十人十色。ユニークな働き方や暮らしをしている海外ノマドたち

海外ノマドとして毎月違う国で暮らしているルイス前田です。この度、世界中を旅する海外ノマド56人と「海外ノマド入門」を執筆しました。Googleで調べても載っていない、場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。

辛いことも、泥臭いことも、海外ノマドの現実を正直に書きました。ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。

海外ノマド入門 ここではない場所で生きていく

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さて、本記事ではここからが本番です。紙面の関係で、海外ノマド入門にどうしても載せきれなかった原稿がたくさんあります。

このまま、Google Driveに眠らせておくにはあまりにもったいないので、無料版「海外ノマド入門」として掲載します。

Webメディアだとスペースに制限がないので、原稿はできるだけ無修正です。ありのままの海外ノマドたちの想いや経験、知恵をお楽しみくださいー！はい、ここまでで導入は終わりです。

今回のテーマは「変わった仕事や暮らしをしている海外ノマド」

今回は海外ノマド10人に「マイナーな仕事や変わった暮らしをしている海外ノマド」を紹介してもらいました。

海外ノマド本の筆者、ルイス前田の場合

たこ焼きを売りながら世界を旅しているノマドの友人がいます。たこ焼き用の鉄板だけを持って、食材やガスなどは現地で調達するスタイルで、タコがたくさん獲れることで有名なモロッコではお店まで出してました。

モロッコを離れる際は弟子にお店を任せたそうですが「いっつもアレが足りない、これが足りないって要望ばかりしてくる」って笑ってました。

広告代理店出身の起業ノマド、杉野遥奈さん

世界を自転車だけで旅しながらブログで収入を得て暮らしているフランス人のノマド友達がいます。

メキシコで初めて出会った時はもう旅を開始して５年目ほどで、その数ヶ月後グアテマラでヒッチハイク旅中にトラックの荷台に乗せてもらって外の景色を眺めていたら、同じ道路を彼が自転車で走っているのを見かけて大興奮したのを覚えています。

収入はそこまで多くないけど、好きなように生きて旅先の人達と助け合いながら上手く生きてる彼を見て、色んな生き方があるんだと刺激を受けました。

イタリアのスロードフードを広めている、西村千恵さん

マケドニア人（IT起業家）の夫と結婚した日本人の友人（ITプロデューサー）は、日本の会社に勤めていながら、暑くなる時期の５ヶ月くらいをマケドニアやギリシャで過ごし、それ以外は東京で暮らすデュアルライフ。

未就学児の子供２人がいるが、日本とマケドニアの語学や文化を家族楽しみながら夫婦でも仕事をしたり、友人はこれから起業に向けて準備をしたりと、とてもユニークな働き方をしています。

世界中の音楽フェスを訪れた、津田昌太朗さん

ノマドと言えるかは分かりませんが、何年もかけて自転車で大陸を縦横断する友人がいました。ゲストハウスで出会って仲良くなったのですが、自転車旅を終えるとまたゲストハウスに戻ってきて、事務や清掃の仕事をするなどして、また時期が来たらさくっと世界のどこかに旅立っていきました。

お金がなくなったり、軍資金を集めるときに集中して働くというスタイルは潔くてかっこいいなあと憧れていました。「地球で遊ぶ」を地で行く人で、こういう人との出会いがあるのもゲストハウスや安宿の面白さだと思います。

名古屋でカフェを経営するデザイナーノマドのAmiさん

色々な国を訪れることもあり、蚤の市や店舗を訪れて、アンティークやヴィンテージの雑貨などの買い付けをしています。またその商品を購入した国のことなども伝えたいと思い、YouTubeも始めました。

ノマドワーカーというとIT系の職業を想像することが多いと思いますが、日本のクライアントや協力してくれる人がいれば、アナログなビジネスも可能です。

家族でノマドを実現している、清野奨さん

桜前線のように季節の旬を追うノマド農家の人。両親がワールドスクーラー（ノマド）で、本人も生まれてから今まで（当時20代前半だったような）コリビングスペースでしか住んでことがないという人に会ったことがあります。

世界中のアートレジデンスを渡りあるく芸術家もいましたし、ノマドという枠にしばらなくともあらゆる生活のスタイルに移動の自由が溶け込んできていると感じています。

ヨガインストラクターと映像作家の夫婦、旅する鈴木さん

南アフリカ出身の冒険家の方と出会いました。住居はスイスにあるのですが、フランスでテレビ番組を持ち、大企業のスポンサーをつけて地球を縦に一周するなど、どんな国からも必要とされる最強のノマドの人でした。

彼は常に「どんなことでも実現できる、絶対に諦めるな」と言います。そして私たちに「旅を続けろ」と熱く語ってくれました。本当にすごい人は、住む場所はどこでも関係ないのだと教えられました。

蔦屋書店で働き、世界131ヶ国を旅する森卓也さん

ハンガリーのブダペストでノマドなギャンブラーに会いました。ゲストハウスのラウンジでパソコンを広げ、カードゲームをしているかと思ったらオンラインカジノで世界各国の参加者と勝負中でした。毎日淡々と計画的に稼働をし、ときどき世界各地のカジノのある街へ勝負にでかけていました。

宝石のバイヤーとして、タイを拠点にインドへ買い付けの旅をする友人がいます。日本とタイで作業系を任せられる人を探して、半自走にすると意気込んでいますが今はプログラマーと兼業とのこと。

国連加盟国196ヶ国に訪れた、二宮信平さん

ネットショップ運営はマイナーな仕事ではありませんが、現地での買い付けから、通関、在庫管理、商品ページつくりなどなどを経てお客様へ発送するまでひとりでやってるのはレアかと思います。

元々は仕事ではなくシンプルに旅好きでバックパッカーをしていて、30歳の誕生日にネットショップを始めて、その資金も携えつつ国連加盟すべての193ヵ国を旅しました。

その経験を活かして今はネットショップを運営していますが、個人的には私の仕事は「旅」だと思っています。その一部として始めたネットショップがたまたま当たったのであまり他のことに手を出せていません。

ベトナムのIT企業出身のくるまとしはるさん

2022年現在ジョージアにはノマドラーメン屋さんがいます。6年間、家族で世界1周中をしながらメキシコやモロッコ、ジョージアなど各国でラーメン店を展開し、国を移動する際には事業売却して次の事業資金を作るという実業家ノマドワーカーの方です。

実業以外にもラーメン屋さんを出したいという各国の飲食関係者からコンサルのオファーもあるようで、非デジタル系のノマドも成立することに驚きました。

書籍「海外ノマド入門」の中身を覗き見できます

書籍の詳細とサンプル

「海外ノマド入門」が全国の書店・Kindleで発売中。56人の海外ノマドと執筆した、場所にとらわれない働き方の入門書

株式会社スラッシュワーカーズ（以下、スラッシュワーカーズ）代表取締役 ルイス前田の著書『海外ノマド入門』が、2023年2月中旬より全国書店・Kindleなどの電子書籍にて販売されました。「好きな場所で暮らせるようになりたい」と思って[…]

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