子供がいても海外ノマドになれる？大変なことや工夫していることを実践者に聞きました

2023.09.26

世界中を旅する海外ノマド56人が執筆した「海外ノマド入門」を発売しました。Googleで調べても載っていない、場所にとらわれずに働くノウハウが詰まっています。

辛いことも、泥臭いことも、海外ノマドの現実を正直に書きました。ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。

海外ノマド入門ここではない場所で生きていく

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さて、本記事ではここからが本番です。紙面の関係で、海外ノマド入門にどうしても載せきれなかった原稿がたくさんあります。

このまま、Google Driveに眠らせておくにはあまりにもったいないので、無料版「海外ノマド入門」として掲載します。

Webメディアだとスペースに制限がないので、原稿はできるだけ無修正です。ありのままの海外ノマドたちの想いや経験、知恵をお楽しみくださいー！はい、ここまでで導入は終わりです。

1 今回のテーマは「子連れでの海外ノマド」
2 家族でノマドを続けるラーメン職人のクニさん
3 フォトグラファー・インスタグラマーの石井小百合さん
4 イスラエル拠点のデザイナーノマド、しずかさん
5 書籍「海外ノマド入門」の中身を覗き見できます
6 連載「海外ノマド入門」の人気記事

今回のテーマは「子連れでの海外ノマド」

今回は3人の海外ノマドに「子連れでの海外ノマドは可能か」を聞きました。

家族でノマドを続けるラーメン職人のクニさん

子供ができる前からノマドですが、妊娠が分かっても変わらずノマドです。

各国で出産・育児をしていますが、毎度現地と繋がり、幼稚園や学校・ベビーシッターなどのコミュニティの力を借りています。子供が出来て移動が多少困難になりましたが、そこは余裕を持って準備するようにしています。

かわりに子どもがいると現地での付き合いが広がるため、色々なコミュニティに顔を出して家族で国際交流ができるように意識しています。そのお陰か、子供も多言語話者で、コミュニケーションが大好きです！

クニ
家族で旅するように暮らす実業家ノマド・3姉妹の父。ニューヨークで妻と出会い、場所や風習にとらわれない「自由な生き方と子育て」を実践中。現在は国籍を問わない飲食コンサルをしている。世界中に『地球RPG家族（家族でふざけたロールプレイングゲームを楽しむ暮らし）』を発信中。Twitter：＠earth_rpgfamily

フォトグラファー・インスタグラマーの石井小百合さん

夫婦でノマドの場合は、仕事と子育てを両立しながら子供を連れて多拠点で生活できると思います。私の場合は夫が会社で働いているので、現在2歳でイヤイヤ期の娘がいますが、さすがに一人で子供を連れ回す気力はないです。

人の性格や土台となる部分が出来上がる3歳まではがっつりと子供と向き合おうと思ってます。(たまに旅行して満足してます。) 幼少期は大人に対して、上手く言葉が紡げずに伝えられないことを溜め込んでしまいます。それを汲み取って消化できる環境にあるのかが重要な気がします。

石井小百合
クリエイティブフォトグラファー。国内外のホテルや企業のInstagramアカウントのディレクションや撮影に関わる。現在は、東洋医学を勉強中。著書に『太陽とハグするイビサ島ガイド』『GENIC TRIP スペイン・コルドバ』。今後は出産フォトグラファーとして海外も視野に入れて活動予定。Instagram：＠sayubaby3181

イスラエル拠点のデザイナーノマド、しずかさん

1人の時より自由な時間は減りますが、自分次第で可能だと思います。日本で英語などの習い事にお金をかけるより、色んなものを見せてあげたほうが価値があると思ってます。

どうしても1人で出張などある時は、現地のベビーシッターや夫の協力を仰ぎます！海外の場合日本よりもベビーシッターや友人に預けやすいので助かります。

大変なことは、時差のあるコミュニケーションが多く、家族との時間を削って仕事をすることもあることです。子供にとって親との時間はかけがえのないものだと思うので、いつも葛藤しています。

しずか
キャリアも子育ても諦めない3歳児のママ。フリーのデザイナーをしながらスタートアップのCCO、イスラエルSaaS企業の日本進出の手伝いなどをやっている。パートナーはイスラエル人。フランス語と英語、日常レベルのヘブライ語が話せる。働く場所を選ばない利点を活かして、娘がもう少し大きくなったら世界旅行に行くのが目標。最近の興味はお金の管理。