3時間〜4時間ほどかかるので、社内に技術とリソースがないと内製化するのは難しいです。

 

撮影時に気をつけること

  • カメラは必ず固定!三脚を使う
  • 余計なものを映さない
  • ズーム禁止!
  • 撮影の前後に少し余白を撮っておく
  • 画質の設定に迷ったら4K・60fps
  • ホワイトバランス用に白い紙を写す

動画の撮り直しはとてもしんどいので、上記の撮影の基本を抑えてから撮影日を迎えましょうー!

 

それぞれの項目の詳細は下記の記事をご覧いただければOKですが、難しい設定や機材については分からなくて大丈夫です。それよりも、「編集の段階で困らないよう」にという視点を持っていてください。

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出演者が気をつけること

  • 言い直すときは、編集用の間をとる
  • いつもより1.5倍くらい元気よく話す
  • 顎を引く
  • 手を細かく動かさない
  • 立っているなら、体を揺らさない

最後に、YouTubeの動画に出演する人にいつも伝えていることは、こちらの5つです。

 

詳細まで気になる場合は、こちらの記事へ。カメラがじーっと自分を向いているとかなり緊張しますが、撮り直しは何度でもできるので、余裕を持って元気に少しずつ撮影を進めるのがポイントです。

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企業YouTube担当者が「最低限」知っておくべき7つのこと | まとめ

記事は以上です。最低限の知識がついたら、まずはスマホ撮影&スマホアプリ編集でもOKなので、とりあえずの1本目を作ってみてください。

 

2本目以降で必要となるPremiere Proを使った編集に関する技術や知識については、下記の記事をご覧ください。

» 無料でPremiere Proを使う→無料期間中に解約する手順をスクショで詳しく解説します
» Premiere Proで動画編集をする際のチートシート
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