ノマドが仕事のモチベーションを維持するコツは？

海外ノマドとして毎月違う国で暮らしているルイス前田です。この度、世界中を旅する海外ノマド56人と「海外ノマド入門」を執筆しました。Googleで調べても載っていない、場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。

辛いことも、泥臭いことも、海外ノマドの現実を正直に書きました。ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。

海外ノマド入門 ここではない場所で生きていく

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さて、本記事ではここからが本番です。紙面の関係で、海外ノマド入門にどうしても載せきれなかった原稿がたくさんあります。

このまま、Google Driveに眠らせておくにはあまりにもったいないので、無料版「海外ノマド入門」として掲載します。

Webメディアだとスペースに制限がないので、原稿はできるだけ無修正です。ありのままの海外ノマドたちの想いや経験、知恵をお楽しみくださいー！はい、ここまでで導入は終わりです。

今回のテーマは「ひとりで仕事をするノマドのモチベーションの保ち方」

毎日同じ会社に出社するわけでもなく、進捗を尋ねてくれる上司がいるわけでもないノマドは仕事に対してのモチベーションを自分で管理していかないといけません。そこで今回は海外ノマド10人に「仕事へのモチベーションを保つコツ」を聞きました。

海外ノマド本の筆者、ルイス前田の場合

経歴から「すごくモチベーションが豊富な人間」だと思われやすいのですが、実はモチベーションは低めです。少ないモチベでも仕事を進めるために、睡眠時間だけは削らないようにしています。どんな状況でも8時間は寝るようにしていて、徹夜は絶対にできません。

会社員として働いている時は低モチベ・低体力だったので、日中が眠くて辛くて仕事が進まなかったです。今は睡眠時間を自分で決められるようになったので、低モチベ・高体力でモチベーションがなくても身体が元気なので仕事は進むようになりました。

仕事が進めば段々と楽しくなってきてモチベーションも上がってくるので、モチベーションに悩んでいる人はまずは睡眠から改善してください。

リュックひとつで毎月違う国で暮らすアラサーKOHさん

仲間がいるとモチベーションが保てます。ノマドは世界中どこであろうと在宅勤務者なので、「ひとり」という環境にさらされます。この環境はモチベーションの対極です。もちろんひとりで黙々と業務をできる人もいますが、ほとんどの人間は怠惰な生き物です。

しかし、人間は周りを気にする社会性を持っているので、「仲間かと一緒にやる」ことでモチベーションを保てます。同業者と収入を競ってみたり、タスクや日報や週報を共有してみたり。その手法は多岐にわたります。

元看護師の海外ノマドmasaさん

「とりあえず5分間だけやる」を徹底しています。だいたいタイマーを付けてはじめの5分だけやってしまえば、あとは意外と続くことが多いです。もちろん、それでも続かない場合もあります。

その場合は素直にあきらめて15分とか30分後にもう一度やってみる、と未来の自分に期待するようにしています。少なくとも3回以内には、ある程度集中してできるようになりますし、それでもダメならたぶんその日は休んだほうがいいです。

Vyondアニメクリエイターで元車夫の飯田さん

天邪鬼かもしれませんが、モチベーションに頼らないことがモチベーション維持の方法です。誰でも必ず気分の落差はあり、楽な選択を取ってしまうため、モチベーションに依存するのは危険だと思っています。

なので私は次の日のやることリストを前日に作るようにしており、次の日の自分に考える時間を与えないようにしてきました。いつ何をやるのかを明確にすることで、機械的に作業するようにしています。

それでもやる気が出ないときは、酒を飲んで寝ます。

新卒から13年勤めた大手メーカーを退職した、大澤あつみさん

ノマドワーカーになった理由は「好きなときに好きなところで好きなことをする」を叶えるためです。会社員と違って、自分で仕事を選べるので、やりたい仕事しか受けないことが重要だと思っています。

初めのうちは、生活のためにお金を稼ぐ仕事も必要ですが、自分がやっていて楽しめる、成長できる案件を優先するようにすると、モチベーションが維持できます。それに、好きなときに好きな海外旅行ができるのが何よりのモチベーションになります！

就職経験ゼロの新卒ノマド、木村拓也さん

やりたくないことは極力やらないことで、極端にモチベーションを下げないようにしています。とはいえモチベーションに関係なく安定した成果を出すのがプロの仕事なので、モチベーションキープを意識することはほとんどありません。

面倒だなぁと思っても、5分10分手を動かせば仕事は進んでくるので、単純にやるかやらないかという側面が大きいと思います。せっかく受ける仕事や働き方を選べる生き方をしているのだから、嫌な仕事は人生から排除していきたいです。

ジョージア拠点のノマド女子大生、夢野さん

理想のライフスタイルである「旅をしながら稼ぐ」を将来実現するための準備期間だと捉えています。人と違った道に進む分、努力や苦労はつきものだと思っています。やればやるほど収入に繋がり、叶えたい夢に近づけるので頑張れます。

あとは、周りになりたい理想像や目標を語っておくと逃げ道がなくなって努力せざるを得なくなるので、おすすめです。夢は口に出せば叶うといいますが、こういうことか〜と自分を納得させています。

新卒NTTデータからノマドになった、岡村龍弥(シャンディ)

そもそもやりたくない仕事をしているときにしかモチベーションという単語はでてこない気がします。やりたいことをやってるときは夢中になってるので、頑張るとか、モチベーションという単語が頭にでてくる人はいないんじゃないでしょうか。

せっかくノマドワーカーという好きなときに、好きな場所で好きなことをできるライフスタイルを選んだのであれば、とことん自分の好きを追求した仕事を探せばいいと思います。が、とはいえやりたくない作業をしないといけない時もあるので、そのときは諦めて嫌な作業だけをまとめてする日を作って集中してやりますよ。

Webエンジニアの一戸英理子さん

ノマドでワーケーションをしてるときは、その土地にいる事自体が貴重なので「早く終わらせて○○行きたい！」とか「○○したい！」と土地にいる時間でしかできないことに思いを馳せて早く終わらせるようにしています。

自宅にいるときは1ヶ月以内にどこかに行ったりイベントに参加する予定を立ていて「あと○日でこの楽しみがあるから頑張ろう」とご褒美を目の前にぶら下げておく戦法でモチベーションを保っています。

砂漠マラソンを5つ走破した冒険家ノマドMaSaToさん

「ノマドになりたくて、自由な仕事をしたい」ではなく、「やりたいことをしてたら、そのまま旅が仕事になった」というタイプです。26歳の時に会社員を辞めてから9年経ってますが、今でも「やりたいことをどう叶えていくか」という夢がスタート地点なので、大変なことも乗り越えていくことにいつもワクワクしています。

また、旅をしていると、志が高い人と出逢うことが多いので、そういった友達と再会することが心に火をつけてくれます。

書籍「海外ノマド入門」の中身を覗き見できます

書籍の詳細とサンプル

「海外ノマド入門」が全国の書店・Kindleで発売中。56人の海外ノマドと執筆した、場所にとらわれない働き方の入門書

株式会社スラッシュワーカーズ（以下、スラッシュワーカーズ）代表取締役 ルイス前田の著書『海外ノマド入門』が、2023年2月中旬より全国書店・Kindleなどの電子書籍にて販売されました。「好きな場所で暮らせるようになりたい」と思って[…]

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