商品・サービスを正しく分析できる4P4C分析の手順【事例あり】

商品分析
  • 2021.05.31

マーケティングが大規模になるほど、戦略的なマーケティングや関係者の認識統一、を目指して自社や顧客、競合の分析などが必要となります。

そのためのペルソナ作成やカスタマージャーニーの把握などは別記事で手順を解説しましたが、今回は会社の商品・サービスを把握するための4P分析と4C分析の手順を説明します。
» 参考:【サンプル公開】ペルソナ作りはマーケティングに必須の技術です
» 参考:カスタマージャーニーの作り方【誰でもできる】

 

4P分析と4C分析とは

4P分析は自社目線で、4C分析はユーザー目線で、商品やサービスについて整理・分析するフレームワークです。

4P分析は商品・サービスを以下の4つの視点で分析します。

  • 製品(Product)
  • 価格(Price)
  • 流通(Place)
  • 販促(Promotion)

4C分析の視点はこちらです。

  • Customer Value
  • Cost
  • Convenience
  • Communicaiton

4P分析も、4C分析もマーケティングにおいて長く使われているフレームワークですが、一方の分析だけだと不十分です。

それぞれの分析項目に対応する形で4P&4C分析のフォーマットを作成したので、企業側とユーザー側の両面から漏れなく分析したいときに使ってください。

 

4P4C分析のフォーマット

4p4c分析のフォーマット

4P4C分析のフォーマットは左側に4P分析、右側に4C分析を配置して、それぞれの視点がかみ合うように並び替えました。

 

世界一有名な飲み物である「コカ・コーラ」を例にすると、このような分析になります。

コカコーラの4p4c分析

 

4P4C分析の手順

4P4C分析までをするにはいくつかの手順が必要です。

  1. 商品・サービスの顧客を特定する(ペルソナの作成
  2. 顧客が商品・サービスを購入するまでの流れを整理する(カスタマージャーニの作成
  3. 商品・サービスの競合を把握する
  4. 4P4C分析を実施する
  5. 分析結果についてフィードバックを受ける

大切なのは、顧客の特定と分析結果へのフィードバックです。顧客がずれていると、的外れな分析結果になります。例えば、10代男性と60代女性では両者ともコカ・コーラについて知っていても、期待するメリットが大きく変わります。

10代男性は純粋に喉を潤すためにコーラを飲みますが、60代女性なら孫に買い与えるためにコーラを購入しているかもしれません。

 

また、自分だけの分析では偏りや思い込みが発生するので、分析結果はチーム・関係者に共有してフィードバックを受けましょう。草案がある上でのフィードバックは建設的な議論になるので、新しい視点や施策を思いつくきっかけにもなります。

 

商品・サービスを正しく分析できる4P4C分析の手順 | まとめ

本記事では商品・サービスを正しく分析できる4P4C分析の手順を解説し、フォーマットと具体例を紹介しました。他にもWebマーケティングが勉強できる記事をたくさん書いたので、自信がない分野をぜひご覧ください。

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