海外ノマドとしてやっていける自信がついたのはいつ?何がきっかけ?

  • 2023.09.26

海外ノマドとして毎月違う国で暮らしているルイス前田です。この度、世界中を旅する海外ノマド56人と「海外ノマド入門」を執筆しました。Googleで調べても載っていない、場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。

辛いことも、泥臭いことも、海外ノマドの現実を正直に書きました。ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。

 

さて、本記事ではここからが本番です。紙面の関係で、海外ノマド入門にどうしても載せきれなかった原稿がたくさんあります。

このまま、Google Driveに眠らせておくにはあまりにもったいないので、無料版「海外ノマド入門」として掲載します。

 

Webメディアだとスペースに制限がないので、原稿はできるだけ無修正です。ありのままの海外ノマドたちの想いや経験、知恵をお楽しみくださいー!はい、ここまでで導入は終わりです。

 

今回のテーマは「海外ノマドとしての自信がついたきっかけ」

独立のタイミングでは誰だって不安はつきもの。そこで今回は海外ノマド12人に「海外ノマドとしてやっていける自信が持てたタイミングやきっかけ」を聞きました。

 

海外ノマド本の筆者、ルイス前田の場合

これならノマドを続けられそう!と感じた瞬間の1つ目は月収が5万円を超えた時です。ノマドの聖地ジョージアの生活費が5万円と知っていたので「これでジョージアなら生きていけるな」と一安心しました。

2つ目は会社員時代の収入を超えた時です。決して高収入ではなかったし、同期と比べるとむしろ少なめでしたが「自分の力だけで会社員よりも稼げた」のはとても嬉しかったです。

3つ目はノマドの友人たちができた時です。ひとりでノマドを目指していた頃と比べると、何かあった時に相談ができる関係はとてもありがたいです。

ルイス前田
1人10職で83ヶ国を旅しているノマドワーカー。大学時にニューヨーク留学と世界一周を経験。旅仲間と一緒に株式会社TABIPPOを起業し、旅行メディアの編集長を務める。現在は株式会社スラッシュワーカーズの代表を務めながら、海外ノマド体験「ノマドニア」を世界5ヶ国で運営中。Twitter:@NY_ruisu Instagram:@louis_nomad

 

旅行ブロガー&マーケターノマドの鈴木信さん

2021年ヨーロッパで仕事していた際に、担当していたメディアの収益が2倍になったときです。

クライアントさんが日本で動いていてくださるため、どうしても負い目を感じてしまっていたのですが、ノマドの状態でしっかりと数字の結果を出せたことが自信につながりました。ヨーロッパでも日本と同じ感覚で仕事ができる!と胸を張って言えるようになった出来事です。

鈴木信
43ヶ国渡航の旅ブロガー×旅行会社のWebマーケター×メディアディレクター。会員数1200人超のオンラインスクールのブログ講師も担当している。仕事も海外も大好きなので、海外ノマドは生きがい。やりたいことはヨーロッパでアイランドホッピングと全米全豪全英全仏オープン制覇。Twitter:@worldtips0106

 

広告代理店勤務で、会社員ノマドのすぎやまさん

会社名義ではなく、自分名義でお仕事をいただけた時に少し自信が持てた気がします。最初は知り合い内での挙手性の公募だったので思い切って「やります」と手を挙げたことがお仕事のきっかけでした。

そこに至るまでは自分が何者で、何を生業としているのかを色んな場所で発信し続けた結果に任せてもらえたお仕事だと思っています。だから、普段からやっていること、できること、お仕事のシェアはしていくことにデメリットはないなという学びになりました!

すぎやま
広告代理店に勤務しながら、メディア編集長を兼務する会社員。リモート勤務をいいことに各地を飛び回り、面白い人を探している。ヨーロッパ留学経験を基に各国の友人に会いに行っているので日本にいたりいなかったり。「場所にとらわれない働き方」 や「暮らしながら旅をする」がモットー。Twitter:@tabi_macska

 

就職経験ゼロの新卒ノマド、木村拓也さん

初めて個人で仕事を受けて収入を得たときから、このままノマドワーカーとしてやっていけるだろうと思いました。1記事1万円の記事執筆案件が最初の仕事で、これを月に10件受ければ東南アジアで生活できるなと感じ、その時点で十分な自信を持てていたと思います。

仕事が上手くいかずに収入が落ち込むこともありましたが、やればどうにかなるという気持ちが常にあったため、安定したメンタルで仕事に挑めていました。

木村拓也
新卒でフリーランスになった就職経験ゼロ系ノマド。Webメディアのコンテンツマーケティングをしていたが、YouTubeマーケターに移り変わりつつある。40歳までにNPO法人を設立したいので自己研鑽に励んでいる。特に旅行が好きというわけではないので、海外に行っても引きこもりがち。Twitter:@Takuya_3003

 

筋肉YouTuberでパーソナルトレーナーのオカザーマン

継続的なお仕事がもらえるクライアントさんが複数できた時です!常に新しい単発仕事のみだと精神衛生上も不安が大きくなると思います。継続的にお仕事をいただけるクライアントさんが最低でも2社見つかれば空いた時間で単発仕事や新しい継続案件へ応募する際も気持ち的な余裕が持てるかと思います。

僕の場合は自分の発信や、営業メール・友人からの紹介でそのような方からお仕事をいただけるようになりました!

オカザーマン
世界の筋トレ情報を和訳して解説するYouTubeチャンネル「筋肉翻訳」を運営している。チャンネル登録者は5万人を超え、YouTube投稿がきっかけで動画制作に興味を持つ。現在はパーソナルトレーナー、FPVドローン撮影、動画制作、翻訳、YouTubeコンサル、コミュニティ運営などを行っている。Twitter:@okazerman

 

ジョージア拠点のノマド女子大生、夢野さん

過信と言われればそれまでですが、根拠のない自信はなぜか常にあります。私なら大丈夫という自分に対する根拠のない自信と共に、周りの方からの言葉も自信に繋がっています。

ジョージアで出会ったノマドワーカーや、日本を出る時に応援してくれた友達の「夢野なら大丈夫」という言葉で単純ながらめちゃくちゃやる気になりました。思ってなくてもいいので応援の言葉だけをかけてくれた方が、やる気もパフォーマンスも上がります!!

とても分かりやすい、褒められて伸びるタイプです。

夢野
大学を休学して「ノマドニア」を卒業後、東欧ジョージアでノマド修業中の青学生。国内外問わず旅行が大好きだったため、旅しながら稼げるようになりたくて就活をやめる。学生をしながらフリーランス兼ノマドワーカーを目指している。時間にも場所にもとらわれない生き方を目指して模索中。Twitter:@07yum1

 

PR会社を運営する塚田エレナさん

会社員時代に3つのポイントが重なり、海外に出たい!と思ったとき「今だ!やろう!」と思いました。

① 自分が一人でタスクベースでプロジェクトのすべてをこなせるなと思った(予算感の感覚・コミュニケーション含め)。
② それが出社の必要がなく、PCだけで完結できるなと気づいた。
③ 周りに副業をしたい・フリーランスになりたいと公言していたら、お仕事をいただくことができた。
※会社員時代と今、同じ職種の仕事をしてます

塚田エレナ
自分に合った生き方と働き方を求め、外資系広告とPR代理店を経て2019年に独立。ワーホリ×フリーランスのデジタルノマドとしてドイツを拠点に活動後帰国し、2020年にPR会社を設立。現在はグローバルに事業を展開中。2022年より海外ノマドも復活。どこでも誘われたらなるべく行く。Twitter:@Elenaaa10t

 

広告代理店出身の起業ノマド、杉野遥奈さん

独立するタイミングはまだ個人で稼ぐスキルがなかったのですが、ノマドになろうと決心できた大きな理由は2つあります。1つは、バックパック旅経験から「最悪5万円あれば安い国で生きていける」というのを知っていたこと。

2つ目は、退職前に経営者やフリーランスの方に沢山会って、「自分にとっての得意なことは誰かにとっての苦手なこと」であり、そのマッチングさえ出来れば価値提供になりお金が稼げると分かったことです。そういった実体験から「自分を信じる」という意味での自信がつきました。

杉野遥奈
拠点を持たずにスーツケース1つで旅暮らしをする旅する起業女子。大学時代に計2年間の旅と留学を経験後、サイバーエージェントに入社。広告企画営業と新規事業の責任者を経験後、旅暮らしをするために独立。現在はWebデザインスクールの運営やWeb制作事業を行いながら、自由な生き方を発信中。Twitter:@haru0127x

 

Webエンジニアの一戸英理子さん

ニュージーランドに語学留学した時ITエンジニアって名乗ったら、そこには他業種の人ばかりがいて「その仕事ならどこでもできるし英語話せるようになったら就職もできそうだね。羨ましい」と言われたため「このスキルって特殊なのかな?」と思い今いる場所でできる仕事を探したら3つぐらい一気にオファーが来たことが自信につながったきっかけになりました。

エンジニアばかりいる環境では不足してることもわからなかったので、外の世界に飛び出してみるのはいいことでした

一戸英理子
海外在住歴10年を経て帰国後、フリーランスを経てITの会社を立ち上げたノマド。たまたまITエンジニアとして就職した時に、周りに「どこにでも行けますね」と気づきを与えてもらい、その後は場所を選ばず働けるスキルを得ていることにメリットを感じて様々な場所で仕事をしている。Twitter:@EringoCebu

 

元公務員ノマドのあやかさん

実際に9ヶ月間の海外ノマド生活を終えてからです。この期間は、ヨーロッパ、中東など計7カ国を巡りました。このときに、仕事との両立(時間の調整、新規案件の獲得など)や移動や、時差や移動などの体力的な部分を実際に体験し、よっぽどのことは大丈夫だと思いました。

日本にいる時もたまにワーケーションで全国を旅することがありましたが、圧倒的に移動量や環境が違う中での生活を乗り越えたことでよりノマドとしての自信がつきました

あやか
スキルゼロ、人脈ゼロ、営業経験ゼロから独立した、元公務員ノマド。現在はLINEを中心としたWebマーケティング事業を行っている。2022年2月から9ヶ月間、世界を7ヶ国ほど旅しながら仕事をしていた。旅先でのカフェ巡りが趣味で、今までに訪れた世界のカフェは約150ヶ所。Twitter:@uayk_iro

 

ライター&カメラマンの女性ノマド、伊佐知美さん

ノマド歴10年ほどですが、振り返ると2つありました。1つ目は、1本500円だった記事単価報酬が、1本2万円以上になった時。単純計算で、毎日記事を書いたら月収計算で生きていけるな、と思ったから。

2つ目は、世界の旅をすると普通は銀行残高が減るはずなのに、旅をすればするほど、残高が増える現象に切り替わった時。旅=娯楽ではなく、仕事になってくれたのだなと考えられるようになったから。

伊佐知美
「旅と暮らしを行ったり来たり。そうやって過ごす日々から紡がれるもの、全て」、「軽やかに生きる」をテーマに旅のあるライフスタイルを追いかけて数年。日本1周、世界2周、4ヶ国の語学留学、無拠点生活など長年の旅暮らしを経て、2022年に沖縄にて起業。著書に『移住女子』(日・韓)。Twitter:@tomomi_isa

 

家族でノマドを続けるラーメン職人のクニさん

2018年長女が1歳半の時、モロッコでラーメン屋を開業したことが僕たちノマド家族生活の大きな転機になっています。それまで夫婦二人で何となく生きれていた生活から、覚悟を決めた瞬間でした。

初めた当初は鶏がらスープにパスタ麺でお客さんにお出ししていましたが、世界中のお客さんからの叱咤激励を受けて、自家製麺・無化調スープを開発し5スターを頂けるまでに成長しました。

海外で活躍したい日本人をサポートする事に喜びを感じる僕たちは、コロナ後、レシピから経営方法を2代目に託してから、揺るぎない自信が確立しました。何があっても大丈夫!

クニ
家族で旅するように暮らす実業家ノマド・3姉妹の父。ニューヨークで妻と出会い、場所や風習にとらわれない「自由な生き方と子育て」を実践中。現在は国籍を問わない飲食コンサルをしている。世界中に『地球RPG家族(家族でふざけたロールプレイングゲームを楽しむ暮らし)』を発信中。Twitter:@earth_rpgfamily

 

書籍「海外ノマド入門」の中身を覗き見できます

書籍の詳細とサンプル

株式会社スラッシュワーカーズ(以下、スラッシュワーカーズ)代表取締役 ルイス前田の著書『海外ノマド入門』が、2023年2月中旬より全国書店・Kindleなどの電子書籍にて販売されました。「好きな場所で暮らせるようになりたい」と思って[…]

 

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・なぜ、海外ノマドになりたいと思いましたか?
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・ノマドワークをするために、時間管理で工夫していることや心がけていることは?
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海外ノマドに必要なキャリア
・社会人経験がまだありません。それでも海外ノマドになれますか?
・子どもがいても海外ノマドになれますか?大変なことや工夫していること
・IT業界での経験ゼロ。それでも海外ノマドになれますか?
・独学でノマドになれますか?企業に入って経験を積むべきでしょうか?

海外ノマドのマインド
・海外ノマドとしてやっていける自信がついたのはいつ?何がきっかけ?
・海外ノマド12人が考える「ノマドワーカーに必要なマインド」とは?
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海外ノマドの未来
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